「感謝と人間性とサッカー人生」 上田輝
こんにちは!今回部員noteを担当させていただく経済学部経済学科3年の上田輝(うえだひかる)です!主に左サイドバックでプレーをしています。
今思えば、この生まれてから21年間こんな風に文章を書いたことは無かったので、自分がどういう人なのか、そして読んでくれた方全員に上田輝とはどんな人物なのかを知ってもらえるよう思うがまま書きます!
初めは、どんなサッカー人生を送っているのか事細かに書こうと思いましたが、書いていたら流石に長すぎたので、それは大学サッカー引退noteの時にでも書くことにしましょう。
良くも悪くも私にはサッカーしかない、サッカーと共に生きる人生。
そんな人生を簡単に振り返りながら、書いていこうと思います。
それではスタート!
振り返ってみると、私は運が良いサッカー人生でサッカーしかしてこなかった人生だと思っています。
小学校が2校、中学校も1校しかなくコンビニも3店舗しかないようなド田舎の埼玉県越生町で育ちました。
同級生が5人、6年生の試合に3年生が出ているような越生SSというチームでサッカーを始め、負けばかりで負けて当たり前の弱小チームでしたが、ただただ伸び伸びと楽しくサッカーをしていました。
弱小チームでサッカーを始めた小学生時代でしたが、越生SS出身の2個下には現在、徳島ヴォルティス所属(ヴィッセル神戸から育成型期限付き移籍中)の櫻井辰徳くんがいます。
辰徳は素晴らしい選手なので皆さんも是非DAZNで辰徳のプレーを見てみてくださいね!
一方私はFWとしてゴールを取ることしか考えていない、サッカー馬鹿わんぱく小学生時代でした。
そんな中、中学に進み帰宅部として所属する傍ら、弱小チームから一変、県内では知らない人はいないような強豪クラブチームである坂戸ディプロマッツFCに奇跡的に合格し、入団することになりました。
この中学3年間は人間として大きく成長させてもらったと思っています。
入団当初、周りには自分より上手い選手しかおらず、コーチからも怒られてばかりで毎日練習についていくのもやっとのこと。
入ってすぐにポジションもFWからサイドバックに転向することとなり、私のサッカー人生に大きく影響した3年間でした。
ですが、このチームに入って本気でサッカーをすることが出来たからこそ、サッカーを通じて様々な人と出会い、さまざまな困難にぶつかりながらも、本気で努力をする素晴らしさを学ぶことが出来ました。
この頃コーチからよく言われていた「サッカーができるのは当たり前ではない」という言葉の重みを、最近ひしひしと感じています。
4月で大学4年生になり、学生サッカーの最後がどんどん近づいてきて、この先サッカーをしたくても本気でできる環境がなくなってしまうかもしれないという恐怖からなのか。突然の病や事故に遭ってサッカーができなくなってしまうかもしれないからなのか。昨年、東京都大学サッカー連盟の学生幹事として活動し、公式戦1試合を開催するためにどれだけの人が関わってくれているのかを知ったからなのか。
こんなことを感じつつも、サッカーができていることはとても幸せなんだなと最近本当にありがたく感じています。
サッカーって楽しいですからね!
そして高校進学。
多くのことを学ぶことができた坂戸ディプロマッツFCという最高のチームで奇跡的に試合に出させてもらった私は、ありがたいことに県内外の様々な高校からスポーツ推薦のお話をいただきました。
その中でも、家から近く、当時サッカー部強化が始まったばかりで環境が整っていた聖望学園高等学校に進学を決めました。
そんなことから始まった青春の高校3年間。
私にとっては青春と言って良いものかわからないほどの地獄の3年間でした。
こんなに悔しく苦しい思いはもう2度としたくないです。
高校1年生の頃は、先輩たちがインターハイで高校史上初の全国大会出場を果たす快挙を成し遂げました。
私は運良くサポートメンバーに選ばれ、全国の舞台を間近で感じることができ、素晴らしい経験をさせていただきました。
先輩達のかっこいい姿を見て、自分も試合に出場し全国大会に絶対出場するんだと思っていましたが、やはりそう上手くはいきませんでした。
2年生の時には、試合に出させていただいたにも関わらず、先輩たちが負けたら引退してしまう選手権で自分のミスから失点してしまい、選手権を終わらせてしまいました。
大学でサッカーを続けない方達も多くいた中であのミスをしたこと。
今でも先輩たちには謝っても謝りきれません。
改めて本当にすみませんでした。
そして自分達の代になっても全く結果を残すことが出来ず、走って走って精神的にも辛い日々を送りました。
私が精神的に限界になって病院に行ったりしていたけれど、チームメイトのみんなにめちゃくちゃ助けてもらいました。
高校時代は本当に辛かったけれど仲間の大切さ、素晴らしさを感じ、一生の仲間となる人達に出会えたと心の底から思ってます!
私は幸せ者です。みんなありがとう。
少し話は変わりますが、高校時代の仲間で、今はなんだか変なことをして少し道を外している人。
もしこの文章を読んでいるのなら、おれはまたみんなで笑顔で会って昔話に花を咲かせたいから、変なことからは足を洗って戻ってこい。
みんなに呆れられたら終わりだぞ。
待ってるからな。
そんなことはさておき、
今まで私の人生に関わってくれた人。
全員にとても感謝しています。ありがとう!
