シュメール文明とアヌンナキの謎、天皇家の秘密

ヒプノ記録4-6(2016年11月4日)

ある日のこと。モスさんが、パソコンのインターネットで情報検索していると、突然、烏帽子(えぼし)をかぶった平安時代の天皇のような「麻呂」の顔が、スクリーンいっぱいに浮かび上がりました。両目をギラギラさせて、モスさんのことを探しています。
 
人間には、指紋や声紋と同じように、エネルギー紋のようなものがあります。その人がもっている固有のエネルギー波形です。例えば、指紋の跡を追ったり、かかってきた電話を逆探知したりして、個人の居どころを突き止めることができるのと同じように、エネルギー紋を追跡してその人を見つけ出すことができます。
 
エネルギー紋は、色々な方法で追跡でき、ネット回線を通じて追跡することも可能です。パソコンのIPアドレスから個人情報や個人の記録が追跡できるのと似ています。特に、人間の脳は電気を使って情報伝達しているため、霊感の鋭い人は、電気製品、電子機器やネット回線などと干渉を起こしたり、霊的存在とつながったりしやすいのです。
 
烏帽子(えぼし)をかぶった「麻呂」は、じっとこちらを見つめながら、念を送ってきます。モスさんは恐くなって、急いでパソコンの電源を切りました。
 
それから少し思い直すと、「麻呂」のエネルギー紋を逆探知し始めました。そして、エネルギーを突き止めると、「あなたは一体、誰なのですか?一体何が目的なのですか?」と訊ねました。
 
麻呂は答えました。
「お前たちを国ごと根絶やしにしてやる。子どもの産めない身体にしてやるのじゃ。子どもが生まれなければ、この国は滅びる・・・」
 
そう言う「麻呂」から伝わってくるのは、とても深い悲しみ、そして孤独・・・。そこでモスさんは気が付きました。「麻呂」は、幼い子どもの霊なのです。天皇家の血筋で、幼くして皇位を継承したけれども、一族の争いのために殺されてしまったようでした。
 
大人たちの都合のいいようにされ、そして命を奪われたことへの怒り。自分が無力な子どもであることの悔しさ。自分を殺し、皇位継承権を奪った一族への恨み。そんな想いから、この国の「性」の在り方を歪め、少子化をもたらし、この国を繁栄から遠ざけようとしているのでした。
 
モスさんは、「麻呂」について詳しく聞くために、ヒプノセラピーで高次元指導霊「リーダー」のもとを訪れることにしました。リーダーは、天孫降臨と天皇家の秘密、シュメール文明とアヌンナキなどについて教えてくれました。

