2021西大和学園中学校・理科分析

西大和学園中学の、本年度理科の分析です。

西大和さんの理科については、例年、考察を重視し「そもそも知らない」「外形的に知っていても問題に答えづらい」内容を多く出題する傾向があります。本年度についても、「心機能の細かい考察」「ドップラー効果のモデル化」といった、中学入試のレベルとしてはかなり難しい、その場で考えさせる問題が出題されました。
一方、一般的な対策で十分対応できる問題が例年に比べ多かったこともあり、「わかるところをしっかり取り切る」「わからないところは思い切ってとばす」といった戦略的な対応が有効ではありました。(難易差がはっきりしている、ということは「得意でも差がつきにくい」「苦手で放置していると大きく差をつけられる」ということになります。「得意で逃げ切る」ではなく「バランスよく、苦手を作らない」方が有利になる、ということですね。)
それでは、各問題の分析です。

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