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坂本沙季28.「ただの生活(2021.07.26あたり)」

会いたかったのを諦めた。

その人に会えるのが久しぶりだったけど、あんまり人が多いところへは行っちゃいけないかなって思って諦めた。人の多い場所に行くのに気を使う。
身近な人に迷惑をかけたくないし、自分も困りたくない。その場所を見極めるのが難しい。舞台はいい?ご飯に行くのはだめ?旅行はだめ?オリンピックはいいんですか?

社会と戦えないはだめ?
発言できないのは考えてないのと同じなの?


自分の好きなものがどんどん周りから消えていったのがこの春から夏にかけてで、支えだったり、自分のお金をかける先だったりを失って、会いたい人に会えなくなって困惑した。
今は会いたいと思えるだけで満足できるほうに自分をシフトしつつある。成長かなー、流れ?自分でそうしてるんじゃなくて、何かがそうさせてるのかも。失うものがどれだけあっても、そういうものに鈍感なときがある。死ぬ間際まで、本当に大切にしたいものに気づけないんじゃないか自分 って思う。

お金を何かに使いたいと思ったらアマゾンで本を3冊買うようにしてる。学生割があるから3冊。本にこんなにお金をかける価値のある時間も今しかないんじゃないかって思って、とりあえず買っとく。読まなきゃいけない本のために生きられるし、時間が豊かになる。最近、私の連絡の返事が遅いのはこのせいです。
デジタルデトックスまでいかないけれど、少しずつ本を読む時間に変えていく試みをしてます。


手紙を書く。今日も2通書いたので届くの楽しみにしてて欲しい。手紙とか置き書きとか捨てられないよね。どこにあるかわかんないけど、確実にある。あるのが大事。


高校の友達と卒業ぶりに会う機会があって、遊ぶとかそういうことじゃなく、会うのが新鮮だった。あのときモヤモヤしてたこととかそのまんまで、だけど、ちゃんと時間が経って、それを形にしたりできるようになっていた。



みんなで作る作品とか、
友達とちょっとお茶するつもりがちゃんとご飯食べちゃったりする時間とか、
ぬいぐるみに5000円かけちゃうときとか、
かき氷食べに行きたいって言いながらひたすら調べてたら過ぎちゃった1時間とか、
新しい友達ができたときとか、
誰かのために作るお味噌汁が意外とハードルが高いのとか、
夜のアイスとか、
思いやりをちゃんとお返ししたいこととか、
部屋が片付けられないのを笑ってくれる人たちとか、

そういった一つひとつを大切にする生活ができたらって思う。
ものが溢れてて、早起きできなくて、少し出かけるつもりが今日も家を出られずに過ごしてるけど、怖くない。
ちょっとずつ諦めて、ちょっとずつ大切にして、いつかたくさん捨てます。最近の生活です。

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