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逃げるは恥だが役に立つ~自分なりの生き方~

ドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」

リアルタイムで放送されていた頃、話題になっていたものの私は見ておらず、最終話だけ見た気がする。

ドラマに限らず本もそうなのだけど、私の場合、物語は最初と最後が肝心だったりする。物語の最初を見てこの先を知りたいと思うか、最後の数ページや数分を見て自分の中に何かが残るか。そこで自分にとってのいいものかが決まる。もちろんこれは私の場合であって、全てのことがそうというわけではないので、そこはご理解頂きたいところ。

でも今日が再放送の最終話だと知って、リアルタイムで最終話を見た時に自分の中に何かが残った気がしたのを思い出して録画しながら見た。

仕事のしかたも結婚に対する価値観も「これが普通」と言われている中で、このドラマは「自分が幸せだと思えているならば、それでいい」と教えてくれている気がする。

出世できなければ仕事が出来るとは言えない。

適齢期になったら結婚をして家庭を持つ。

以前ほど強い縛りはないものの、世の中のまだどこかでそんな風潮がある。

ちなみに私はどちらからも外れている。

10代・20代では私もそんな未来を考えていた。

言い訳がましくなってしまうけれど30代になって身体と心のバランスが崩れた時、何となくそんな未来は自分にやってこない気がした。そして35歳を過ぎてからはそんな未来を求めなくなった。

30代前半、付き合いながら結婚を考えていた彼がそれらしき雰囲気を醸し出していながらも、聞いてみたら実は結婚すらも考えていなかったことを知った時に私の中から「結婚」という文字が消えた。それまでは気になる記事を見つけると食い入るように見ていた恋愛や結婚に関するコラム記事に見向きもしなくなった。

でも逃げ恥の最終話を見た時に、ちょっとだけ「結婚したかったなぁ」と思う自分がいた。働くことは大好きだし生きていくためにお金は必要だから仕事はしたい。でも結婚は別にしなくても生きていけるんじゃないかと思っていた。

もちろん結婚しなくても生きてはいける。でも想い合える相手がいる結婚って、やっぱりこの先を生きていくために必要なものなのかな、自分のことを大事に想ってくれたり大事にしたいと想える相手がいることって人生においてプラスなんだろうなって思った。自分のことを理解し、受け入れてくれる人がいること。そして同じように想える人がいる人生はきっとキラキラだ。

逃げるは恥だが役に立つ・最終話。これは保存版にする。

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