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VR空間でDJを始めたことを振り返る2020

こんにちは。
あしじゃがです。

前回のnoteから大分経ってしまっていますが、年末なので今年の活動を振り返ることにします。

長くなりますが、小項目に分けているので気になるところだけでもピックアップして読んでいただければと思います。
特にタメになる文章はなく、2020年3月からの活動や考えていたことをつらつら書くだけなので、暇つぶしの文章くらいの物です。
それでは参ります。

1. DJいつから始めたの?

2020年の3月にDJ機材を買ってVR空間上でDJ活動を始めました。
VR空間には2019年9月からお邪魔しています。

3月時点の私は、
・リアル箱に遊びに行ったこと無し
・積極的に楽曲を買っていない(サブスクオンリー)
・聞く音楽はアニソンばっかり
・DJって何?
という感じでした。

ちなみに、DJってdisc jockeyの略って知ってますか?
私は知らなかったです。
私はとても運がいいことに、いろんな人に時代背景等を教えてもらえる機会がありましたが、最近私の周りでDJを始めた人はそういう機会があまりないんじゃないかと思います。
「こいつは何を言いたいんだ?」
と思った方はDJについて調べてみたり、周りの詳しそうな人に聞いてみることをお勧めします!

2. DJを始めたきっかけは?

DJをはじめたきっかけは主に3つあります。

1つ目は、VRChatで継続的に参加していたいくつかのDJイベントの"雰囲気"が好きで、いつか演者側として参加してみたい、DJしてみたいと思っていた。
2つ目は、家にいる時間が激増したため、家で長期的に遊べる趣味を増やそうと思っていた。
3つ目は、仕事で担当していたプロジェクトが消滅してめちゃくちゃ暇だった&気分が沈んでいたので何か変化が欲しかった。

この3つが良くも悪くも重なり合って、DJ機材を購入するに至りました。

細かいきっかけで言えば、
・VRChat内で共有出来る趣味を増やしたかった
・当時はVRChat内で○○をしてる人という肩書が欲しかった
・アニソンをプレイする人が少なかった
etc.
と挙げればキリがありませんが、当時と考え方が変わっているものもあるので、メインのきっかけは最初に挙げた3つです。

ちなみに、VRChat民が時々嘆いている「何者かになりたい」や「目立ちたい」を理由にDJ始めるのはあまりお勧めしません。
想像よりもお金がめちゃくちゃかかります。
当時は、私もそういう目的が一切なかったかと言われれば、そんなことはないし、それを理由にDJをやってる人はVR問わず世の中にたくさんいると思うので私に止める権利はありません。
ただ、何者かになりたいがためにやる趣味にしてはコストが高くつくので、「楽しそう!」、「面白そう!」で始めた方が長続きするし、たくさん良い出会いもあると思います。

私もDJという趣味を通してとても楽しい環境にいることが出来ているし、いろんなVRイベントでDJさせていただいたり、オフ会でDJさせていただいたり、リアルのDJイベントに足を運んだりするようになったりと楽しい経験をたくさんできているので後悔はありません。
お金は想像していたよりもかかったけど、お金以上の経験はできているかな~という感じです。

3. DJ始める少し前の環境変化

私は元々Oculus Questユーザーなのですが、DJを始める前はQuest界隈でのコンセプトイベントが少なかったり、PC界隈も広すぎてどこに遊びにいけばいいか分からない状態でした。
そのため、共通の趣味の友人を見つけられることが出来ず、黙ってても特に問題のないDJイベントによくいました。
VRChatのIN率は2週間ほどに1回でしょうか。
今と比べると非常に少ないです。

ただ、当時お邪魔していたいくつかのQuest向けのDJイベントは
『○○さんがいるからjoinして話しにいこう~』
という感じの場所であったため、主観になりますが、
"音楽が流れている場所"
ではなく、
"人がたくさんいるからとりあえず集まる場所"
であったように感じます。

しかし、チケット制(無料)を導入して熱量の高い人を集めた「クエストクラブ」や「ASH'S PSYCHEDELIC RAVE WORLD」の登場した2020年2月頃からQuest向けのDJイベント事情がガラリと変わります。
ダンサーを生かすステージ作り、より音に集中させるワールド効果等、音楽を求めてきた人たち向けへのイベントへと変化し始めました。

