たまたま。

ABCラジオ『ミュータマ』という関西の若き新しきミュージシャンたまごちゃんたちを紹介する番組で

毎週パーソナリティ兼構成作家を務め出してから早3年目。

斎藤真美アナと一緒に喋っていて、インディーズミュージシャン応援サイト『Eggs』とタッグを組んでいる。

ほんでもって、7月6日㈭福島のライブハウス『セカンドライン』でEggsがイベントを開催するにあたり、

サポーテッドとして斎藤アナと共に『ミュータマ』も寄せてもらい絡ませてもらう事になった。

23年前、22歳の時、ダウンタウンの構成作家でお馴染みの構成作家である倉本美津留氏をお呼びしてトークイベントを開催したのが、何かしらイベントに関わった最初。

そこからは、14年前に関西の名物イベンター清水音泉に声をかけてもらい、『SUZUDAMA~鈴木魂~』というイベントを開催してみたり、

4年前にロフトプラスワンウエストで始めた私がゲストをインタビューするトークイベントも

現在は場所を梅田ラテラルに移して開催し続けている。

そんなこんなで色々なイベントを経験してきて

自分が関わる以上は動員予算など様々な事を考えないといけないと勉強させてもらった。

まだまだ反省する事も多いし、安易な気持ちでイベントに関わってはいけないと常に気も引き締めている。

サポート参加とはいえ、そんな中での7月6日イベント。

主催では無くて、ある意味お呼ばれ雇われなので、責任は少ないけれど

それでも関わる以上は当たり前だが、しっかりやらなあきません。

なので、気軽に気楽に司会進行をして下さいよと言って頂いたとしても、出演演者との関係性など諸々考えてまう。

そうなんです、今回何が不安かって、お逢いした事が無い演者さんがいてはるんです。

まぁカルチャー潔癖症なだけなんでしょうけど、お呼ばれ雇われ司会進行とはいえ、

逢った事が無い、それもライブを拝見した事も無い演者さんと御一緒するのは何だか申し訳なさを感じざるおえない。

日比谷野音でイベントを主催したり、なんばハッチでワンマンもされていたドラマストアを今年解散して、

新たなバンドであるfewsとして動き出した長谷川さんと松本さんを今回お迎えする。

ドラマストア時代もお逢いしていないし、また今回はフルバンドでは無くて、

ギターボーカルとドラムの特別編成とお聴きしているので、

本当にどんな風になるのか全く予想がつかないし、だからこそ楽しみでもあるのです。

ふたりとも1991年生まれというバンドキャリアがある世代なので

いつどこで誰とどんな状況でやってもドンと来い!だとも勝手に想像しているし、

そんな彼らが二十歳そこそこのヤング3組競演者たちに

どう胸を貸して先輩相撲をしてくれはるのかも楽しみ。

私が好きな芸事の演者も、私が今まで関わってきたイベントも、全て本気で火花を散らす真剣勝負をするものばかり。

なぁなぁ惰性は一切無く、ヤルかヤラレルか、そんな世界が好き。

まぁ、昭和生まれでプロレスお笑いなどバチバチヒリヒリなカルチャーにまみれてきたのが大きいのだろうが。

で、終わった後はノーサイドで、お互いを称え合う素晴らしき戦な祭。

7月6日も、そうなる事を心から祈っています。

何はともあれfewsおふたりのライブを心から楽しみにしています。

せめて1回だけでもイベントまでに逢いたいと考えていたら、何とか逢えて、

ゆっくりじっくり『ミュータマ』収録で話せたのが606号室のみんな。

二十歳な4人組だが、メンバー同士も出逢って3、4ヶ月だったりする事もあり、とにかくフレッシュでピチピチしている。

でもって、どこかヘラヘラしている、これが肝なんですけどね。

チャラチャラしていたら全く意味ないのだけど、ヘラヘラというのは、

その心内で何を考えているか、何を仕掛けてくるかわからない不気味さがあるし、

自分たちが一番で、大人なんて別に興味ないみたいなフテコサも若さならでは。

ちゃんと礼儀正しくて可愛げがあるのも良い。

キャリアとしては一番フレッシュな606号室だから、他3組に対してガムシャラにぶちかましてほしい。

さて、この番組が2021年4月から始まる時、新番組が始まるのは嬉しかったし、

組んでみたかった斎藤アナともタッグ実現なのも嬉しかったが、

そん時43歳のオッサンが基本レコード会社や事務所と関わってない完全なるヤングニューたまごミュージシャンたちとコミュニケーションを取れるのか、