みんながいるから私はいつでもずっと頑張れるのです。みんなの人生も素晴らしいものになることを祈っています!アーメン。
そして大学サッカー。学生サッカーはなにがあってもこの4年間が最後なんだよなあ。悲しい。
大学進学を決める際、進路が全く決まっていなかった私は坂戸ディプロマッツFC時代のチームメイトで、現在同部屋として365日を共にしている現主将の渡邉尚樹くんがこの大学へ入学するという噂を聞きつけ、私は彼とまた一緒にサッカーしたいという理由だけでこの大学へ入学しました。
尚樹。この大学に入学して一緒にプレーさせてくれてありがとう。
もっと上手くなってもらわないと困るので、まだまだ一緒に成長しような。
ここまで3年間私はこれと言って結果も出せておらず、プレーでチームに貢献することもできていないと思います。
ですが、今年亜細亜大学サッカー部は「関東昇格」という目標を立て、全員が本気で目標に向かって努力し達成しようと決めました。
そして、チームとしても選手達が主体性を持ち、本気で変わろうとしています。
簡単なことではないけれど、やるからには必ず達成しよう。
私はこのサッカー人生で出会ってきたどの指導者にも、サッカー選手は「人間性」が大事だと口酸っぱく言われてきました。
「人間性が良くないとサッカー選手としてはやっていけない」、「社会に出ても人間性が良くないと生きていけない」ということをよく言われますが、その「人間性」というものについて日頃から考えても、「人間性」とはなにか。
その明確な答えは何年経っても分かっていません。
でも私の中ではっきり言えるのは、だれからも勝手に「上田は人として素晴らしい」と思われることができれば、私は「人間性」が高い、「人間性」が良い、ということになるのではないかと考えています。
私は「誰からも認められる良い人間性の持ち主」になりたい。それは日頃の些細なことに気を遣えたり、当たり前のことを当たり前にしたり、当たり前にありがとうやごめんなさいを言えるような人になること。こういった細かい部分をできるようになることが、誰からも認められる良い人間性の持ち主になれるということにつながっていくと思っています。
大学に来て寮生活を始めました。
今年から私は寮長に就任しましたが、自分も含め、寮生のほとんどが間違いなく当たり前のことを当たり前にできていないという風に思います。
トイレットペーパーを変えること1つ、共同で使う場所の電気を点けたら消すこと1つ、いろんなことで報告・連絡・相談をしなければならないこと1つ。
どれをとっても本気で目標を達成することを目指す集団の寮生活のクオリティではないと感じます。
本気で目標を達成するために努力する集団であるのならば、こういった些細な事1つ1つを当たり前にしていくこと。そして集団全員が誰からも認められる良い人間性の持ち主になることができれば、必ず目標を達成できるはず!そう信じています。
何度も言いますが、せっかく親御さんに高いお金を払ってもらってまで寮生活をさせてもらい、サッカー、集団生活を通して、誰からも認められる良い人間性の持ち主に近づくことができるチャンスがあるのだから、みんなで少しずつ助け合って目標達成のために本気になりましょう。
目標達成するためには一人一人、
全員の力が必要不可欠なのです。
そしてこのサッカー部という場所を個人個人が成長できる最高の場所にしよう!
そして、両親へ。
汗水垂らして稼いでくれたお金をたくさん使って私をここまでサッカーさせてくれてありがとう。
私の両親のことなので、多分このnoteを読んでると思います。笑
今まで何も恩返しはできていないので、せめてこの1年で仲間と共に本気で目標達成する姿をお見せしたいと思います。私の学生サッカーの集大成をどうぞ楽しんでください!
そして、姉ちゃん。
高校進学の時には行きたい私立の高校があったのに、中学の時お金のかかるクラブチームに入った私に文句1つ言わず、金銭的なことを考え、必死に勉強して国立の高校に行ってくれてありがとう。
それだけじゃなくて、姉ちゃんが高校の時から自分にかかるお金は家に頼らずバイトで稼いで全部自分でまかなってくれてありがとう。そのおかげで僕はディプロでサッカーできました。本当にありがとう。感謝しかありません。
本当に普通の人じゃできないと思うし、私はどれだけ素晴らしい姉を持ったのか。世界中のどこを探してもこんな素晴らしい人はいないと思える自慢の姉です。心の底から誇りに思います。
本当に本当にありがとう。超尊敬です。
姉ちゃんにも必ず恩返しするね。
私はついに学生サッカー最後の1年を迎えました。
夢を叶えるために本当に100%で努力できているのか。この1年がサッカーを本気でできる最後の年かもしれないということを自覚し、全てを懸ける覚悟ができているのか。
実際はまだまだ足らないと思います。
ですが、今を全力でやり続けることができれば必然と将来にもつながると感じているので、まずは全員が本気になるために私も最高学年として行動で見せていきます!
最後に新入生。この大学に来てくれてありがとう。亜細亜大学体育会サッカー部が目標を達成するためにみんなの力を貸してください。
こんな長い文章を最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
これからも上田輝をどうぞよろしくお願いいたします!