夏の匂いは生きていくコツになる?

「夏の匂いがした」なんてあのバンドは歌うけれど、夏の匂いがするのは夏ではないからなのだし、なにかを思い出すのはきっともう忘れてしまっていたからで、夕立ちが降るのはよく晴れていたからなわけじゃないですか。花火を上げていいのはそこに川やら海やらが居てくれるからで、そういえば先日の花火で山火事になったところあったね、まぁいいや。
虫歯ができるのは思う存分美味しいもの食べたからで、イヤホンをなくした時に前より300円くらい良いものを買ってしまうのは、なくしたことのショックを消したいからなんだよな、きっと。夜景がカップルを魅了するのは夜が暗いからで、海が青いのは昼が明るいからで、それはつまり、夜が暗いのは昼が明るいからだということに、、?
なんとなく上手くいかないのはなんとなく上手くいってたからで、つまり何かが起こるのは、何かが起こったからで、その何かもまた何かによって起こるもので、だけどそれらは例えば、水色で塗りつぶしていたのに、水色で塗りつぶしてしまったから赤が綺麗に塗れなくなってしまうようなものなわけだから、生きていく上で何事も深く考え過ぎてないということは、とても大事だなと思う。

だって、夏じゃないから夏の匂いがするわけで、もう忘れてしまっていたからなにかを思い出すわけで、よく晴れていれば夕立ちが降ることもあって、川や海があるならそこで花火を上げれば綺麗に違いないし。美味しいものを食べれば虫歯だってできるし、イヤホンをなくしたのがショックなら300円高いものを買ったらいい。夜が暗ければ夜景はカップルを魅了するし、昼が明るければ海だってもっと広く大きくなるだろうし。なんとなく上手くいってればなんとなく上手くいかないこともあるし、赤色で塗り潰したら水色は上手に塗れなくなるから、何事も深く考えないことは、上手く生きていくコツとしてとても大事だなと思った。

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