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スーパーひいおばあちゃん。

春の法事、この季節の田舎への帰省は花粉症の私にはやはり辛かった。娘を実家近くの産院で出産して1ヶ月間よく育児したな...と褒めてみた(笑)
私が実家へ行って身内や実母、兄弟と話すのも愉しいのは勿論だけれど、楽しみなのは昔の写真を見る事...(前も書いたかな)おじいちゃんが大事にとっておいてくれたおかげで、今はいない人々でも生き生きとその写真の中でいつでも私を迎えてくれる。ちょっとした贅沢な時間。
写真をみておばあちゃんにあれこれ聞いてみる。私がまだこの世に産まれる前、実母が産まれる前の話しをしてくれる。

今では考えられない事がとてもたくさん、その時代を生きてきた経験そのものなので興味深い。元々歴史は好きな方で(ぬるい歴女レベル)特に明治、大正といった時代背景に芸術的浪漫が溢れるとされる時代が大好き。と言うか、調べてみたら江戸時代ってとても長い。明治の前が江戸時代って...そう考えると明治産まれのひいおじいちゃんと子どもの頃話せたのって私奇跡すぎる!!!(´;ω;`)
おばあちゃんが話してくれる、当時の私の実家は御百姓一家。ひいおじいちゃん夫婦に、その息子のおじいちゃん、お嫁さんのおばあちゃんが住んでいた。ひいおじいちゃんは物静かな人で、外仕事を毎日ほぼ休まず働いていたそう。あと、酪農家もやってて、当時(終戦後)はお米畑を耕すのに、牛にひいおじいちゃんは乗っかって耕していた!!その写真を見せて貰ったけど、今機械でやるのが当たり前だからもう絵になるったりゃありゃしない...
おじいちゃん、おばあちゃんも畑仕事をひいおじいちゃんと一緒にやっていて、ひいおばあちゃんは家事をする人だったんだけれど、ひいおばあちゃんは我が強い人だったらしくて。バスをバス停じゃない所で停めちゃったり、電車のドアが閉まらないようにドアとホームに跨ったり。これを聞くとなかなか今じゃ考えられないんだけど、ちゃんと大正女子(笑)なところもあって。
実家にひいおばあちゃんが使っていた化粧鏡があるんだけど、若い時に買ったものじゃなくて新調した鏡だったらしい。あと近所の人とお洒落して旅行に行くのが大好きだったそうで、洋服もよく買ってたらしい!写真をみたら確かに旦那さんとツーショットの時膝丈のツーピース着てたり、フェミニンな格好してた気がする...私が孫をもつようになったら、そんなお洒落するのかな...しないかもしれない、いや。するかも...
4人の子どもを育てて、家事と両立して(当時は今の両立とは桁違いでご飯炊くのも洗濯もアナログだからめちゃくちゃ時間かかるし大変、重労働)それでも女として美しくいたいという姿が写真からも、おばあちゃんからも伝わってきた。お手上げだわ、私には敵わない!強い、強いよ、大正女子!
ちなみに写真はひいおばあちゃんじゃなくて、明治~大正くらいの芸妓さん。本当に綺麗。
今もマウント女子とかいうけど、おばあちゃん曰くひいおばあちゃんたちの時代も服やらなんやらで競争をご近所さんとしていたらしい(笑)いつの時代も女は大変ってことでww

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