この変化により、Quest向けDJイベントの雰囲気が"音楽が流れている場所"に近づきます。

そういう雰囲気になって初めて
「DJって音楽流しているんじゃなくて、空間・雰囲気を作ってるんだな~」
というのを感じ始めた記憶があります。
そして、自分もそんな雰囲気を作ってみたい!と奮起してDJコントローラーを買いました。

4. DJ始めた少し後の環境変化

私がDJを始めた当時はQuest界隈のDJは少なく、当時開催されていたスマさんのイベントも手を挙げた先着順だったので、
「とにかく人前で練習しなければ...!」
と思っていた私にはとても好都合でした。

イベントが少なかった関係で、イベントが無い日に誰かがASH'S PSYCHEDELIC RAVE WORLDで突発DJをして、人が徐々に集まる→DJ練習会になるという環境はとてもありがたかったです。
突発DJをしたとしても人が集まらないときもあり、1人来てすぐワールド移動、また来てはワールド移動とかもザラでしたが、メンタル的に鍛えられた部分があったかなと思います。

毎週火曜日に開催されていたイベント「カノアール」が丁度この頃に始まったのも好都合でした。
毎週火曜日は練習する機会が確実にあることで、強制的にDJコンを触れるようになり、長きにわたって私のDJキャリアの成長を促してくれたイベントでした。
カノエさん、大変貴重な機会をいただきありがとうございました!

そして、4月頃からはお客さん側にも変化が現れ始めます。
「リアルのクラブに行けないからVRChatに来ました~」という方が増え、単純にお客さんが増えました。"音を楽しむために"DJイベントに来る方が増え始めたのです。
一方で、"人がたくさんいるからとりあえず集まる場所"という機能がQuest界隈のDJイベントから消えます。要因としては、私は3つあると思っています。
1つ目は、Unityのバージョンが2018に移行した弊害でQuest単体で音を聞くとノイズが走り、Quest勢が音を楽しめなくなったこと。
2つ目は、Quest人口が増え始めて、Quest向けのコンセプトイベントが増えたこと(=DJイベント以外に行き先が出来た)。
3つ目は、イベントに遊びに来ていた既存ユーザーのPC化が進んだこと。
良くも悪くも上記の変化によって、Quest向けのDJイベントの雰囲気が待ち合わせスポットのようなものから"音楽が流れている場所"、つまり、能動的に音楽を摂取しにいく場所に変化しました。

上記の環境変化や自分のワールド制作の知識の兼ね合いから、私自身も徐々に活動をPC向けにシフトしていきます。

次項からは特に印象に残っているイベントや、DJ初心者の私に多大な影響を与えてくれたイベントについて記載していきます。

5. CLUB RUINS

私が分岐点だー!分岐点だー!
とよく話しているイベントです。
私のVRDJの分岐点となるのは5月にCLUB RUINSで開催された3日間のイベントですが、出会いから振り返りたいので少し遡ります。

最初に遊びにいったのはスクリーンショットを見返すと、どうやら2020年1月12日のようです。
当時のスクリーンショットです。
一人だけ妙に明るいうえに、誰だかはっきりわかるのは面白いですね。

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ソーシャル欄を見ていたら、フレンドの方がクラブワールドと思われる場所にいたのでjoinしたのが遊びにいったきっかけでした。
たまたま遊びにいった&PC界隈のDJイベントということもあり、フレンドはjoinした方以外にはおらず、当時CLUB RUINSということも知らない、主催が誰だかわからないという感じでした。

joinしたフレンドも途中でいなくなってしまったので、一人で
「ワールドがきれいだな~」
「音がきれいだな~」
とか思いながら、暫く音楽を聴いてログアウトしました。
下記ツイートのイベントだったようです。

このイベント後にもたまたまjoinできて数回遊びに行く機会はあったのですが、アバターハックが流行った関係でイベントがFriend onlyになった&「俺みたいなのがフレンド申請してもいいのかな」という謎のチキンぶりを発揮し、しばらく遊びにいっていませんでした。

