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手放して、気づいたこと

2020年に手放したもの
正社員の仕事
こどもたちの習い事
心配症の癖
会社員の時に使っていたもの(洋服、靴、バッグなど)

2020年は世の中が大きく変わった年になったけれど、私自身も2020年を振り返ると、私はいろんなものを手放した年だったなぁと思った。

昨年の10月くらいに風の時代になることを知り、たまたまだったかもしれないけど、今思えば、一度立ち止まってリセットできたことは、時代の変化に備えていたんだと思えたし、結果論だけどめちゃくちゃ良かったなぁーと思っている。

10年以上、共働き世帯として、ガツガツ働きながら子育てをしてきた。不器用で、やるからには手が抜けない性格で、全方位的に全力でとても頑張っていたと思う。
大変なこともたくさんあるけど、こどもはかわいいし、好きなことさせてあげるにはお金が必要だから稼いだ方がいいし、会社も自分を必要としてくれているし、と色々な理由をつけて頑張っていた。
実際に仕事も子育ても楽しいし、この選択が最善だと思っていた。

そんな中夫が海外転勤になった。色々考えた末、一緒に行くことを決め、私は今まで築いてきた色んなものを一気に手放した。
しかし、渡航直前に、新型ウイルスの影響で、渡航が出来なくなった。
立ち止まることを余儀なくされ、なんというか、ゼロリセットした感じになった。

今まで大事だと思っていたものを手放してみたら、色んなことに気づくことができた。
・手放せなかった原因は、将来への不安と恐れだったこと。
・仕事の目的が、収入を増やすことになっていたこと。
・以前と同じような生活は二度としたくないと思っている自分の心。
・こどもたちにも、今まで無理をさせていたこと。
・我が家の家計に必要な金額。

お金はあるに越したことはないけれど、自分の収入がなくなっても、基本的な生活は案外そんなに変わらなかった。
今まで、収入が減ることへの漠然とした不安から目を背けるために、頑張ることが最善だと自分を思い込ませていたんだ、と思った。
本来お金は、人生を楽しむことを叶えるために必要なもの。より多く稼ぐことを頑張るよりも、自分がやりたいことを楽しむ生活を優先した方がいい。

こどもたちは、やめてしまった習い事をもう一度やりたいと言わなかった。つまり、今まで私が「やらせて」いたのだ。こどもに好きなことをやらせてあげるために、と思って働いてきたけど、これも私が勝手に考えた名分なだけだったな、と思った。
本人たちは習い事なんかより、放課後に友達と遊ぶことが楽しくて仕方ない。(そりゃそうか)

そう思ったら、今までのように自分も家族も我慢しながら、一生懸命フルタイムで働きお金を稼ぐことに全く価値がなくなった。


40代に突入すると、人生も折り返し。2020年のゼロリセットは、パンク寸前の私に神様がくれた時間だったんじゃないか、とすら思う。笑

外的環境的にも内的にも大きく価値感が変わった年。これからの新たな時代は、風に身を任せつつ、自分の心の声を聞きながら進もうと思う。


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