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「選択を正解にするために」藤原紅杏

平素よりお世話になっております。
今年度、主務を務めさせていただきます、
経営学部経営学科新4年マネージャーの藤原紅杏と申します。

去年初めてnoteを出した時、そもそも選手が読んでくれることはないだろうと思っていたのに、「note読んだよ~」「めっちゃよかったです」「感動しました」「すぐいいね押しました」そんな言葉をたくさんくれて、本当に本当に嬉しかったです…
今回もみんなが読んでくれることを少しだけ期待して… (少し長いので、目次から各学年へのメッセージに飛んで、それだけでも読んでもらえたら軽く涙が出るくらいには嬉しいです、、)

それでは、今年度、主務就任に際して、私自身の決意を綴らせていただきます。

「主務やってくれないか。」


監督からその言葉を聞いた時、「え、、私がです、か、、???」という驚きと疑問しか出てこなかった。
というのも、今まで主務は選手が務めており、私が知っている限りマネージャーで務めた人はいなかったこと、そして主務という役職の重要さを知っていたから。

正直亜細亜大学の中だけで見たら、主務はあまり大きい役職とは捉えられていません。いくつか仕事はあるものの、それほど表には出ず、コンスタントに仕事があるわけでもありません。
しかし、昨年リーグ運営に携わり、他大学の方々の仕事に触れ、主務の役職の大きさを知りました。
試合中部長・監督・コーチの隣に並んでベンチに座る姿、試合後主将の隣で相手校・本部・観客席にお辞儀をして感謝を伝える姿、「自分は◯◯大学の主務だと言えるのか」と主務としての在り方を模索している姿。
そんな大事な役職を私に任せても良いと考えてくださったことが、チームの一員、チームを引っ張る立場として認められたような気がして嬉しかった反面、本当に私で良いのかという不安もありました。
でも、それが”チームのためになるなら”という一心で、引き受けることに決めました。


そして正式に主務になり、チームの見方が少し変わりました。


たくさんの人から愛されるチームにしたい

今まで見て見ぬふりをしていたチームのゆるさを変えたい

このチームで勝ちたい


しかし当たり前ながら私1人で解決できる問題でもなく、スタッフ、マネージャー、選手さまざまな人とたくさん話をしました。

スタッフ含め(今年度より)約100人にもなる組織の一人ひとりの意識の違い。

「それぞれ目指すところが違うからな」
「ここは1部じゃなくて3部だからな」

そんな簡単な言葉で片付けられたこともありました。本当に悲しくて悔しい言葉だったし、いくら頑張っても一部の人だけの力では越えられない壁があってこのチームはその程度なのか…と思い、私自身どこまで力を注げば良いのか分からなくもなりました。

4年生という学年(学生最後)も関係しているかもしれませんが、日々のマネージャー業務をしていると、ふとした瞬間に、これって将来に繋がるのかな、やってて意味あるかな、と思ってしまう時があります。
「どれだけ部のために尽くしても、誰もあなたの将来を決めてはくれないんだから、費やす時間は自分で考えて行動しなさい」
こんな言葉もかけられました。
でも、2年前、サッカー部でマネージャーをやると決断したのは自分。

誰かと一緒に同じ家に帰る寮生の人。
家でご飯を作って待ってくれている家族がいる実家暮らしの人。
時には、誰かが隣に必ずいる暮らしをしているみんなが羨ましく思える時もあります。
その道を選ぶこともできた中で、でも、その選択をしなかったのも自分。
大学進学。上京。一人暮らし。今の選択ができたのも決して簡単なことではなく、家族の支えがあったからこそできたこと。

ラスト1年自分がどう動くかで、やらなきゃよかったとその選択を後悔にすることも、やってよかったと正解にすることもできる。
もちろん正解に変えて笑顔で引退を迎えたい。

最近練習試合を見ていて、ふと、やっぱり私は”みんながするサッカーが”好きだなと思いました。
他大学の試合も、Jリーグの試合も、もちろんおもしろいですが、もっと楽しいと思えるのはみんなの試合です。
たとえ負けている試合でも、怒られてばかりで雰囲気がすごく悪い試合でも、全然楽しいです。みんなが全力でピッチを走って、全力でサッカーをしていることに変わりはないから。
そんなみんなのサッカーをすぐ近くで見れる特権を濫用しながら、私がした選択を正解にしていきたいと思います。

最後に、主務兼マネージャーとしてみんなに想うことを記したいと思います。


新2年生へ

チームの中で一番グラウンドで自主練をしている姿を見ます。
(本当に良いかどうかは一旦置いておきますが)授業中も移動中もサッカーの動画を見ていたり、練習試合やリーグ戦が終わった後、上手くいかなかったところをお互いに助け合って一緒に練習をしている姿を見ていると、みんなのことをもっと支えたい、その頑張りが本当に報われてほしいと思いながらいつも見ています。
その努力もあって、最近はTOPチームで動いている2年生の姿もたくさん見られるようになりました。
1年前は、まだまだ周りが見えていなくて先輩から注意を受けることもあったり、挨拶があまりできていなかったり、しばらく高校生が抜けず少し不安に思っていましたが、今は練習の準備、試合映像の共有、運営のサポートなどピッチ内外でみんなが積極的に動くように変わって、本当に頼もしいです。マネージャーもみんなの優しさにたくさん助けられてます。
2年生一人一人の行動は、Aチーム・Bチームに関わらず絶対にチームの勝利に貢献してるよ!!これからも頼みます!!!


