片づけたくないから、考える


片づけることが嫌いなライフオーガナイザー くら です。
下書きのまま放っておいた内容を、もったいないからサルベージしました。

片づけが嫌いな私は、出来るだけ「片づけ」という行為を特別にしたくなくて、色々と考えてきました。
それらを思い返してみようかと。

まずは、洋服。
お洒落をしたかった年ごろから、色々と購入し、数も多くなってきていたのが「洋服」です。
ただ、好みや流行りで長年身に着けることができないものも多く、前日に用意した服を出かける前に身に着けると、何か違う・・・といつもの恰好に戻したり。
最終的には、よく似た色、よく似た形の洋服だけが数多く残り、それを踏まえて驚くような柄物や色物を買っては失敗を繰り返してきました。

妹は洋服センスが良く、良く似合っているものを知っていて、羨ましくも思っていましたが、聞くことも出来ず、自分に自信がないまま、着ているものもありました。
失敗した買い物の結果は手放せばいいのに、「いつかは・・・」「今度こそ・・・」という思いから抜け出せず、手放せず・・・

一度、何も考えずに手放そうと、やみくもに手放したのですが、結局はまた同じようなものを購入してしまい、元の木阿弥。

そんな中、ご縁があって「骨格診断」をしてもらいました。
その時に言われたのが「シンプルな方がいい」ということ。
「ストレート」タイプのため、選んでいたもの、着てみたかったから購入したものが似合わないものも多かったように思います。
そのため、身に着けるものだからこそ、「すっきり」「シンプル」「冒険しない」というゆるいルールを作り、自分の肌に合うもの「綿」「麻」「カシミヤ」などを選ぶようにしました。
シンプルでベーシックな洋服になるので、バックや小物で少しアクセントを入れるようにしようと思うようになりました。
すると、朝の洋服選びはかなり楽になりました。
もちろん、時々柄物や色物に惹かれることもありますが、手持ちの洋服に合わせられるか・・・と一度考えることで、無駄な購入は避けることが出来ています。
そして、四季を通じて、あまり衣替えをせずに済むようになりました。
肌に優しいことを考え素材になるため、セーターだけが冬に登場しますが、シャツやカーディガンなどは、四季を通じて着ることが出来るものを選ぶようになっていました。
そうなると、衣替えもほとんどすることなく、クローゼットにかかっている洋服だけで、年中着まわすことが出来るようになっていました。

その後に「コロナ」による在宅勤務となり、今までは会社に行くためと休日用とで何となく分けていた洋服も、家でも会社でもOKなものを選ぶようになりました。
在宅の最初の方は、部屋着のまま仕事をしていたこともあったのですが、気持ちを切り替えるためにも、部屋着よりも少しだけランクアップしたシャツやカットソーなどを着ることにしました。すると、部屋着で着ていた古いTシャツなども手放すことが出来ました。
自分では気持ちよく過ごせていたのですが、この間夫に指摘されました。

「いつも着てるの同じだよね?」

夫が特別お洒落なわけではないと思いますが、その夫からの指摘を受けてしまい、今はもう少しだけ気を付けようと頑張っているところでもあります。

ちなみに「いつもジーンズだよね」とも言われました(笑)

確かに・・・
どこに行くにもすぐに履いてしまい、上はシンプルなカットソーやパーカーになっていました。
会社に行くときはジーンズではなく、スカートにするくらい。
クローゼットにせいぜいスカートが2,3着増えただけです。
「片づけ」をしたくない私なので、スペースを用意して、そこに入る分だけで賄う。
マイルールはこれだけ。夫も同じ。

ただ、拡大しつつあるときは見直すようにしています。
決して「捨てる」ありきではなく、「スペースに入る分だけにするにはどうする?」と考えてもらい、答えを委ねます。
答えが「拡大したい」だったら、「どこにするか」「どれくらい必要か」「今後はどうするか」を話し合います。
話し合うのは、食事の時や、リラックスしている時で、軽く会話できる時がねらい目です。真剣に話をすると、お互いに突き詰めてしまうだろうし、厳しい言葉もでてしまうかもしれない。
でも、ゆるい気持ちで、「どうする~?」「こうしようか?」などと明るく会話出来れば、その方がお互いに気持ちよく会話できます。

骨格診断をしてもらい、自分に似合うものを知って、自分が洋服に対してどう思っているのかを見直したことで、洋服を選ぶ際にも、楽になりました。
ただ、着たいよりも優先順位が高くなると、着たいという欲求を失くしてしまうことにもなるし、自分の可能性を狭めてしまうことにもなるので、その辺は徹底せずに、迷うならタイプに合わないのでやめておく…程度のルールでいいと思っています。
迷いがないときは購入していいので。

私の中では、選んだ洋服を着る=自分の思考を表に出す ということ。
当たり障りのないシンプルな洋服は、自分に自信のない私にはとても助かるものです。

思考が散らかっていても、洋服はシンプルでまとまれば、気持ちもそれについてくる。
自分に厳しくない、スタイルで過ごしたいと思っています。




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