【永久保存版】ヤフオクでの車の買い方

最近ヤフオクで車を購入するのも当たり前に
なりつつある。

通常ディーラーや中古車専門店で車を購入
しようとすると原価から30万円~60万円
上乗せされて売られるため、ほぼ原価〜10万円
ぐらいで購入できるヤフオクは非常に安価で
車を手にすることができる。

とはいえデメリットもある。
それは個人売買であるため信用はあくまでも
出品者側の評価のみで判断するしかなく、かつ
購入後は基本的にノークレームノーリターンだ。

よって「実はメーター改ざん車だった」とか
「電気系統がよく壊れてあとから水没車
だったことを知った」とかそんな話もちらほら
ある。

そんな私も中古車屋で働いていた頃、買い取った
車が水没車だったことが判明して、どこで
買ったか聞いたらヤフオクだった。それを
返却したついでに次に購入した車も
ヤフオクで購入した車なので
見てほしいと言われ、みたら事故車だった…。
なんてこともあった。

リスクがあるというのが最大の難点である。
しかしながらそのリスクをできる限り回避できる
方法はある。元中古車屋で働いていた視点から
注意すべきポイントを説明しよう。

1 特定の出品地域は要注意
 私の経験上、ある特定の地域は水没車や
 メーター改ざん車などの悪質な車を販売する
 業者が多い。具体的には…
 埼玉県、愛知県、大阪府だ。この地域は注意
 した方が良いだろう。

2 特定の出品車輌は要注意
 業務で使用するような車輌はある程度の
 距離を走るため、走行距離が10万キロを
 超えても需要がある。それを逆手に取って
 悪徳な業者がメーターを改ざんする。
 具体的にはハイエースは要注意だ。

3 画像がきれいすぎる車輌は要注意
 出品者であれば誰もが高く売りたいと
 思っているため、出品の説明文や画像の
 とり方など様々な工夫をしている。
 しかしながら悪徳な業者はその工夫が
 一つ頭を抜けて巧妙だ。良く見える車
 ほど怪しんだほうが良いだろう。

4 車検満タンもしくは予備検付き車輌は要注意
 2年の車検付きであれば購入した
 金額以外の出品はかからないと
 思ってしまうため、とても魅力的に
 映るだろう。しかしながら多くの車両は
 取り敢えず車検を通しただけ。の車両
 であり、すぐに故障または交換しなくては
 ならない部品がでてくる可能性が結構あり、
 結局痛い出費を伴ってしまうことになる。

5 出品者が業者と思われる車両は要注意
 カービューやgoo-netなどで売られている
 金額と大差ない金額で出品されている
 車両は問題ないが業者と思われる出品者が
 出品している車両で金額が安いと思われる
 車両は要注意だ。事故車や水没車、
 何らかの故障を知っていて説明していない
 何かがある可能性がある。
 そもそもヤフオクで業者が原価(仕入れ値)
 に近い金額で売るメリットはない。それでも
 その金額で売るというのはよっぽどの訳あり
 なわけなのだ。

以上が注意すべきポイントだが、そんなんでは
ヤフオクで購入することはできないと思った方は
下記を参考にしてほしい。

1 業者ではなく個人出品者から購入する
 業者はあくまでも仕入れ値に対していかに
 利益が得られるかで販売する。要するに
 カービューなんかで出ている車よりも
 安く車を買いたいとおもっている
 ヤフオクユーザーには基本的にはマッチ
 しない。それに対して個人の出品者は
 買取業者やディーラーの下取りで
 安く買いたたかれたくないだけでその
 希望金額は業者が仕入れる金額に近い場合が
 多い。そんな私もヤフオクで車を売った場合は
 業者が仕入れる金額+αであることが多い。

2 買いたいと思った車は必ず現車確認と試乗をする
 まずほとんどの出品者は現車確認と試乗を
 勧めている。しかしながら実際に試乗
 されたら困る車両も含まれる。そういう
 場合はたいがいのらりくらりと理由をつけて
 試乗をさせない。
 そんな車は止めたほうがいい。逆に現車確認と
 試乗を積極的に勧めてくれる出品者は信用
 できる。かくいう私も現車確認に来た人には
 試乗を勧めている。試乗をすれば高確率で車を
 気に入ってくれ入札してくれることを
 知っているからだ。

3 事故車を見極める
 そんなことが出来たら苦労しないと思った方も
 多いだろう。しかし実はそれほど難しくない。
 まず後の事故はそれほど気にする必要はない。
 なぜなら後ろはエンジンやラジエーターなど
 車の主要部分を積んでないため、走行上故障
 するような箇所は少ないからだ。
 では重要な箇所はどこか?それは
 前と横である。
 まず前はバンパーの着脱やラジエーターの
 コアサポート交換などは大したことない。
 問題は衝突した際どこまで破損したかである。
 その見極めポイントはボンネットまで衝撃が
 達しているかである。さてそれをどう
 見極めるかであるが、ボンネットを交換
 するためには必ずボンネットを開けたときに
 見えるネジ(大体左右に2個ずつある)の
 塗装が剥がれているかどうかを見るといい。
 剥がれている車両は高確率でラジエーターを
 交換するほどの走行に影響のある事故を
 起こしている。
 
 次に横の事故だが、横は前に比べ見極めが
 難しい。本当は前のドアのヒンジ部分の
 ネジと後ろのドアのヒンジ部分のネジの
 塗装が剥がれているかみればいいのだが、
 そんなに じっくり見ることができない
 場合が多いだろう。
 そんなときには運転席側と助手席側のドアを
 軽く何度か閉めるといい。軽く閉めて
 半ドアになりやすい車はドアを交換している
 可能性がある。軽自動車は見極めが難しいが
 普通車は軽く閉めても半ドアになりにくい。

かなり長文になってしまったのでこの辺に
しておくが、以上を参考にして是非素敵な車を
ヤフオクで見つけて欲しい。

また需要があれば別の視点からポイントを
追加しようと思う。

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