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黎の軌跡クリア ~感想~


ファルコムの軌跡シリーズ最新作、黎の軌跡(くろのきせき)をクリアしたので、適当に感想を書いていこうかなと。
※ネタバレありです。シリーズをある程度知ってる人向けなので
閲覧は自己責任でお願いします。

クエスト全部やってるとはいえ、プレイ時間85時間てかかりすぎでは・・・

【舞台とゼムリア大陸の情勢】
黎からはいよいよカルバード共和国が舞台。
カルバードの名前自体は零以降、頻繁に出てきましたが、満を持して?の
登場です。大陸の情勢は、ゼムリア大陸の2大大国であったもう片方の
エレボニア帝国が大陸全土を巻き込んだ戦争を始めようした経緯があり、
共和国に対して莫大な賠償金を支払われることとなり、
2強からカルバードの単独1強になりつつあるといったところ。

【ストーリー】
裏解決屋(スプリガン)といわれる裏稼業を生業としているヴァンのもとに、アニエスという少女から曾祖父の懐中時計を探してほしいという依頼が入る・・・というのが冒頭。この曾祖父がなんとあの
C・エプスタイン博士。探してる懐中時計が実は代物で、オクト・ゲネシスという《古代遺物(アーティファクト)》のひとつだった。
曾祖父が生前残していた手紙に、120X年までにオクト・ゲネシスをすべて回収しないと、すべてが終わる。。。との手記が残っており、すべてを
回収する第一歩として裏解決屋に依頼した・・・というのが序章の話。

いきなりぶっこんできますねぇ。エプスタイン博士といえばシリーズではおなじみで、オーブメントを開発した動力革命の祖と言われる人物。
ヒロインがそのひ孫とは・・・と、つかみは相変わらず面白そうで、
実際ストーリーはまあまあ面白かったけど、
新章ということもあってかキャラクターのバックボーン的な話が多く、
キャラの正体や過去は判明したがまだまだ全体的な謎は残ったまま。

【キャラクター】
主人公ヴァンはシリーズの主人公としてはかなり高めの24歳。
ダークヒーロー的な立ち位置なのと年齢が高めなどの設定が、
TOVのユーリに似てる。ロイドやリィンみたくモテモテってわけでもないのが好印象。終盤~ラストで明かされるヴァンの正体や生い立ちには
ビックリ。お前まさか魔王だったとは!?何か後ろめたいことがあるのは
序盤からわかりましたが、あの凶悪組織D∴G教団にとらわれていた過去が
あり、生まれつき持っていた魔核を奪われていたとは。
何か生きることをためらっているような印象はあったので、ラストで
納得しました。
ヒロインアニエスは私が好きな芯の通ったしっかりものの女性。
(とはいっても16歳の学生なんですが・・・)
新大統領の実の娘でもあり、曾祖父といいかなり重要人物と繋がりが
ありますね。共和国編を通してキーパーソンになりそうな気がします。
発売前のPVでアニエスと大統領の関係は予想出来ていた人もいたようですね。私はPVを全く見てなかったので予想も何もなかった笑

今回特筆すべきは仲間キャラは年齢幅が広く、13歳から69歳までのキャラが裏解決屋の仲間となるのでシリーズの中では新鮮味がありました。

過去作からの登場人物としては主にジン・ヴァルター・キリカの空組と
アニエスの先輩にあたるレン、閃からはフィーが活躍してくれています。
共和国編なのでツァオやリーシャもいますね。

ヴァンの幼馴染など、味方に関係するサブキャラ達は魅力的でいいのです
(ヴァンとエレインはヨリを戻してほしい)が、敵キャラはイマイチだったかな・・・今回、結社の下部組織的な暗殺集団「アルマータ」が主な
敵陣営なんですが、深掘りが薄いように感じました。
ポッと出の割にはもう壊滅した(はず)ので今後は出てこなそうだし。

【システム】
碧まであったクオーツの属性システムが復活。
属性の合計値によって攻防それぞれ追加効果のシャードスキルが発生し、
戦闘を有利に進められるというもの。またプラグインシステムにより
ある程度使用アーツの自由度が増したのはありがたい。
全員にセレスティアルが使えるようにしていました笑
慣れるまで意味が分からなかったけど、慣れると結構好きなシステムに
なりました。軌跡の中では一番好きなシステム。

【気になった点】
・戦闘中のカメラワーク(上から固定にしてほしかった)
・ロードが長い
・いつもの展開とプレイ時間の水増し感はぬぐえない
・クオーツが引き継げないなど、あまり周回の意味がないように感じる。
・ボイス有り無しが中途半端(会話してる片方はボイスありなのにもう
片方がボイス無しとはどういうこと?)

【今後の展開】
軌跡にしてはそれなりにキレイに終わった方だとは思っていますが、
あくまでも共和国編の序章に過ぎないという感想。
最後のゲネシスが見つかっていないこと、
大統領の思惑がまだわからない(宇宙軍基地?ってなに?)こと、
七の至宝も全く出てきていないことから、共和国編もまだまだ続きそう
ですね。至宝などゼムリア大陸全体にかかわるような話は今後本格的に
描かれると思うので、2以降が本番といっていいでしょう。
続編は買いますが、だらだら引き伸ばし展開はほんとにやめてほしいです。


黎の感想はこんなところですかね。2が出たらまた書きます!
(気が向いたら、振り返って空~閃4までの備忘録的な感想も書きたい)

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