白血病になりました
アシュリー/長尾梨沙です。
タイトルの通りですが、「Bリンパ芽球性白血病」になってしまいました。
白血病が分かるまでの経緯や、なって感じたことなどを書いていきたいと思います。
少し長いですが読んでいただけると嬉しいです。
2021年の4月頃から腰痛が出始めたので整形外科に通院しリハビリをしていたのですが、良くなるどころか痛む範囲が背中、肩、腕、足、耳、頭、歯、心臓などとどんどん全身に広がっていき、痛みの強さも増して行きました。
痛みの種類としては、全身を針が通ってるような痛みや、刃物で刺され続けているような痛み、筋肉を絞られているような痛みなどがあり、処方される湿布と痛み止めだけではとても耐えられませんでした。
自分では「痛すぎて生きているのか死んでいるのか分からない状態」になってしまい、毎日泣き叫んで救急車を呼ぶか迷っていました。
痛みの他にも唇や顎の感覚麻痺、全身の痺れ、耳鳴り、突発性難聴のような症状もありました。
整形外科でストレスが原因かもしれないと言われたので、心療内科にかかって薬を処方してもらうと、刺され続けているような激痛は無くなったものの、処方されている薬とプラスして市販の痛み止めも用量以上に飲まなければとても生活できませんでした。
(病院の先生にも市販の痛み止めをたくさん飲んでいることは伝えてあり、処方薬だけにできるよう少しずつ薬を調整していました。)
体が痛くてほぼ寝たきりの状態でどんどん体力が落ちて行き、電車に乗るのが辛くなり、徒歩10分のスーパーに行けなくなり、しまいには家の目の前の自動販売機にかろうじて行けるレベルになってしまい、「しんどいなぁ」と思っていました。
(自分では体力が落ちただけだと思っていたのですが、白血病の症状の一つの貧血だったみたいです。)
しばらく心療内科に通ってもあまり回復がみられず、何か大きい病気の可能性もあるかもしれないと思い、念のため総合病院に行ったのですが、血液検査で異常が見られたため、7月下旬から検査入院をしていました。
そして2週間ほど検査をして、8月に白血病との診断を受けました。
これまで苦しんでいた体の異常は白血病が原因だったようです。
現在は入院して抗がん剤の治療をしています。
4月に腰痛が出始めた時は、まさかこんなことになるとは思っていなかったので本当に驚いています。
「体が何かおかしいな」と思ったらすぐに病院に行くことや、「本当にこの病気で合ってるのかな?」と思ったときに病院を変えてみることは本当に大事なんだなと身をもって実感しました。
救急車を呼ぶか迷うほど痛かった時、「今は医療機関も大変だし、薬を飲んで耐えれば治るから呼ぶのをやめよう」と毎回思っていたのですが、もし救急車を呼んでいたらもっと早く病気を見つけることが出来た可能性もあったなと思いました。
コロナ禍だから病院に行きづらい、救急車を呼びづらい、というような人がはやく居なくなるように、私も病院内ではありますが感染対策にとても気をつけています。
皆さんも長い自粛生活で辛いところだとは思いますが、コロナウイルス以外にも、いつ誰がどんな病気になるかなんてことは分からないので、自分のためにも他人のためにも感染対策をしっかりして頂けたらなと思います。
そして治療を行っているなかで、本当にたくさんの方に支えられていて、本当に感謝でしかありません。
優しい主治医の先生や、「娘みたいに思ってるよ」と言ってくださる看護師さん、「今日で退職するの」と仰っていた病室清掃の方は「病気の時間も無駄じゃ無いからね、応援してるからね」と最後に声をかけてくだいました。
たくさん温かい言葉をかけてくれる友人知人にも恵まれています。
友人の中には、抗がん剤を使うから髪が抜けてしまうことを伝えると「私も坊主にしようかな、お揃いにしよう!」と言ってくれる人もいて、とても嬉しかったです。
また、たくさんの献血してくださる方のおかげで輸血が出来ています。
輸血は命そのものなので、いつも本当に感謝しています。
治療で大変なこともありますが、本当にたくさんの方にパワーを頂いて、とても前向きに寛解を目指して治療に取り組むことが出来ています。
本当に今生きていることが幸せだなと感じています!
これから白血病や闘病生活に関することについてツイートするときは #アシュリーの白血病闘病記 というハッシュタグを使ってツイートをしていきます!
最後になりますが、本当に本当に、皆さんには少しでも健康で、幸せでいてほしいので、コロナ対策もそうですが、体にはお気をつけください。
皆さんの健康と幸せを願っています。
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