さらに、その先を。(2023年度入試・甲陽学院中学算数2日目分析)

芦屋国語教室・理数科の遠藤です。
昨日の算数1日目に続けて、今日は算数の2日目を取り上げます。
解答は別記事にて。

昨日の記事でも書きましたが、近年は1日目と2日目のテーマの差がなくなってきています。
前から「2日間のトータルで実力を見る」形だったのですが、最近は「似た形のテストを2セット」となってしまっているように思われます。(本日の分析を、1日目のものと見比べていただくとわかるかと思います。今年のセットは本当によく似ています。)
もちろん細部を見ると変化はあるのですが、あまり「1日目/2日目」と区切って考えず、「甲陽の算数のテスト」に対してどう取り組むか、と考えて対策を取った方が良さそうです。
そうなると
・重めの図形
・重めの速さ
・論理性の高い規則性・場合の数・整数
といったジャンルに対して入念な練習を積んでおくこと、思考回路を慣らしておくこと、が重要であることは間違いありません。
そして、これらのテーマは入学後、とくに高校範囲に入ったときにも必要となるものです。ここで練習しておくことが6年後、再びの「入試」においても力となることは間違いありません。
(受かったから、といって力を抜きすぎて忘れないこと!)

それでは、各問を見ていきます。

ここから先は

1,132字

¥ 300

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?