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迷いの森から抜け出したいときは。

「本当にしたいこととは違う」
「本当は何がしたいんだろう」
というときの「本当」って、
一体なんだろう?

それこそ「本当」に、
実在するものなのだろうか?

「本当」は、
そんなものはどこにも
存在しないのかもしれない。

実在するかどうか
「本当」のところは分からない
「本当にしたいこと」が、
どこかにあると信じて疑わず、

今現実にある自分の居場所を
「本来の居場所ではない」と
切り捨ててしまいたくなることは

人生に何度か挿しこまれる
悪魔のささやき
なのではないかと思う。

白馬に乗った王子様との
出会いを夢見る少女のように
まだ見ぬ「本当の」自分を
探し続けているうちは
永遠に「本当」にはたどりつけない。

メーテルリンクの
「青い鳥」の物語のように
「本当」はいつだって
すぐそばにある。

そんなものはない、と思うなら
それは今の自分には見えない
というだけのこと。

追い求めるべきは
「本当」の自分ではなくて
「本当」を見つけられる自分。

そこにフォーカスしない限り、
ずっと「どこかにある」
「本当の自分」を探して
さまよい歩くことになる。

やがて芽吹くときのために
必要なものをすべて宿して
大地に息づく種子のように、

私たちも、
必要なものはすべてちゃんと
自分のなかに持って
生まれてくるのではないだろうか。

「本当に」必要なもの、
「本当に」大切なものは
ちゃんと私たちのなかに
備わっている。

外の世界に散らばる情報は
それを見つけて活用するための
ヒントにすぎない。

どうしても答えがわからない
迷いの森をさまよい歩いているとき
外の世界にある情報を
集めるだけでは扉は開かない。

情報を得たうえで
自分自身の内側の世界を
丁寧に照らし見つめなおして
扉を開けるためのカギを
探してみよう。

扉はきっと開くはず。
その先にどんな景色が広がっているのか
わくわくしながらカギを探そう。

明日はきっといい香り
明日香

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