過剰空想らしき症状で困ってる話

1日のうち四時間以上を空想に費やす症状を、過剰空想と言うらしい。
4年以上前から類似する症状で困っているので、書いてみようと思う。誰かに共感してもらえたら、凄く嬉しい。

Q.何に困ってるの?

A.『集中』が無理で困ってる。
例えば何かそんなにやりたくないことに集中せねばなとき。貴方は机から不必要なものを取り除いて、集中できる環境を作ったりすると思う。
それが"できない"ことが最大の問題だった。

私の場合、頭のなかにもうひとつの世界がある。好きだった小説、あるいはゲームの設定を拝借して、そこにオリジナル要素や他作品の要素を加えに加えまくった、絶対に世に出せない代物である。
その空想世界というのは基本的にリアルよりも魅力的で、誇張した表現かもしれないが、五秒で行ける位置に滅茶苦茶面白いテーマパークがたっている感じだ。
そうすると何が起きるか、簡単な話だ。
優先順位がぶっ壊れて、常に空想するものだからやるべきことが進まない。
やるべきことをやってから空想、言うは簡単だが、私の場合は少しの刺激でも脳内物語が進行してしまうので、恥ずかしながらそれができなかった。惨敗。


発生状況とか。

普通に生きてるだけでいつでも。
私は空想が盛り上がっているとき、じっとするのが得意でない。
とにかく歩き回りたくなる。
中学のときはとくにこれが酷くて、5分休憩に廊下中を歩き回って、一度怒られたことがある。
家にいても、ソファの周りをぐるぐる回りたくなる。家族の目があるので、これもなかなか難しいのだが。

じゃあ逆にじっとしていれば空想が始まらないのでは?みたいなことを考えたことがある。
無理だった。
もともと私の行き過ぎた空想癖は、私自身の逃避癖と結び付いている。
空想が始まるトリガーは、多分つまらないという感情とか、で、だからもうじっとしていても駄目なものは駄目だ。

特に困るタイミングは授業中。それから自習中。
無論集中なんてできないし、暗記科目なんて空想開始と同時に終了だし、もっと言うなら、寝てしまうのだ。

いつから始まったの?

この空想癖の起源、みたいな話が、さっきの眠ってしまう、という話と繋がってくる。
空想癖が酷くなったのは、記憶が確かなら中学2年生の頃だ。
中2の頃にいじめられて、同時期に逃避癖とそれに起因するらしい空想癖が酷くなった。

そう、酷くなったのだ。

核となった『空想癖』は、少なくとも幼稚園の年少さんの頃には、もうあった。

毎晩お話を考えながら眠っていたのだ。

分かりやすく言うなれば、絵本を読み聞かせてもらいながら眠るあれのセルフバージョンで、私はずっと、今も、かれこれ15年近くほぼ毎日、空想しながら眠ることを続けている(この一年若干病んだ関係か、脳が疲れすぎて空想しながら寝れない時期があった。はじめての経験)。
つまり私のなかで、空想する  =  眠る。だからただでさえ眠い授業中、空想を始めると3分も経たずに記憶がとんで、首がカクッとなって落ちる。


ちなみにこの空想癖、もともとは眠るとき、布団に入るタイミングまで出てこなかったし私自身の意思でコントロール可能だったのだが、ちょうど例の中2の時期にコントロール不可になった。
まず、日中にまで侵食してきた。困る。
次に長編シリーズ化した。
今までは毎夜毎夜内容が違ったのだが、特定の人物と世界観を維持するようになった。
初期のシリーズは一年ほど続き、その後一部の登場人物を共有したまま世界観を新しくした第二シリーズは、若干の設定変更を経たもののかれこれ三年以上続いている。

どうにかならないの?

私が聞きたい。
求む、情報提供。
少なくとも今のところ、自力では無理そうなので。
この感覚に理解が得れるとは思っていないのだが、私のなかで、三年間昼夜問わず語り合ったキャラクター達はそれこそ高校三年間同じクラスでめっちゃ仲が良かった友達どころか昔ながらの親友みたいな感覚なので、お別れしろと言われたら多分泣いてしまう。
上手いこと、共存したい。
具体的に言うとコントロール権が欲しい。
空想のスタートは衝動に近いのでうまく抑えることが(少なくとも私には)できない。
何なら嫌なことをしているときの方が創作が捗る例の"あれ"で、やるべきことをしているとき余計衝動が酷くなって終わらなくなる。夜になって酷く自己嫌悪して、また空想に逃げる。

授業に集中できない。
気づけば、これは本当に無意識に、いつの間にか空想の世界に入り込んでいる。

暗記ができない。
手を動かせばどうにかなる科目ならともかく、特にここ最近は、文章を読もうとすると空想がスタートしたり衝動強すぎてそれどころじゃなくなったりして、結果テストが凍りつく。

人付き合いができない。
現実の友達との会話より、脳内キャラ達との会話を優先してしまって現実が詰む。これは後で凄く後悔するのだが、特に帰り道、駅までの道のりなんかの歩ける時間は私にとって特に空想が捗る環境で、一時の衝動が人付き合いの優先度に勝ってしまう。

あんまりにも暗記が進まないので脳内キャラに脳内授業を展開させてみたり、色々してみたのだ、それで全部駄目だった。


過剰空想についてのあれこれは、本当に情報量が少ない。同じ人がいるのかも分からない。私は確かにただの忍耐のない夢見がちな駄目人間かもしれないが、実際問題滅茶苦茶困っているのは事実だ。
朝から晩まで、ずっと騒がしい脳内に疲れて、なのにそれが心の支えで、嫌~な悪循環にずぶずぶ堕ちていく。

私が過剰空想かは定かでないが、色々と調べるなかでとにかく情報量が少なくて悲しかったので、今回はじめてnoteを書いてみた。
誰かこれを読んで、私と同じだ、!!みたいになる人がいたら、凄く嬉しい。


と、いうわけで今回はここで終わりです。
ここまで読んでくださってどうもありがとうございました。それでは。

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