そして果たして自分は、そんな完全なるピカピカヤングたちに興奮高揚できるのか、一抹の不安を覚えていた。

そんな時、同い年カメラマン渡邉一生ことナベちゃんから『ミュータマ』についても触れられた上で、

自分が撮影として関わり始めたという高校を卒業するばかりの4人組女の子バンドをLINEで教えてもらった。

普段あまりお互いがそれぞれ関わっているヤング演者について敢えて話さない関係性だけに、

わざわざ伝えてくるという事は相当想いがあるのだろうと、

怠け者な私だが、家のソファーから身を起こして、送られてきた音源データをすぐに聴いた。

『アップルパイ』という曲を一聴して、度肝を抜かれたのを未だに覚えている。

こんなに10代の女の子たちが度肝を抜かせてくれるのなら、

彼女らと同世代の若者たちと関わる『ミュータマ』という番組も何の不安も無いと物凄く背中を押してもらった。

そこからは気が付けば、彼女たちの新譜の業界資料文章を書かせてもらったりと、すっかりお世話になっている。

ここで彼女たちの音楽について細かく魅力を解説すると時間も文字数もかかってしまうので止めておくが、

『ミュータマ』スタート直前に運命の出逢いが出来たバンドと

番組が初めて関わるライブハウスイベントで御一緒出来る事に運命的なものを感じている。

てなわけで、ハク。のみんな、いつも通りぶちかまして興奮高揚させまくって、

良い意味でライブを観たみんなを黙らせてビックリさせて下さい。

宜しくお願いします!

番組スタートした2021年度初っ端である夏にゲストで来てくれたのがayaka嬢。

始まったばかりの番組やのに、ゲストが決まる前から聴きこんでくれて、

自身ルーツ音楽5曲を紹介する企画もゲストが決まる前から考えまくり手帖に下書きしてくれていたという。

だからこそゲストで来てくれた時の番組への対応度順応度は完璧だった。

ここでルーツとして話してくれたのがplentyであり、そのボーカルであった江沼君と私が懇意にしていた事もあり、

私はふたりを紹介して

去年春には、江沼君アレンジでayaka嬢の楽曲も発表された。

その頃、タワレコインストア弾き語りイベントが今回みたいにEggs主催ミュータマのサポーテッドで行われた。

番組ゲスト出演も含めてお逢いした事がなかったみらん嬢と番組おなじみのayaka嬢というブッキング。

ふたりは同い年だが、当時、特に話題になっていたのがみらん嬢であり、

最初はスタッフからみらん嬢トリ出演を提案された。

が、あくまで番組ゲスト出演経験者を最優先重視したかった私はayaka嬢トリに無理を言って変更してもらった。

本人も普通に自分がトップバッターと思い込んでいたらしく、改めてトリの重みを受け止めてくれて、

しっかりと番組への想いを込めたエモーショナル
なライブをしてくれた。

その健気で誠実な愛と熱に、ライブを観ながら、斎藤さんと私はふたりで泣いてしまった。。。

そんな彼女は今回、バンドセットで出てくれる。

ソロの人はバンドセットの為に、サポートメンバーのスケジュールを調整して参加サポートメンバーを集めていく。

何か月も前から予定されていたライブスケジュールでは無く、わりと急なスケジュールでの作業は特に大変である。

今回は4人のサポートメンバーと共に、5人のバンドセットでブチかましてくれる。

普段は心優しい照れ屋さんやのに

舞台に上がると負けん気強くブチカマす彼女の精神性と姿勢が僕は大好きなので、今回もほんまにドキドキワクワクしている。

てなわけで、4組揃いました。

あくまで『ミュータマ』と4組の出逢いは、"たまたま“かも知れないけど

その“たまたま"が奇跡や魔法を起こしたら素敵じゃないですか。

7月6日㈭平日18時30分開演でして

まぁ私たちふたりの前説が10分くらいあったとしても、学校仕事帰りには中々早い時間かも知れない。

せやけど、ほんまにええ夜になると想うんです。

せやから、ソフトドリンクとかビールとかを楽しく吞みながら是非とも観て欲しいのです。

当日のお越しを心からお待ちしています。

では、ガタンゴトンと電車の音がする高架下ライブハウスでお逢いしませう。

●チケット

https://eplus.jp/sf/detail/3892860001-P0030001

●詳細

https://eggs.mu/music/article/64918

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