我闘雲舞って何がいいの?その5
前回試合の迫力について書いたが、試合の魅力は迫力だけではなく、そのスピード感にある。場所が狭いのもあってか、常に何かをしてないと間が持たない。
サッカーで例えるとリングが通常のサッカーで、市ヶ谷はフットサルに近いのかなと思う。全体の大きさがコンパクトだと、それだけ運動量を必要とする。そして、頭の回転力。これも、非常に重要なものになる。
大袈裟ではなく市ヶ谷では、少しのよそ見も出来ないくらい試合展開がくるくると変わる。これを生み出すのは運動量と頭の回転力だ。また、ガトムの選手は、たとえリングでも場外に連れ出したりするようなことは皆無である。場外戦はほぼゼロと言っても過言ではない。
そして真の醍醐味は、タッグマッチにある。あのサイズの中で大人4人が全力、全速力のプロレスを繰り広げる。誰が試合権利を持っているかも分からなくなるくらい、入れ代わり立ち代わり、激しい攻防が続く。そして、連携が多彩。初タッグだとしても、必ず連携を入れてくる。人の入れ代わりが激しいうえに、攻防の入れ代わりも激しく、終盤のシーソーゲームは、否が応でも熱くならざるを得ない。
市ヶ谷の大会で、どんなカードだろうが、満足できずに帰ったことが無い。これは初めて観に行った時から変わらない。ほぼ週一で、観に行ってても飽きさせないっていうのは、かなり凄いことだと思う。特にストーリーが繫がってるわけでもない、一話完結の闘いの中で、これだけの熱量を生み出せるクオリティは、流石の一言。
また、三試合という数が、絶妙なジャストサイズ。これ以上でも、これ以下でもない、三試合がちょうどいい。そして、試合が盛り上がる秘密はもうひとつある。それは、お客さん。その話は次回に…
リャオサイ、メシャイ!リャオクァ、メシャイ!トンパイ、シャイ!レッツゴー!ガトームーブ!
その6へ続く…
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