調整ルームに隔離しても意味なし

 5/3JRAより調整ルームにて今村聖奈、古川奈穂、永島まなみ、角田大河、河原田菜々、小林美駒の6騎手がスマートフォンを使用したため、30日間の騎乗停止を発表しました。

 競馬開催の前日から調整ルームで隔離され、スマホなどの通信機器を持ち込め無い事は競馬法を勉強してないファンでも知っております。

 今村聖奈騎手は認識の違いと言い訳してますが、嘲笑されるくらい誰でも知っているルールでしょう。

 調整ルームに隔離する理由としては、八百長を防ぐ為、公正な競馬を施行する為というのはファンでも知ってます。

 まず初めに、今回ルールを破った騎手を擁護するつもりは一切ありません。
 
 その上で、前日に調整ルームに隔離して八百長が防げると思いますか?

 隠せばスマホを持ち込める調整ルームなんて意味ありますか?

 隔離すれば問題は無くなるという考えは、コロナ禍における日本人の責任の所在をはっきりさせる行動と似ているなと思いました。

 コロナ禍において、家やホテルで隔離したり、アクリル板で隔離したりと、あまり大きな効果を持たないと判明してからも引き続きルールを維持しておりました。

 前日から調整ルームに隔離したとて、本気で八百長をやろうと思えば出来ます。

 八百長の問題の根源はそこではないです。
 
 八百長が起こる大きな原因は競技者に大きな報酬が得られない場合ではないでしょうか?

 例えば地方競馬では中央競馬より賞金が安い為に、未だに八百長が疑われるレースが多いです。

 しかし、中央競馬ではほとんどの騎手が充分な収入を得られて要るために八百長を行う方がリスクが高いです。

 勝てない一部の騎手が八百長に手を染める可能性がありますが、一人や二人でやったとて成立する可能性が低いですし、そもそも勝てない騎手に八百長を遂行する腕はありません。

 この様にそもそも八百長が起こるリスクが少ないJRAにて、騎手が過ごすはずの家族との時間を奪い、隔離する理由があるでしょうか?

 全世界の競馬で隔離する施策を行ってる組織はありません。

 おそらくJRAとしては、これだけやってるので八百長なんで起こるはずがないし、八百長起きてもJRAはやることやっているので責任は騎手ですよと、責任の所在をはっきりさせる為だけに行っているのではないでしょうか。

 そもそも騎手全員を一箇所に集める方が八百長の温床になりませんか?

 でもファンとしては調整ルームに隔離されようが、されまいが関係ないので、騎手自身で結託して廃止の運動を起こさなければ永遠にこのままでしょう。

 

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