そんな中、アニダンスという踊れるA-POP主体のイベントがRUINSで開かれる&自分もDJを始めたし改めて遊びにいってみよう!!!
ということで意を決して主催のかがみんさんにフレンド申請を行って遊びにいきます。
とても刺激を受けた、DJの勉強になったというのが素直な感想でした。
やはり、雰囲気もQuest界隈と違うし、音やワールドの質が段違いだな...と思うと同時に、
「Quest界隈の人(PC化済み)をどうにかRUINSにつれていけないかな~」
と考え始めます。
"あの世界を知らないのはもったいない"という思いからですが、実現しようとすると、
・Quest界隈で私が認知される
・私がDJするなら聞きに行くよ!の環境ができる
・私がCLUB RUINSにお呼ばれする
を達成しなきゃいけないので、中々骨が折れる目標だな~と自分でも思ってました。一生実現できない可能性もあるよな~とも思ってました。
...が、5月に転機が訪れます。

なんと、RUINSのイベントに呼んでもらえました。
あのときほど仕事中にTwitterを見ていてよかったと思うことはない。
※空中リプでお誘いが来た

全員ではないにしろ、Quest界隈の人にRUINSを知ってもらう・楽しんでもらうという目標も達成でき、私個人としても大舞台に立たせてもらえたので本当に貴重な機会となりました。
この経験が無かったら、今ほど精力的にVRDJ活動は続けられていなかったと思います。加えて、第二回アニダンス、3DAYsFES、END OF YEAR FES等様々なイベントに呼んでいただけて感謝しかありません。
かがみんさん、minawaさん、yopiさん、VRDJ活動の分岐点となる機会をいただき本当にありがとうございました!

6. VRClub Mingle Space

私主催のイベントです。
最初のころから知ってる人は、コンセプトの変化に気づいていると思いますが、最初から説明させてください。

まずは、前身となる#NV_NVというイベントを行います。
この頃は仲間内に「どうやったらオーディエンスが反応してくれるかな」という相談をしていることが多かったと思います。
・アンセムばかりを流す
・知名度のある古いアニソンばかり流す
・踊りながらDJする
etc.

色々雑談の中で案は出ましたが、
「楽しそうにDJしているとお客さんはノってくれる」
という結論に至ります。
このスタンスでイベント開催してみたところ、お客さんも楽しい、演者も楽しい、全員楽しい、ハッピー!!!
という感じでした。
楽しそうにしてる人をみたら皆楽しくなる、当たり前の事象ですが、みんなで楽しむぞ!!!という意気込みのイベントだったので実現した部分があります。
フライヤー、どっかで見たことあるな...。

この#NV_NVの経験をもとに、VRClub Mingle Space(#VRCMS)というワールドを作ってイベントをやろう!と決意します。
当初は色んなDJイベントの入口、つまりVRCMSは大きなイベントではなく、そこからいろんなイベントにお客さんが遊びにいくきっかけを作ることを目的としていたイベントでしたが、現在は役割が被るイベントが増えたり、私自身がプライベートで忙しくなったりと様々な理由によって、活動頻度を大きく落としています。

#VRCMSとして様々なイベントを開催しましたが、そのおかげでVRChatでイベントを行う際のオーガナイザーとしての視点を養うことができ、非常に良い経験でした。このオーガナイザー視点での考えは別項目で簡単にですがまとめます。
ご来場いただいたお客さん、出演していただいたDJの皆さん本当にありがとうございました!

7. 盛夏音祭'20

夏にVRChatで開催された超大型音楽フェスイベントです。
3月にDJ活動を始めた時は、こんな大きなイベントにかかわらせていただけると思ってもみませんでした。

本当に素敵なイベントで、そのイベントが様々な方々のご協力で成り立っているのを演者サイドで見れたのは貴重な経験でした。
今回ここで書く内容は私が出演したDAY2での出来事がメインになります。
※連絡を取り合うDiscordサーバーが出演日で分かれていた

tumblrのリンクを貼っておきます。
フライヤーとかあるので是非見てね。

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DAY2だけで何人おんねーーーーん!!!
そして、私の認識が正しければここにいる人のほとんどが公募です。

普段からVRCで活動している人たちもいたとはいえ、この盛夏音祭をきっかけに入ってくるアーティストの方々も多く、その人たちの音源やプロフィール等を確認し、最終的に出演してもらうかどうかを決めるイベントスタッフの方々の労力は想像を絶するものだったと思います。
当たり前ですが、応募者はこのポスターに載ってない方々も含めるので...

