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家を建てると決めたとき1

「家を建てる?」

まさかのタイミングで、決断の日がやってきたのです。


というのも、夫の父(義父)はずっと入退院を繰り返していて、夫の給料の半分は義父の入院費として支払われていました。
市からの支援はありましたが、義父と夫しか働いていなかったため、市からの支援はすべて義母の方に渡しているのだと夫から聞いていました。

そして、結婚して間もなく、夫の父だけでなく、夫の母までもが、看病疲れのため、同じ病院に入院したこともあり、自分たちのことはすべて後回しにして、二人の面倒をみることと、仕事の両立が二人の目標となっていました。
義父はすでに10年以上の入院を余儀なくされていて、時折退院してくるものの、空きがでたらすぐに病院に戻るという具合でした。

身近にいなかったため、知らなかったのですが、「糖尿病」と「アルコール摂取過多」による脳梗塞が原因で、脳の萎縮から暴れることもありました。
今でこそ、それは病気が原因だと情報で知ることが出来ますが、その時は175cm以上ある義父を140cmの義母が一人で止めることはできず、かといって夫が介護離職するわけではなかったため、病院に預けるということでした。

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結婚後、不妊治療の選択をせずに来た夫婦の事。

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