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坂本沙季18.下味をつける

唐揚げの下味をつける。あんまり料理は得意じゃないけど、その日食べたいものを考えて作ろうとスーパーに行けるようになった。買い物をして、胸肉で唐揚げを作る。

しょうがとかお酒とか加えて置いておく。下味をつけた方がいいのは美味しくなるから。誰が思い付いたんだろう?
今日は何を食べようとか考えるのすら一苦労で毎日あることだからこそ楽しめたらいいけど、あんまり得意じゃない。

道を覚えることに似ている。方向音痴で、何処かに行ったり帰ってきたりするのが得意じゃない。つい、知らない道に入ってみちゃったりして、帰れなくなる。自分がどこまで進んだのかわからなくなる。

料理も似ていて、つい、知らない工程をやりたくなったり、どこまで進んだのかわからなくなったり、次に何をすればいいのかわからなくなる。先回りしてやることができない。

全部においてそういうわけではない。今わかっている限りでは料理と方向だけ。
唐揚げに下味をつけなきゃならないなんてネットで調べなければわからない。食べて下味をつけた方がいいなんてわかりっこない。
今どっちの方角を向いているかなんて、地図開かないとわからない。

できることとできないこととかを他人と比較してしまう。比べることをよくないと思いつつ、その中にも自分の中に生きてることがあって、それを見ればよかったりする。
周りをたくさんみるから比べてしまうのかもしれない、でも、周りをたくさん見てしまうから気づくことも多い。

得意なことと得意じゃないこととか良いとか悪いとか決める自分の物差しを探したい。

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