私はDAY2演者が集まるDiscordサーバーに結構早い段階からいたのですが、日が経つにつれ人も増えてくるし、
「この人も出演するんだ...足を引っ張らないように頑張ろう!」
とイベント開催日に向けてどんどん気が引き締まっていったのを覚えています。

こんな感じで緊張とモチベーションがどんどん高まっていったのですが、本番当日のDiscordが本当にすごかった。

本番当日は、
・各会場の人数把握
・TTがどれくらい押しているのか
・トラブル発生の有無
etc.
という様々な情報が絶え間なくチャットで流れてきていました。
そして、各箱にはその箱を取り仕切るイベントスタッフの方々がVCで常駐という感じで、スタッフの方々の動きがとてつもなく、演者側としては身が引き締まる一方でした。
文章で書いてしまうと、「へぇ~」という感じで終わってしまうのが悲しい。

VRCの特性上、このような大掛かりなイベントを開催しても無料開催が基本となります(例外はあります)。
だからこそ、規模の大きなイベントを行うには、同じ目標を持った人をいつも以上に集めないといけないし、VRCで行うとなると技術的な理解も必要だしで色々とハードルが高いと思います。
そんな様々なハードルを超えて、実現まで漕ぎつけた盛夏音祭は本当にすごいし、演者サイドで関われたこともとても誇らしいです。
そして、その舞台裏を一部とはいえ生で見れたことによって、大なり小なりどんなイベントにおいても裏方で動いてくれている方の存在は忘れてはいけないし、最大限のリスペクトをすべきということを改めて心掛けられるようになりました。
盛夏音祭に参加する以前からこの考えは大事にしていましたが、関わっている人数が人数だったので、このイベントをきっかけに改めて念頭に置いてVRDJ活動をしていかなければいけないなとなった次第です。

盛夏音祭主催のTnohitoさん、裏で動いていただいたスタッフの皆さん、当日演奏会場として使わせていただいたSpot Light Talks店長の青猫さん、全ての会場で採用されたシステムTopazChatの作成者であるよしたかさん、素敵なイベントをありがとうございました!

8. VRC電音研

VRChat電子音楽研究...会!
略してVRC電音研。部...じゃないよ!

自分はVR空間でDJを始めた時から部活動・サークルのように趣味を共有したり、ちょっとしたノウハウを伝授しあうような場所が欲しいと思っていました。単純にVR空間内でTips共有をする場所が欲しかったというのもあるのですが、そういう場所の方がフレンドが出来やすい・話しやすいタイプなのでこのような場所を求めていました。

VRChatをプレイしている人たちは性別・年齢・その他バックグラウンド全てが不明確です。そこでいきなりフレンド作るのって難しくないですか?
私は難しいと思います。
ただ同じゲームをプレイしているだけで「仲良くなりましょう~」は難しいです。小学校、中学校でたまたま同じクラスだったからといって必ず友達になるわけではないのと同じように、全員と仲良くなんて無理です。

あくまで、私がそういう考えを持っているからというのもありますが、同じクラスだったという理由で友人関係が続いている人はとても少ないです。その代わり、部活動が同じだった人との友人関係は今でも続いている方が多いです。共通の趣味があった方が会話のネタにもなりますし、継続的に行う活動であればあるほど、友人関係も消滅せずに続いていくものだと思います。

VRC電音研のように、DJをしている・音楽が好きという集まりだとわかっていれば、"そういう会話をとっかかりにすればいい"というのが明確で会話もスタートしやすいし、もし話しかけた相手がその内容に詳しくなくてもコミュニティが形成されていれば、
「この人はこういうことが好きなんだな、自分は詳しくないけど○○さんに紹介してみよう」
と他の機会にもつながりやすいのです。

上記の考えが合っているかはさておき、私にとっては圧倒的にフレンドを作りやすい環境であったし、DJとしていろいろ学ばせていただきました。
また、オフ会しようぜ~(ただの飲み会)のノリで集まって、なんやかんや話しているうちにイベントをやろうぜ~という話になってリアル電音研に演者側で参加できたのは本当に良い経験が出来ました。
VRのクラブしか知らなかった自分はこのリアル電音研をきっかけに他のリアルイベントにもいくつか足を運ぶようになりましたし、現場の雰囲気というのを直に味わったからこそVRでどんなことをしていくのかと改めて考える良い機会にもなりました。特に変えてないけど。

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VRC電音研主催のたまPさん、リアル電音研を企画していただいたSHIRIAさん、nadecoさん、いつもありがとうございます。
そしてリアル電音研は、VRとは違って移動も必要かつお金もかかるイベントであったにもかかわらずご来場していただいた皆様、ありがとうございました!皆様のおかげで私の初現場はとても楽しい思い出になりました。

またいつか...やりたいですね!

