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無意識に人を傷つけないために

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性被害を打ち明けて、傷ついたことはありませんか? 「露出多いからね」 「何で逃げなかったの?」 「相手の家に行ったのが悪い」 これらは 被害者非難 (セカンドレイプ)と言いま…
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#フェミ二スト

無意識に人を傷つけないために 心がけポイント①②

はじめにみなさんは、「2次加害」や「セカンドレイプ」、「セカンドハラスメント」、または欧米でよく使われている「victim blaming (被害者非難) 」という言葉を聞いたことはありますか? これらの言葉は、サバイバー(性暴力被害者)が性暴力被害のあとに、周囲の人からさらに受ける言葉や態度などによる暴力のことをいいます。 性暴力は、望まない性的なことすべてを含みます。電車で痴漢にあったり、嫌だと言っているにも関わらずパートナーから無理に性的な行為を迫られたり。同意のな

無意識に人を傷つけないために 心がけポイント③④⑤

心がけポイント③ パートナー同士でも性暴力は起こる 性暴力は夫婦間、恋人間でも起こります。むしろ、夫婦や恋人間だからこそ被害を打ち明けづらく辛い思いをし続けることが多くあります。夫婦や恋人と約束された関係であれば同意は不要と勘違いし、加害する側もそれが暴力だと認識しづらい状況が生まれてしまっています。仲良くしていようと、相手がどんな人であろうと、性的同意を得ない性行為は性暴力です。 また、同性カップルの間でも性暴力は起こる可能性があります。同性愛に対する偏見がまだまだ残る

同意ってなんだろう?

安心できる毎日のためにみなさんはこんな思いを抱いたことはありますか? 「自分はあんまり乗り気ではなかったけど、付き合ってるからセックスするのは当たり前かな。」「自分が勝手にセックスを始めちゃったけど、相手も本当にしたいと思ってたのかな。」「今断ったら嫌われちゃうかな。」「自分の体のことを性的にからかわれて、嫌な気持ちになった。」こんな思いをした時、「性的同意」はお互いに取れていましたか? 性的同意はお互いの積極的な「したい」を確認することです。すべての性的行為のなかにはセッ