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スタエフ文藝部-綴-提出作品

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所属している文藝部 -綴- に提出した作品です。 stand.fmで講評配信や雑談配信をしています。 配信チャンネルURL https://stand.fm/channels/…
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#明日ノ澪

スタエフ文藝部-綴-提出作品『ラスト・レター』

スタエフ文藝部-綴-提出作品『ラスト・レター』

彼女の話す言葉全てが詩であり、その全てが僕の文学だった。

「海ちゃん。僕はお酒に酔っていてね、」

地元、京都の山道を1時間以上歩いてやって来た此処からの帰り道は、わからない。
お金もない。
携帯電話もない。
光の方を見下ろすと、ちっぽけな街頭や、ちっぽけな家々が、隣合って突っ立っている。

僕の手元には、殆ど空になった缶ビールと、分厚い手紙の束。

去年の冬に彼女から届いた、薄いみずいろの封筒

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スタエフ文藝部-綴-提出作品『花の様な人』

スタエフ文藝部-綴-提出作品『花の様な人』

不意に訪れた小春日和。
開店十分前のパン屋に到着し、僕は焼けたパンを棚に並べる。

高校を卒業してから三年間ずっとこの生活。
朝と昼の慌ただしい空気から、ゆったりとした夕焼け色の時間の流れに変わっていった。

空いたトレーの片付けをしていると、花の香りがしたので振り向いた。
「あれ、木村くん?久しぶり」
「あ、え、ひなた先輩……!お久しぶりです……!」
「わたしが高校卒業してから一度も会ってなかっ

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スタエフ文藝部-綴-提出作品 『サンセットシティ』

スタエフ文藝部-綴-提出作品 『サンセットシティ』

憂鬱の波が穏やかになった。
火曜日の午後五時。
蒸し暑い部屋でやっと身体を起こした私は、昨日の代わりに適当にシャワーを浴びた。
綿の黒いワンピースを頭から適当に被り、適当に髪を一つに束ねて、アコースティックギターだけを背負って徒歩十五分の公園へ向かう。

その途中、
「お母さんはどうして、お父さんと結婚したの?」
早歩きの母親に連れられ、麦わら帽子を被った小さな男の子が、見上げて問いかけている所を

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