エビリファイ服用2か月 効果と副作用
いつもお読みくださって、またスキ・フォローをしていただきまして、ありがとうございます。また、数多くの方々に、WAIS-IVの有料記事をご購入いただきましたことをこの場をお借りしてあらためて感謝申し上げます。
今回は、「エビリファイ」（一般名：アリピブラゾール）が処方されてから
2か月間経ちましたので、どんな効果や影響が表れたかを書き記したいと思います。
エビリファイ（一般名：アリピブラゾール）とは？
まず、エビリファイ（一般名：アリピブラゾール）とはどんな薬でしょうか？
このエビリファイは、大塚製薬によって開発された向精神薬で、2006年に承認されました。
その後、筆者が処方されているジェネリック版（アリピブラゾール）が登場しました。
分量は、1mg、3mg、6mg、12mgとあり、基本的には錠剤型です。
【追記（2023/6/15）：1mgのものには錠剤型のほかに粉薬があります】
錠剤の直径は6ｍｍ、厚さは2.5mm（1mg、3mgの場合）と非常に小さい薬なのが特徴的です。
効能としては、
●統合失調症
●双極性障害における躁症状の改善
●うつ病・うつ状態（既存治療で十分な効果が認められない場
合に限る）
●小児期の自閉スペクトラム症に伴う易刺激性
となっています。
https://s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/medley-medicine/prescriptionpdf/180078_1179045B1021_1_36.pdf
元々は、統合失調症や双極性障害に向けた薬でしたが、その後一部の自閉症スペクトラム（ASD）の症状にも効果があるとされ、処方されるようになりました。
エビリファイまでの経緯
筆者は、統合失調症や双極性障害の診断は受けておりません。
しかし、元々、うつ病用に「サインバルタ」、「トレドミン」、「イフェクサー」を処方されていましたが、どれも副作用がきつく、合いませんでした。
さらに、エビリファイの直前までは「トリンテリックス」を処方されていましたが、薬価が高いのに効果がいまひとつでした。
特に、「サインバルタ」では尿が出なくなるという重大な副作用を経験しました。
また、「トレドミン」では排尿に違和感が出てしまうなどの副作用がありました。
「イフェクサー」は異常なほどののどの渇き、食欲不振、便秘が見られました。
その後、2021年から処方されたのが「トリンテリックス」でした。こちらは、飲み初めにほんの一時的に、左足の裏がすこし痒くなった感じの副作用とのどの渇きぐらいの副作用でしたが、特に大きな副作用がしばらくは見られませんでした。
ところが、効果がほとんど見られず、相変わらずののどの渇きがあったもので、自己判断であまり飲まないようにしていました。
2023年1月ごろから飲むのを再開したものの、今度は胃腸の不快感などの副作用が出てきました。
それ以外にも、WAIS-IVの診断後に抗ADHD薬として「ストラテラ」を飲みましたが、尿漏れ、体重減少などの重大な副作用がありました。また同じ抗ADHD薬の「インチュニブ」も処方されましたが、足のかゆみが止まらなくなったりと、副作用ばかりでした。
それでかかりつけ医に伝えて、違ったアプローチで処方しようということになり、この「エビリファイ」が処方されるようになりました。
2か月間のエビリファイの効果と副作用
あくまで個人的な感想ですが、エビリファイを飲んだ後の効果と副作用について書きたいと思います。
効果
若干ですが、後回し癖が少なくなったかのように思えます。精神面での安定感はほとんどわかりません。
かかりつけ医の添付文書には「やる気がしない、興味がもてない等の状態を改善する薬です」とあり、この部分が出てきたのかもしれません。ただ、それが発揮されたのは飲み初めの頃で、薬に慣れてしまうとそれもそこまで感じなくなります。
副作用
飲み初めの2週間ぐらいはのどの渇きがすごく気になったり、食欲が急に増え、あまり噛まずに食べてしまうなど、多食傾向が見られました。しかし、飲み初めから3週間ぐらいするとこちらも落ち着いてきました。のどの渇きは少し残ってしまいますが、トリンテリックスと比べると、マシかもしれません。
よくある眠気についてはなく、逆に減ってしまいます。睡眠導入剤の「マイスリー」や「レンドルミン」を飲んでも、眠りが浅くなり、夜中に何度も起きてしまうことがあります。
薬の飲み初めの数週間や、特に飲酒（一人の時はめったに飲みませんが）した後は、1、2時間おきに目が覚めてしまうなどの症状がありました（逆にこの時期は朝早くに起きられやすくなりました）。また、エビリファイを飲んだ後飲酒をすると、酔いが回りやすいです。
よく言われる血糖値の変動については、血糖値が測定できていないので、何とも言えないところです。
倦怠感についてはごくたまにあるといったところでした。
全体的には劇的な効果はないものの、身体に関しては、中途覚醒以外目立った副作用それほどないといった感じです。