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◆しかくpみかん、作品紹介

今回の、3本の作品紹介をしてみます。自分だけだと客観的に表現できないかもしれないので出演者たちにもどんな舞台、作品? と質問してみました。それも反映させた説明となっています。少しでも興味を持ってもらえたら嬉しいです。

『◆-しかく-』

原作|芥川龍之介『藪の中』
作・演出|芦口十三

出演|兵藤かなた/まぐにゃー/ゴド吉/木本百香/白鳥英一

【『藪の中』を下敷きに、より不思議世界へと沈んで行く物語。鳥屋のこてん・短】

これは一度書いた準備稿を捨てて、もう一度原作を読み直し、書き直して行きました。原作から影響を受けたのか、何でこんなセリフが…という感覚があり、それを出演者たちと一緒に編んで行きました。オリジナル曲そして映像、俳優の動き、セリフでどんな世界に堕ちていくのか。狂気的な素敵。観てのお楽しみです。


『P』

作・演出|芦口十三
出演|ゴド吉/白鳥英一/こはく

【駐車場を舞台に「行かせて!」「ダメだ!」の押し問答。新球団設立の前夜、ひとの温かさに触れたワンナイトストーリー】

20年前にはその原型がありましたが、ずっと上演の機会に恵まれませんでした。今回、俳優たちに寄せて台本を仕上げ、やっと日の目を見ることになりました。Park.Point .Parents…他にも意味はあるかもしれません。人間性の素敵。ひとの温かさ、感じてみてください。

『雪見みかん』

作・演出|芦口十三
出演|兵藤かなた/木本百香

【離れて住む義理の姉妹。ふたりがこれまで以上に知り合うだろう一夜のお話】

台本の始まりの部分のト書きはこうです。

「明かりがつくと、そこにひとりの女。喪服を着て、こたつのそばで正座している。鎮痛な面持ち。緑子。しばらくすると、もうひとり女(百恵)が、こちらは黄色のどんぶくを着て、急須を持ち登場。お茶を注ぎ、こたつに入る。部屋の奥(店)の方で電話が鳴る」。

ぎこちない会話。愛想笑いの緑子、それをほぐそうとお喋りになる百恵。

何でもない会話に零れて来る、ふたりの関わり、気持ち。ちょっとの勘違いからやがて深まる、ふたりの距離感。縁(えん) で繋がることの素敵。感じてみてください。

色も形も味も違った短編劇三本立て。ビカビカの明かりも無ければバリバリの音響も無い場所で、そこでしか見られない景色(劇)をお楽しみください。

【公演情報】
劇団鳥や公演2023·如月
『◆-しかく-』『P』『雪見みかん』 

作・演出|芦口十三

日時|2月3日(金)19時 
    4日(土)11時、14時

会場|青葉の風テラス2Fイベントスペース

出演|白鳥英一 兵藤かなた ゴド吉 
   木本百香 こはく まぐにゃー 

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