ヒプノセラピスト・ミセスインヤンが質問し、リーダーが(霊媒モスさんを通じて)答えます。

Q(ミセスインヤン):モスさんが、パソコンで情報検索していたら、「麻呂」の顔が出てきたそうなのですが、「麻呂」は誰なのですか?
A(リーダー):あれは言ってみれば、やんちゃ坊主の霊なのだと思って下さい。
Q:そうなのですか。モスさんが「麻呂」をサイキックリーディングしてみたところ、色々と視えたそうです。なんでも、天孫降臨で地球に降りてきた神々の流れをくむ、正統な皇位継承の血筋があったのだけれども、その血筋は途中で絶えてしまったのだとか。今の天皇家は、実は、別の血筋から来ているのが視えたそうです。そういう皇位継承争いが何度かあって、血筋がいくつか入れ替わっているなかで、「麻呂」は、もともと正当な天皇家だったけれども、その血筋を絶やされたと。本当は表の天皇家の血筋なのに、裏天皇家の血筋にさせられてしまったということで、恨みをもっていて、モスさんのところに現れたようです。「麻呂」はそういう、裏天皇家の流れから来ている霊なのですか?
A:そうです。系統としては、そのあたりから発生している存在です。自分たちは正統な天皇家だと思っていたのに、そうではない裏の方になってしまったので、ひねくれてしまったという人たちですね。
 ひねくれてしまったところに、ルシファーのエネルギーから影響を受けて、ネガティブな性質が開発されてしまった。そういった霊団の名残が今でも残っているのです。こうした霊団ができた頃は、それほど大きい勢力ではなかったけれども、今となってはねずみ講のように増えてしまっているのです。
Q:なるほど。やはり、そういう人たちは、はびこっていますか。
A:日本には、はびこっていますね。「麻呂」という呼び名がつくくらいだから、日本の霊界に巣くっている、ネガティブな勢力です。イギリスにも似たような勢力はあるけれども、それはまた別の系統の霊団です。
Q:イギリスにも別の系統があるのですか。
A:別の系統があります。というのは、天孫降臨といっても、一つの土地だけではないからです。日本だけではなくて、アフリカ・ヨーロッパ・南米・中東など、合わせて5カ所くらいあるのです。
Q:中東というと、シュメール文明やアヌンナキなどは関係ありますか?ニビル星からアヌンナキという宇宙人が来て、地球人のDNAを操作して、支配するようになったという話を聞いたことがあります。
A:そうですね、シュメールは関係があります。アヌンナキは、もとを正せば、銀河のオリオン大戦で故郷の星をなくして、住むところがなくなって逃れてきた人たちです。
Q:その人たちが始めたのが、シュメール文明ですか?
A:アヌンナキがシュメール文明を始めたというよりも、アヌンナキが来る前に、地球人たちがすでにシュメールに住んでいたのです。そこへアヌンナキがやってきて、地球人を洗脳したようなかたちです。
Q:洗脳というのは、DNA操作でしょうか?
A:この場合の洗脳というのは、霊的な洗脳のことを言っています。ですから、実際に、身体的なレベルでのDNA操作をしたわけではありません。霊的な洗脳のことを、あなた方がDNA操作と呼んでいるわけですが、そう呼びたければそれでもかまいません。あなた方が今、シュメール文明といっているものは、もう既に洗脳された人たちの文明なのですが、それ以前にも文明らしきものはありましたアヌンナキが来る前に、シュメールにはすでに人間がいて、コミュニティーもあり、文明の原型になるようなものがあったのです。それをアヌンナキが強引に支配していきました。
 ですから、彼らは本当に悪いのです。存在そのものが悪だとか、悪の存在は必要ないとか、そういうことを言いたいわけではないのですが、そもそも「支配したい」という意図をもって地球に来ているわけですから、これは本当に悪い。私は意図の悪いものは嫌いだから、はっきり言いますが、これは悪いです。
 
 アヌンナキは、オリオン大戦で故郷の星を失い、そこから逃れて来た人たちですから、自分たちの星を再建したいという思いがあります。だから、地球を自分たちの星にしようというわけです。還るところをなくしているという意味では、われわれと気持ちは似ているのですが、全く別の系統で、まったく別の手法をとっているわけです。いいわば、真逆の手法です。
 われわれは、自分たちの星に帰りたいけれども、地球人や、他の星の人たちも、自分たちの子孫だから、守りたいし、成長を見守りたいし、助けたいと思っています。支配したくないし、本来の成長を引き出したい、だから介入は抑えたい。そう思っています。
 けれども、彼らの考えは違っていて、繊細さがなく、自分たちのやりたいようにやってしまうのです。故郷の星に住めなくなって逃れてきて、地球を見つけた、ここに人がいるから植民地化してしまえ、というわけです。
 似たようなことは、われわれも、アトランティスの時に少し痛手があるのだけれども、その時もわれわれとしては慎重だったつもりであり、考えたつもりです。単純に地球人の反応が少し予想と違ったというところで、かみ合わなくなってしまったのだけれども、意図は悪くはなかったのです。
 彼らの場合は、もっと単純に自分たちのことを考えたのです。というのは、われわれは、アンドロメダから来てこの天の川銀河を創った始祖の魂になるので、責任の感じ方が違うのです。オリオン系統の宇宙人の魂というのは、天の川銀河ができたずっと後の世代になるのです。彼らは「責任」というものをあまりよく理解できていない。だから、極端な「支配」や「介入」といった、間違ったことしてしまうのです。
 言うなれば、いじめっ子のようなことをやっているのです。われわれが、銀河の始祖の魂だとすると、ひいおじいさん・ひいおばあさん、あるいはそれよりも上の世代の位置づけになります。そこから、おじいさん・おばあさん、お父さん・お母さん、子ども、孫、ひ孫というふうに代が続いていくとします。それで、お父さん・お母さんくらいの代で、帰る場所を失ってひねくれてしまった人たちが、もっと末代に下って子孫をいじめるという、そういった状況です。始祖の魂であるわれわれからしてみると、こちらが源流だから、そういうことはやめてというふうに言っているのです。
 もちろん、これにはもっと長い銀河の系譜があって、今言ったようなひいおじいさん・ひいおばあさんからひ孫までで終わるような系譜ではないのですが、非常に短絡的に言うと、そういうことになります。われわれは、新しい星が生まれるごとに、入植のための準備をします。この銀河系にある星々や宇宙種族というのは、そうやって私たちを始祖とする魂の分霊がつくってきたものなのです。
 
