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世界の運用会社ランキング

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世界の運用資産残高

2020年末の運用資産残高は103兆ドルと推計され、2019年の93兆ドルから11%の増加となりました。BCGは資産運用市場と運用会社の動向についてまとめたレポートを毎年発行しており、運用資産残高が100兆ドルを超えたのは、19回目となる今回の調査が初めてです。調査対象のほぼすべての地域で2桁の増加がみられ、日本でも11%増、6.5兆ドルを記録しました。新型コロナウイルス感染拡大の影響が広範に及んだにもかかわらず、特に個人投資家からの堅調な資金流入と市場の好調なパフォーマンスにより、業界全体の運用資産残高が増加したとみています。ただ、コスト圧力と手数料率の低下により、収益全体に占める営業利益の割合は34%と昨年と同水準でした。新規流入資金は、年初の運用資産残高の3.1%と推計され、過去10年間の平均を上回りました。

運用会社ランキング

世界の運用機関資産残高ランキング(上位20社)

Pensions & Investments誌 2017/12/31時点

第1位のブラックロックから簡単に説明すると、代表的な商品にETF(上場投資信託)においてトップクラスの「iシェアーズETF」があります。

バンガードグループは個人投資家向けに初めてインデックスファンドを手掛けたところです。

ステート・ストリート・グローバル・アドバイザーズはETFの生みの親といわれ、代表商品には世界ではじめてETFを設定した「SPDR S&P 500 ETF」があります。

フィデリティ投信は独立系資産運用グループで、東京にある事務所はフィデリティが海外に初めて設立した拠点です。

最後はアリアンツグループが誇る世界最大級の保険会社を筆頭に、資産運用会社などからなる保険や金融サービスを手掛ける企業です。

世界の運用会社の紹介(上位5社)

①ブラックロック

ブラックロックは1988年に設立され、昨年30周年を迎えました。現CEOのラリー・フィンクや社長のロバート・カピートが中心となって、モーゲージ債券に特化とした運用会社としてスタートしました。その後は、株式の運用に強いメリルリンチ・インベストメント・アドバイザーズを2005年に買収し、2008年には当時ETFの最大のプロバイダーであったバークレーズ・グローバル・インベスターズの買収などを経て、運用資産では世界最大の運用会社に成長しました。6月末時点で、グループとしてお客様からお預かりしている運用資産は約700兆円あり、世界100カ国以上の投資家の方々に幅広いプロダクトやソリューションを提供しています。

②バンガード・グループ

バンガード・グループ・インクとは、アメリカ合衆国ペンシルベニア州に本社がある世界最大規模の資産運用会社であり、世界初のインデックス型投資信託(インデックスファンド)を個人投資家に提供した会社として知られている。

2019年5月末時点の運用総資産額は5.4兆米ドル(約600兆円)だった。ブラックロックに次ぐ、世界2位の投資信託および上場投資信託(ETF)の提供者である。投資信託とETF以外にも証券サービス、ファイナンシャル・アドバイス・サービス、教育資金サービス、など数々のサービスを提供している。

創業者のジョン・ボーグル(愛称:ジャック、1929年-2019年)は、世界初の個人投資家向けのインデックス・ファンドを設定した人物であり、幅広く投資家に低コストで投資ができる機会を与えた人物としても知られている。「インデックス・ファンドの父」とも呼ばれている。バンガードは上場企業ではなく第三者株主が存在しないため、ファンドの保有者がバンガードのファンドであり、バンガードのファンドに投資をする投資家がバンガードの保有者になる仕組みで経営されている。この独創的な会社構造により、ファンドの利益は第三者株主等ではなく、バンガードのファンドに投資をする投資家に還元されることになる。


③ ステート・ストリート・グローバル

ステート・ストリートは大手機関投資家向けグローバルカストディ (AUCA約4,400兆円) および資産運用機関 (AUM約400兆円) としては世界最大級の米系金融機関で、現存する銀行としては米国国内で2番目に古い歴史を持つ金融機関。名称は本社のあるボストンの国際金融市場であった中心街に由来する。大手機関投資家および各国政府との取引が主で、グループとして個人向け業務は展開していない。

その配下であるステート・ストリート・グローバル・アドバイザーズ(SSGA)社は、上場投資信託SPDRシリーズを運用しており、SPDR S&P 500 Trust ETF (NYSE Arca: SPY)は世界最大のETFである。

④ フィデリティ・インベストメンツ

投資信託の販売・運用会社。エドワード・ジョンソン2世が前身のフィデリティ・ファンドに主導権を確立して以来、同族経営が続いている。ミューチュアル・ファンドだけで300以上の基金を持ち、2500万人以上の投資家との取引がある。運用資産額は2016年現在で2.1兆ドル。11月にアビー・ジョンソンが父親のエドワード・ジョンソン3世から会長職を引き継いだ。フィデリティ・インベストメンツは2018年6月29日現在、バークシャー・ハサウェイの筆頭株主である(FMR 3.98%, Fidelity Contrafund Inc 2.87%)

1946年設立のFidelity Management and Research LLC(FMR LLC)が、投資アドバイザー及びフィデリティ・ファミリーの投資信託会社として機能している。3つの基金部門に別れており、高額所得がボストン、平均所得がメリマクに置かれている。

エドワード・ジョンソン2世がつくったピューリタンファンドは健在である。1962年にスタートしたマゼランファンドは、相場師のピーター・リンチが世界規模に育て上げた

⑤ アリアンツグループ

アリアンツ(Allianz SE)は、ミュンヘン再保険と双子の関係にある保険会社で、資産運用会社などを傘下に持つ世界有数の金融グループである。フランクフルト証券取引所上場企業。

1880年にRückversicherungs-Gesellschaftという社名で設立された。10年後に大幅な増資をしてベルリンにアリアンツを立ち上げた。このときの出資者はメルク・フィンク商会とドイツ銀行である。メルク・フィンクは第一次世界大戦と第二次世界大戦を経る間ずっとアリアンツの40%を保有し、ドイツ最大の保険会社へ育て上げた。メルク・フィンクはS. M. v. Rothschild をアーリア化しており、戦後アリアンツ株を買い増して1990年にバークレイズと合併した。

2001年、アリアンツはドイツの銀行大手のドレスナー銀行を買収し傘下に納めた。

現在は損害保険や生命保険、医療保険および資産運用管理や各種銀行業務などを、ヨーロッパ、アジア、アメリカ、アフリカおよびオーストラリアの70カ国で行う、ヨーロッパ最大級の金融グループとなった。2006年11月現在、アジア太平洋地域においては、日本やマレーシア、大韓民国や中華人民共和国など16カ国で各種金融事業を行っている。 2008年にドレスナー銀行をコメルツ銀行に売却。現在は30%の株式とアリアンツ保険のドレスナー銀行における独占販売権と投資信託の優先販売権を持つ。

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