新3年生へ

とにかく熱い(うるさい)、まじで熱い(うるさい)、何に関しても全力投球で、そんな3年生はたとえ監督でも手に負えない。私が大好きな3年生です。
そして、私の大切なもう一つの同期。
そう思っているのは絶対に私だけだけど、2年生から入部した私にとって、学年は違えど、みんなも同期だと勝手に思っています。
一人ひとりの個性があまりにも強すぎるけど、過去の先輩のように”少しだけ”やらかして坊主になった人が2年間1人もいないのも実はすごいと思っているし、いつもやる時はやってくれるみんな。
全部に全力、楽しいことが大好きすぎて、切り替えが効いていない時が多々あるけど、いつも一番にチームを明るくしてくれるのはやっぱり3年生な気がします。
4年生を押しつぶすくらいの気持ちで引っ張ってくれると、チームがもっと良くなると思うし、きっとそれは来年に繋がります。みんなのことを頼りにしています。
1日でも長くみんなと過ごして、大好きな笑顔を見て引退を迎えたいです。


マネージャーへ

いつも一緒に頑張ってくれてありがとう。
私たち全員入部して約2年目を迎えて、選手以上にサッカーに本気で取り組みたい、選手を支えたいと思うようになって、たくさんお話もしたね。
今まで知らなかったみんなの思い、辛かったことを聞いて、私がラスト一年でマネのみんなのためにできることは、みんなの「チームのために全力で頑張りたい」という思いを絶対に無駄にしないで、頑張りを外には出さない役割だからこそマネでお互いに支え合って頑張っていける環境を残すことだと思いました。

相手校のメンバー表を見て将来自分の子供に付けたい名前候補を探してみたり、今日のお昼は何にしようかとイオンに行って、限られた金額でのご飯調達ミッションに取り組んだり、選手の特大笑顔の写真を見て私たちも笑顔になったり、練習・プレー中のおもしろい写真(事故画)を見て椅子から落ちるほど大爆笑したり、時にはコメント欄でコメント大喜利をしたり、、、
つい先日は、私が行っていないBチーム合宿中の夜、4人で突然電話をかけてきて、繰り広げられた止まらない愚痴大会。聖徳太子の耳が欲しいほどに全員の口が止まらないのを聞いていて、あー本当にかわいい後輩をもったなぁとしみじみ感じていました。
合宿やお泊まり会の後には全員揃って体調を崩すという負の呪いがあるけど、みんなと過ごした時間は全部大切な思い出です。
今シーズン私たちもチームに勝利をもたらせるように、、、今まで通り一緒に頑張ってくれたら嬉しいです。


新4年生へ

本当の同期のみんな。
仲間の離脱、数々のやらかし、少し問題を起こしがちな学年だけど、みんなが本当にサッカーが好きで、仲間が好きで、優しくて、本当にマジでいいやつってことは2年間一緒に過ごしてよく分かってるつもりです。後輩と仲が良すぎて、すごく良い意味で上下関係がないみんなだからこそ、今までとは違う唯一無二のチームが作れると思っています。

そんなみんなに心から期待をしているからこそ、今まで言葉にはしていなかったことを書きます。

開幕が約3週間後に迫っているのに
まだ2・3年生と一緒のままで、チームの顔になった自覚がない。
チーム、主将をみんなで支えようという気持ちが見られない。
今変わらないでいつ変わるのか、
このままぬるっと開幕を迎えて、
負けてから気付くのか、
そして、あっという間に引退を迎えるのか。

あと8か月。
それぞれ目指す道が違うからこそ、一つになるのは難しいし、変わるためにどうしたら良いのか正直私にも分からないけど、もっとできることはたくさんある。大学3年間ほとんどの時間をサッカーに注いで、普通の大学生のような本当はもっとやりたいはずの遊びや旅行などの時間を削って今まで頑張ってきたからこそ、あともう少しの意識の変化で誰よりも誇れる最高の思い出を作れると思う。
あとほんの少しの壁を私も一緒にみんなで乗り越えたい。
一人ひとりが覚悟を決めて、4年生としての姿を全員で見せよう。
そして、チームを勝たせよう。昇格させよう。
ラスト1年私はみんなと頑張りたいです。



長くなってしまいましたが、最後までお読みいただきありがとうございました。
応援してくださる全ての方々と多くの喜びを分かち合えるシーズンにできるよう邁進いたします。
亜細亜大学体育会サッカー部に、今後共変わらぬご支援ご声援の程、よろしくお願いいたします。


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