(解説)
 古代、アヌンナキと呼ばれる宇宙人たちが、二ビル星から地球にやって来ました。彼らは、オリオン大戦と呼ばれる宇宙戦争で大敗し、故郷の星を追われて二ビル星に流れ着いた宇宙人たちでした。アヌンナキは、資源を求めて二ビル星から地球のメソポタミア地域に降り立ち、地球人を支配していきました。この支配の歴史が、地球上における「闇の勢力」につながっています。
  一方、別のルートで同じように地球にやってきた他の宇宙人グループもいました。これは、日本では「天孫降臨」神話として伝えられています。この宇宙人たちは、人類の成長をサポートするために、宇宙連合が地球に派遣したグループで、地球上での「光の勢力」につながっています。
 
なお、「闇の勢力」「光の勢力」はあくまでも霊的な次元の話です。現実世界にある具体的な個人や組織、政治家や国家に当てはめることはしないで下さい。また、銀河の創始者の魂であるリーダーの目線からみると、「闇の勢力」も「光の勢力」もどちらも大切な子孫にあたります。
 (解説おわり)
 
Q:なるほど。面白いですね。ところで、日本人は、シュメール文明と関係があるというのですけれども、それは本当ですか。例えば、シュメールの王家で使われている菊の紋が、日本の伊勢神宮や天皇家の菊の紋と同じだとか。言葉にも色々と共通点があるそうです。それで、日本人のルーツはシュメール文明にあるのではないかという人もいます。それは何か関係がありますか?
A:当時は、日本との距離が今よりも近かったのです。地続きだった時代がありました。その頃、シュメールにいた一部の人たちが迫害を受けて、逃げなければならなくなった、それで日本にたどり着いたという話ですね。
Q:それは、古代イスラエルの失われた10支族ですか。
A:そうですね。そういう話として伝わっているかもしれません。
Q:なるほど。面白いです。
 
(解説)
古代イスラエルの失われた10支族とは、旧約聖書にしるされたイスラエルの12部族のうち、行方が知られていない10部族(ルベン族、シメオン族、ダン族、ナフタリ族、ガド族、アシェル族、イッサカル族、ゼブルン族、ヨセフ族)のことを指します。この失われた10支族のうちの一部が、アッシリア人からの追放を受けて、日本に渡来したのではないかという説があります。日本人とユダヤ人は共通の祖先をもつのではないかということから、この説は、日ユ同祖論と呼ばれています。
 
今回のリーダーのお話しはいかがでしたか?パソコンの画面に現れた「麻呂」の話から、日本人のルーツまで、話が広がりましたね。アヌンナキやシュメール文明、失われた10支族と日本とのつながりなど、実際のところどうだったのかは、タイムマシンに乗って見に行ってみないと分かりません。でも、日本人のルーツが、より広い世界や宇宙とつながっているではないかと想像すると、ワンネスの大切さがより深く実感できるような気がします。

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