茶綿栽培終わりそうなので生育の様子をまとめてみる。

画像1 今年茶綿のタネを貰ったので育ててみた。和綿も毎年末種を更新するためにも撒いていて、交雑を避けるために場所を離して植えてみたら、思ったより本体が大きく育ち、株間がせまくなってしまった。これは花のようす。白いのと紅いのがあるようで、色が変わるらしい。開花は白で終わりに赤くなるようだ。洋綿は寒さには弱いようで、10月下旬の急な寒さに開花が出来なくなったようだ。
画像2 未熟な綿の実。和綿の実より大きくて丸い。同じところに二個つくものもかなりあった。和綿にはみられない特徴。綿は開花から収穫まで、和綿で30日、洋綿で40日と言われている。茶綿は洋綿なので、和綿より収穫に時間がかかる。秋は長雨や台風がある。晩秋の収穫時期までに実が雨にあたる可能性があるため、和綿は下につき、洋綿は上につくことが確かめられた。
画像3 茶綿の実の割れる様子。実も上向きにつく。これは枝が曲がっているので下に向いているように見えるもの。ワタは根元から次々と枝分かれし、そこに等間隔に実がつく。葉と同じ箇所から実の枝が出る。
画像4 一度枯れたと思っていた苗がまた生えてきたもの。10月あたまでこの大きさでは寒さに耐えきれないので処分したけれど、根を見たらひっくり返っていた。何粒かまとめて撒いて、発芽したものを一株にするさい、脱いた苗を植えてみたもの。和綿はほとんど根がつかないが、洋綿は全て根がついた。
画像5 茶綿の茎。根元の直径は25ミリくらい。とても太いが、幹に比例して根は短いので、風が吹くと根が浮きやすい。今年は台風がこなかったので支柱は立てなかったが、来年は立てることも考えて畝立てしたほうがよさそう。
画像6 和綿はこんな感じに実がつき、弾ける。下に向けてつくので雨に強いと言われている。今年はここいらでは台風も来なかったし、2020年に比べたら秋の長雨もなかった。夏の暑さは6月からあったが、猛暑の時期が短かった。毎年9月は害虫が大発生する時期だが、今年は綿やオクラにつくハマキムシが大発生。二回ほど農薬を散布したがまったくおさまらなかった。ワタは初期被害でなければ、綿の実にあまり被害がないため、例年は農薬散布しないが、今年は他のものにも移るので一斉に散布した。そういえば洋綿は実に虫が入ってしまったものもあったな…

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