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『花は窓』石川朝21.愛着執着心

何にも考えずに無邪気でいれる時間がすごく好きだ。ずっとずっと、あーもう一生このままでいたいなって思う。手放したくない。
物が捨てられない。
洋服の整理するぞって片付け始めても、全然捨てられない。「古いものじゃなくて、新しい好きなもの買えばいいんだよ」と母に言われてもわたしはいつまでもうじうじしている。
捨ててしまって後悔したらどうしようとか新しいいいものが見つからなかったらどうしようとかそんなことを考えてしまう。
でもなくなったらなくなったで忘れてしまうのも知っている。
忘れることにすら恐怖を覚える。
ワークショップに行った時、なんかわかんないけど話してみたくてしょうがない人がいたのにどうしてもどうしても恥ずかしくて話しかけられらなかった。
でもなんかこの人近いうちに会えるんだよなとかなんか思ったりして、
結局別の場所でまた会ったりする。
そういうことがあるのも知ってんだよな

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