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スプラトゥーンの上級者に好まれるブキは?:散布図で2つのデータを比較

前回に続き、散布図を使って、2つのデータを比較する例、その2です。シャープマーカーや、スクリュースロッシャーは、強いブキ、環境ブキなどと呼ばれることがありますが、本当にそうなのでしょうか?もし、それらを使うほうが勝ちやすいというのであれば、上級者により好まれるのではないかと思い、散布図で確認してみました。

登録されたプレイヤーのウデマエ

stat.ink に登録されたデータを解析していますが、そもそも、どのくらいのウデマエのプレイヤーが多いのか、パイチャートで確認してみました。

登録されたデータは、バンカラマッチ(チャレンジ、オープン)、ナワバリ、フェス(チャレンジ、オープン)、Xマッチとありますが、オープンやナワバリだと、異なるウデマエのプレイヤーが混ざってしまうので、「バンカラマッチ・チャレンジ」のデータだけを用いました。シーズンは、Chill Season のみで、84,378件の試合結果でした。

パイチャート:バンカラマッチ・チャレンジのプレイヤーのウデマエ

結果としては、ほとんどが、S から S+ のデータだということが確認できました。S から S+10 未満のプレイヤーが半数以上となってます。A, B, C 帯のデータは少ないです。(そもそも、データをネットにアップロードするだけ、ウデマエに自信がある方のデータということになるのかもしれません。)

S+10以上で好まれるブキは?

ウデマエSまでは、前作と比べて上がりやすいと言われる今作です。Xマッチも S+0 から参加できるようになります。しかし、シーズンごとのリセットでも、S+をキープできるようになるのは、S+10からです。

実質、X帯といえるのは、そこからだと思いますので、「S+0 から 9まで (S+ < 10)」と「S+10以上 (S+ >=10)」のプレイヤーの使用ブキを比較してみました。(ルールはホコです。)

S+10未満と、S+10以上の比較

結果的に、ほぼ直線となりました。特定のブキを使用していると、S+10以上になりやすいということはなさそうですね。(鉛筆は厳しいということはありそうですが。)

本気度の違い?(オープンとチャレンジの比較)

「チャレンジは負けたくないので本気のブキだけど、オープンでは違う」というケースもありそうなので、念のため、オープンとチャレンジで使われるブキの傾向が異なるかも確認してみました。

散布図:ホコルールのオープンとチャレンジで使用されたブキを比較

とりあえず、ルールは、ホコで比較してみましたが、チャレンジとオープンでほとんど違いはありませんでした。オープンでも負けたくないですよね。

まとめ

散布図で見たところ、上級者に多い傾向にあるブキというものはないようです。また、これらのデータでは、勝ち負けはチェックしてませんし、プレイヤーの多いウデマエS+ のデータだけの傾向です。Xマッチのデータで、Xパワーで比較すると違いはあるかもしれません。また、マッチングで編成のバランスを取られるから、偏らないのかもしれません。

スクリューなどは慣れないと難しいので、より上級者に多いと予想していましたが、意外でした。やはり、自分の好きなブキを使ったほうが楽しいですよね。


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