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強制はNG、履きたい人は履けばいい

こんにちは! 足もとから健康を考える店 フットルースの妹尾巨知です。
ここでは靴と足に関する事を中心に記事を書いていますので是非お読みくださいね。

職場での履物の規定・強制

もうそろそろ新社会人が希望を胸にあちこちの職場に登場する季節ですね。
職場に限らず学校などでも履物の指定などがありますが、今回は女性の職場での履物についての話です。
特にパンプスを履くように規定されている職場が多く、私どもの店にも「仕事で履くパンプスで足が痛くて辛い…」と言った悩みの相談が多くよせられます。 特に販売員やホテル、観光施設等の接客業は立っている時間も長く足の痛みによる辛さでで仕事に支障が出ると言ったケースもあります。
職場の履物は仕事のしやすさを重視し仕事に支障を来すようなものは避けるべきなのは当然なのに未だ規定されているケースが多々ありますね…

国会で #kutoo 論戦?

先日国会でこのようなやり取りがあったんですね。
昨年話題になった #kutoo に関する話で、職場での女性の履物を規則で規定したり強制しないように求めるべきではないか?という議論です。
#kutoo というのは靴と苦痛を掛けて、職場での履物は男性はカジュアルシューズで無ければ特に規定は無いのに女性はヒールのある靴と言うのは女性に対するある種のハラスメントではないか?という訴えです。
討論では安倍首相も同意し共産党との論戦にしては珍しい?終わり方と言う事で終わってます。 興味のある方はご覧になってみて下さいね。

職場での履物の問題

冒頭でも書きましたが職場の靴で悩んで店に相談に来る方も多くいます。
「低いヒールで甲にベルトの付いた靴が良いと思いますよ」と伝えても皆さん「職場で決められている…」と言う返答が来ます。
「痛くて辛いのであれば上司に相談したらどうですか?」と言っても「以前相談したことがあるのですが、ダメでした」というケースや仮に上司が検討してくれると言ってもそこからもっと上の上司や判断する部署などに案件を回されすぐにOKが出ないと言ったケースもあり、そこまで面倒をするのなら我慢します… という事もありました。
でも履物で足が痛くて辛い、足だけではなく膝や腰も痛く表情にも表れてしまうので「この仕事は自分に合っていないのではないか…」と退職を悩む人もいます。 
そんな履物一つで解決できることが原因で職場を辞めるなんて本人・職場双方とも不幸な結果ですね…
そんなに難しい事なのでしょうか?
ある時とある職場の上司にあたる人とお会いする機会があり靴の事を尋ねたら「特にそういう決まりは無いはずですが…」と言う事がありました。
と言う事は規定されているのではなく、そういう空気が…?(笑)

何故パンプスなのでしょうか?

ではなぜ女性にはパンプスが好ましいのでしょう?
それには特に理由は無く「女性らしい見た目の問題」とか「ずっとそうだから…」と言った程度のようです。 特にマナー的に女性らしい履物…と言う利用が多いようです。
でも痛くて表情に出てしまったり「早くお客様との話を切り上げて座りたい…」とか考えならながら仕事をするのってとてもマイナスですよね。
むしろ動きやすい履物でちゃんと仕事をした方が本人はもとより職場としてもそしてお客様に取っても良い事ですよね。
最近はJALが出資するLCCの航空会社が女性客室乗務員の履物をスニーカーにすると発表して話題になりました。
揺れたりしますし機内でのサービスをするにあたりスニーカーの方が適しているとの判断されたのでしょうね
だって何かトラブルがあって機内から避難する際には「パンプスは脱いでください」という指示がありますからね…(笑)
だから履物と言うのはTPOに合わせて履き分けるのが正しい靴との付き合い方なんです。

でも履きたい人はパンプスを履いてね!

ここまではパンプスを悪者のように書いてしまいましたが、パンプスをこよなく愛する人もいますよね。
今は扱っていませんが、僕も元々はパンプスなどトレンド重視で女性の靴の仕入れや販売をしていたので良いデザインやきれいな色のパンプスを見るのは好きですし履いている女性を見ると素敵だなぁと思います。
また女性にとってパンプスを履きこなすことはある種「大人の女性」への憧れの対象でもあります。
だから履いちゃダメ!ではなく「履きたい人は履けばいいのです」
でもそれを規則で規定したり強制してしまう事が良くないのですね。

パンプスが外反母趾の原因ではない

外反母趾はヒールの靴が原因とか言われます。
確かに全く皆無ではないかもしれませんが、人生一度もヒールの靴を履いたことの無い人でも外反母趾になる人は多いのです。
だって子供にも外反母趾になる子が増えているんですよ!
その辺りは次回にお伝えしますので、次回もお読みくださいね。

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