短い髪がしっくりくるようになった

ずっとセミロングだった子が、久しぶりに会ったらショートヘアになっていた。とても似合う。
「ショート似合うね！」
「なんかね〜、短い髪がしっくりくるようになったところに歳を感じるというか。」
なるほど、たしかに。
今まではショートにしてみても「なんか猿・・？」「顔が丸い」
子供っぽくなるから、なんだか腑に落ちなかったのである。
けれどもアラサーに差し掛かるとしっくりくる瞬間がくるのだそうだ。
石原さとみも長澤まさみもガッキーもみんな皆んなショートになった。
短い髪に「媚びない女っぽさと憧れ」を感じるのはこちらも「すごーい」「かわいい」「やばーい」だけでは満足できないくらい大人になったからなのか。

ふとした時に今まで美味しかったものがそうでもないと感じるのは、
濃いピンクに心惹かれないのは
自分だけの予定のない２時間が贅沢に感じられるのは
仕組まれた感動に心動かされないのは
それだけ私が変わったということ。
なんだかんだ戻ってきてしまうのは、人間そうそう変わらないということ。

「つまりはバランスなんだな。バランス。」とつぶやくことが増えた昨今「私もだいぶ大人になったな」と思うのである。
しっくりくるものの移り変わりで年を数えたら楽しそうだ。