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空白の5年間

12月は寄付月間です。あしなが学生募金では、寄付月間に合わせて「#一緒に募金しませんか?」キャンペーンを実施中です。

学校や会社、仲間内で募金してみませんか?コロナによって街頭での募金活動ができなくなってしまいました。しかしながら、奨学金を必要としている家庭ではコロナの影響でより一層厳しい状況にあります。私たちは街頭に立てない分様々な形でこの問題を皆様に届け、一人でも多くの親を亡くした子どもや親が障がいを持っている家庭の子どもたちが進学できるように応援しています。みなさんもぜひ、学校や会社、仲間内で募金をしてみませんか?


空白の5年間


〇無意識の選択

「進学」ができませんでした。高校卒業してから、郵便局で社会人をしていました。朝8時00分~夕方4時45分まで。主な業務は「配達」。一軒一軒住所通りに、郵便バイクで配達をし、誤配などないか丁寧に。ただそれを運転中に考えたりしていました。年末年始は、大繁忙期。休む間もなく、郵便はがきを住所順に並べ、明くる年始に備えていました。1年があっという間に過ぎ、気づいたら4年が経過していました。ふと、叶えられなかった「進学」を叶えたいと思うようになりました。その間でも、勉強は欠かさずしていました。好きな勉強ができる。その年はワクワクしていました。

〇「進学」ができなかった理由

一般の高校生は、卒業後は「進学」を選択する。それは、誰しも考えることだと思います。しかし、私の場合、それはとても困難な選択なように思えました。高校在学中にS大学に合格をしました。しかし、入学金を納める事ができずに断念しました。その当時、私は泣きました。学校帰りに、一人で泣きました。学校のテストでは、能力の無い私はどうしても進学したくて、学年3位までに上り詰めました。ただただ、「進学」がしたいその一心でした。しかし、「進学」を叶えられることはできませんでした。
 私は、障がい者家庭です。父は、100人に1人の病気を患っています。母は、脳梗塞の後遺症で、手が麻痺している状況です。高校生の時は、食べられない状況がありました。私はアルバイトで自分の食べるものを稼いでいました。家庭のお金は底を尽き、食卓にならぶ料理だけですとお腹いっぱいに食べられません。食べるためにアルバイトをしました。食べるのもやっとで「進学」という贅沢な事はできません。ですが当時は、わき目も振らずに勉学に励んでいましたから本当に自分は「進学」のお金を用意することができないのだと気がついたのは、大学合格をした後の事でした。

〇進学をしてからの夢

いま、学生になり、たくさんの事に気がつきました。それは、「時間」があるということです。社会人の頃は、時間が無く、忙しい日々でした。学生に戻った途端に「時間恐怖症」になりました。余った時間、常に勿体ないという考えが私にはあります。さて、何しよう。
読書をするようになりました。今は、読書中毒です。多様な価値観に触れ、他者の世界に行ける便利なツール。いつかは、図書館を制覇したいと考えています。

進学をしてから、将来の夢が変わりました。単純に「世界を幸せにする」という夢です。難しいことは苦手です。現在の専門学校を卒業したら、つぎは大学に入学したいです。そして、世界貢献ができるレベルまで自分を引き上げ、知識の習得をしたいです。これで、叶えられなかった「大学入学」が叶えられます。
誰しも当たり前に幸せを享受できる世界を私は作ります。共愛社会へ。皆さんの幸せが私の幸せなのです。そのための努力を勤しみません。ここまでお読みいただきありがとうございました。私の想いをただ徒然にかくものになりましたが、少しでも私たちのリアルな想いや生活を想像いただく一助になれば幸いです。

キャンペーンのお問い合わせは以下から


今すぐ、何かしたい!という方は、クレジットカードでご寄付いただけます。募金に立つだけではなく、いろんな形で #一緒に募金しませんか


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