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2024.04.13〜14 今年度の栽培、加工、商品化へ向けた打ち合わせ、および白糠のアイヌ関連施設

今年度の白糠町新農業ビジョン推進協議会および経産省FSの予算で実施する取り組みについて、生産者やシェフの方々との打ち合わせを行いました。(徳楽)

【矢部農場】
白糠町役場経済部の齋藤さんの運転する役場公用車で、白糠町庶路川沿いの矢部さんの農場へ伺いました。矢部さんは白糠で新規就農された方です。詳細は以下の記事をご覧ください。

矢部さんは、かぼちゃ、長芋、大根などを生産する傍ら、昨年度もプロジェクトで選抜した植物の栽培試験をしていただきました。今年度は、種類と量を増やした栽培試験を実施していただきます。

今年度の栽培について打ち合わせ中

【泊別圃場】
白糠町営の泊別圃場がこの春をもって閉鎖されます。この圃場は、これまで様々な栽培試験を行なってきた思い出深い畑です。現在、植えられている栽培植物の株は5月頃矢部さんの農場へ移植予定です。

泊別圃場

【乳呑自然公園】
「乳呑(チノミ)」は、「チ(我ら・私たち)・ノミ(祭る・祈る)」という意味を持つアイヌ語地名で、“物送り場”のことを表し、周辺のコタンの共同祭場として、人々が集まる場所であったと考えられています。白糠町では、乳呑自然公園を再整備し、アイヌの方々の植物利用に関する情報の展示も行なっています。乳呑自然公園については、以下のページを参照ください。

植物の利用法の展示もある乳呑自然公園

【白糠アイヌミュージアムポコロ】
白糠町では、和天別の旧アイヌ文化拠点施設「チセ」を改修し、4月14日にアイヌミュージアムポコロを開業しました。ミュージアムには、衣装や道具の他、住居、高床式食料庫、熊送り儀式のための熊檻、また白糠町出身の間宮喜代子さんの刺繍などが展示されています。その他、今年の秋に公開される映画シサムの特別展示もありました。

白糠アイヌミュージアムポコロ入口

ミュージアム内ではアシルトイタのプロジェクト動画も映像アーカイブとして視聴することができます。

映像アーカイブとしてアシルトイタプロジェクトの動画を公開
動画再生中

【大前産業】
昨年28種の植物栽培を行った大前産業さんで今年の栽培試験の打ち合わせを行いました。現在栽培していいる植物の多くが多年草です。昨年収穫したあとの株から新たな芽吹きが始まっていました。今年度も作物化、商品化へ向け、様々な栽培試験を行います。

株を確認する様子

【レストランはまなす】
レストランはまなすのオーナーシェフ谷口さんと栽培植物のレシピ開発に関する打ち合わせを行いました。谷口シェフには洋食の観点からレシピ開発をサポートいただきます。

谷口シェフとの打ち合わせ

【ホテルまつや】
ホテルまつやのオーナーシェフである野田さんと打ち合わせを行いました。野田さんは和食の観点からメニュー開発をサポートいただきます。

野田シェフとの打ち合わせ




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