9. Bar羽休め

私が唯一明確に所属という形式をとらさせて頂いているイベントです。
所属という肩書がありますが、活動に制限はない上にいつも大勢の前でDJをする機会をいただけて本当にありがたい限りです。

最初はBarの側面が強かったと思いますが、最近は音楽を目的に訪れる方も多くなりましたし、何より羽休めをきっかけに他のDJイベントにも遊びに行く方が増えてきましたね。きっかけ作りとして本当に良い場所だと思います。

お客さんの中には羽休めが好きで羽休めにしか遊びに行かないという方もいると思いますが、多種多様なイベントが開催されたり、突発でDJを行う方がたくさんいる関係で耳が慣れてきて、ジャンルを聞き分けられるようになったという方も少なくないと思います。VRのBarイベントになんとなく訪れていたら、いつの間にかジャンルの勉強が出来ていたなんて経験はここ以外にはできないでしょうね。
私自身も羽休めでいろんなジャンルのDJを聞くことが出来ましたし、そこで出会った新たなジャンルに挑戦する機会にもつながりました。

羽休めがイベントとして大きくなった副次効果ですが、今はDJ同士が繋がる場所という役割もあると思います。
羽休め・羽ばたきでDJをしているのを他のイベントオーガナイザーが見かけて、
「今度○○ジャンルのイベントをやろうと思っているんですけど、一緒にやりませんか?」
なんて話をしている機会も多くなりましたね。

年末年始もイベントが目白押しなので、まだ羽休めに行ったことが無くてお時間がある方は是非参加してみてはいかがでしょうか?

まいたけさん、いつもBar羽休めという素敵なイベントでDJをさせて頂きありがとうございます。これからもDJとして腕を磨いていくつもりですので、よろしくお願いいたします!

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10. VRCのイベントでオーガナイザーをやってみて感じたこと

今年はVR空間上でのイベントとはいえオーガナイザーの知見を得たので、イベント開催するときに何考えているかとか、こういうことがあって困ったな~ということをつらつらと書いていきます。
あくまで、"私はこういうスタンスでやってるよ"という話です。

【イベントのコンセプトは?】
基本的には、「やったら面白そうだからやってみるか~」のスタンスでイベントを開いていますが、一応コンセプトがあります。
私がやるイベントは基本的にはDJの紹介です。
イベントに来てくださった方が「なんとなく○○さんのDJ好きだな...」となって、そのDJさんのことを覚えて帰ってもらえると嬉しいな~という感じでイベントを開いてます。
最近はジャンル特化イベントが増えたので、アニソンDJを紹介するあにじゃがというイベントがメインになっています。

【イベントにゲストを呼ぶ基準は?】
VRCMSをやり始めた当初は、単純にその人のDJを聞きたい・もっといろんな人に知ってほしいという勝手な思いでゲストの方を呼んでいました。
夏頃は一気にDJを始めた人が増えたので、その人たちを紹介する場として基準無しでいろんな人を呼んだりもしました。
現在は、DJをやり始めた時から精力的にアニソンDJ、特に原曲を中心に取り組んでいた人をお呼びしています。最近は一気にアニソン原曲DJが増えてきたのでこれからどうしよう...の気持ちになっています。

【イベント開催って簡単?】
イベントを開催するだけなら簡単です。告知もいい感じに打てばいい感じの人数が集まります。
個人的に大事だと思うのはそのイベントを通じて何をしたいかです。それによってイベント開催の労力は大きく変わります。
・ワールドからつくるのか
・フライヤーは自作するのか
・演者は公募にするのか、自分で声をかけるのか
etc.
ちなみに、私の場合はワールドから作っている一方で、フライヤーはTT分かればいいだろの精神で作ってるのでちょこっとだけ大変かな~という感じです。

【どうやったらイベントに呼ばれる?】
私のイベントに関しては明確にこうしたらイベントに呼ぶよっていうのは無いです、ごめんなさい。その時々によってやりたいことがコロコロ変わる主催なので...。
でも、イベントに呼ばないという基準は明確に存在していて、
"リスペクトが無い人"
は呼びません。

何をもってリスペクトが無い人と判断するかというと、
・他のイベントに出てるときに主催の方にリスペクトが無い人
・来てくれたお客さんにリスペクトが無い人
・イベントを踏み台にして自分が目立つことを目的にしている人
etc.

こういう不穏なことを書くと、「えっ、自分のことかな?」と思う方がいるかもしれませんが、そう思える時点で違うと思います。
本当にリスペクトが無い人は自分の行動が他人にどういう影響を与えるかとか、どう見られているか等の思考がそもそも無いです。
「どこでもいいからとにかくイベントに出たい」
「目立ちたいからとにかく人数の多いイベントに出たい」
そんな感じの思考で動いていると感じますし、私以外のオーガナイザーにもその行動は見透かされていると思います。

一応補足しておくと、私のイベントに呼びたい人は無限にいらっしゃるんですが、体と時間が足りません...。私のイベントに呼ばれていないからといって、上記のリスペクトが無い人に該当するわけではないのであしからず。

【なぜリスペクトにこだわる?】
VRCのDJイベントはプラットフォームやその他の関係により基本的に無料です。しかし、ワールドを作る技術は本来お金のかかるものですし、フルスクラッチならその技術料、何かアセットを使っているならそのアセット代は主催が肩代わりしていることになります。
ワールドは作ってないけど、フライヤーを他の方に有償で作ってもらっている方もいらっしゃいます。フライヤーも自作していたらそれはそれで技術料が発生しますよね...。
そんな中でイベントを開催するわけですので、多少のエゴは主催側に許されると思いますし、そこを考慮できない演者は周りに怪訝な目を向けられても仕方ないかなというマインドです。
主催の負担はイベントを行っている時間以外にもたくさんありますからね。

とは言いつつも、私から声をかけて呼んでいる方々は、私から出演をお願いして、承諾していただいているので、
「わざわざ私のイベントでDJしていただいてありがとうございます!」
というスタンスです。演者から主催に対してのリスペクトを求めるならば、主催から演者に対してもリスペクトはあるべきですよね。
そんなわけで、これを読んだからと言って接し方を変える必要もないですし、今後とも是非よろしくお願いいたします。

ちなみに、私が自分のイベント以外に出演させてもらうときは、そのイベントの雰囲気をより楽しく作り上げられるように選曲しつつ、自分色をどうにか出すことを意識しています。
イベントに呼ばれたときのスタンスとイベントに呼ぶときのスタンスは別ってことです。

大体の人は差はあれど似たようなことを考えているんじゃないかな~と勝手に思ってます。私のイベントに関しては、もっと演者さんの好き勝手にやってもらってもいいのになとは思ってますけどね。
この点は、演者としてもオーガナイザーとしても難しいですね。

11. 来年の目標

最後です。長かったですね。
私も書き上げるのに時間がかかりました。
ここまで読んでいただいて本当にありがとうございます。

私の来年の目標は以下3つです。
・今と同じようにDJ活動を趣味として楽しむこと
・楽しい空間を摂取することを目的にDJイベントに遊びにいくこと
・VRCのオフ会、VRC発のイベントに遊びにいくorDJをすること

「既存のリアルイベントでDJをすること」が目標になくて驚いた方がいるかもしれません。
色々考えたんですが、私がやりたいことは普段VRで会っている人たちとリアルのクラブで出会ってバカ騒ぎすることだと最近結論が出ました。
そのため、既存のリアルイベントでDJをすることが目標かというと、微妙なんですよね。バカ騒ぎするのがゴールなら客としても達成できちゃうので...。
でも、どうせならDJ側として参加したいという思いはあるので、そういう話が出たら飛び上がって喜ぶでしょう。めんどくさい人間ですね。

楽しいからDJ活動を続ける、そのDJ活動によってもっと楽しいことが起こる
そんな一年を来年も過ごしたいです。

本当に今年は大変多くの方にお世話になり、様々な良い機会に恵まれました。
来年もよろしくお願いいたします。

2020年 12月 30日
あしじゃが

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