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【おもちの発達障害自伝1】感覚過敏

はじめに

こんにちは。
自閉スペクトラム症で精神保健福祉士のおもちです。

今日から自分の発達特性について、みなさんに知っていただき、自閉スペクトラム症の普及啓発ができたらな、と思っています。

基本的に文字は苦手ですが、顔も声も出したくないので、noteにまとめていこうと思います。

感覚過敏~私の場合~

精神科の先生方が、診断の参考にされているマニュアルの1つに「DSM-5」というものがあります。診断基準が載っていて、精神科のほとんどの先生がこれを基準に診断されているようです。
私も診察時には、これに則っていろいろ聞かれていたようです。

DSM-5の自閉スペクトラム症の診断基準の中に感覚過敏についても載っています。

私の場合は、五感の全てに過敏さがあるので、それを紹介したいと思います。

視覚

私は、まぶしいのが苦手です。
室内の電気の光が直接視界に入ると、くしゃみが出たり、片頭痛になったりします。
よく、太陽の光を見ると、くしゃみが出る人いますよね。私も出ますが…
それに似ているのかなと思います。
ただ、これは我慢できるかなと思います。

聴覚

私は、ビニールの音や電子音が苦手です。
私の耳で、どう聞こえるかというと・・・
耳に指を入れて、自分で話すときの声のように、耳に響いてしまうのです。
最近は、レジ袋が有料化され、エコバッグを持ち歩くようになったため、とても楽になりました。
私は時々電子ピアノを弾くのですが、音がなるかならないかのギリギリの音量にして弾いています。

聴覚については、他にも
周りの雑音と拾いたい音が混じってしまうことがあり、重要なことが聞こえないことがあります。
「なんで話を聞いていないんだ」と、学校でよく怒られてましたね。
それ、どの時点で言っていたかは、私知ってますから。でも、後ろの人が私語していたので、聞こえませんでした・・・みたいなこと、ありましたね。

嗅覚

私の場合は、結構ひどい方だと思います。
今は全員マスクしているので、多少は楽になりましたね。

たとえば、トイレの消臭剤が変わると、すぐにわかるし「変えないで~」となります。入浴剤もそうですね。食器用洗剤も種類が変わると、食材の香りも変わるほどです。

味覚

これは1番ひどいと思います。
上に書いたように、食器用洗剤が変わると、食事の味も変わります。
また、前日が魚料理で、洗ったフライパンで肉料理をしても、魚の香りがしてしまって、食べられないときがあります。
小さい頃は、残すと親に怒られていましたね。理由を言ってもわかってくれず、丸のみ状態で食べてましたね。
今まで好き嫌いはなかったのですが、よくよく思うと、魚の煮つけ類は苦手なようです。

触覚

よく「洋服のタグが気になる」というお子さんがいたりしますね。
私の場合は、洋服自体の繊維の種類によってかぶれを起こしてしまいます。
首のあたりからかゆくなり、だんだんと腹部まで広がってきます。
制服のある職場では、最初に必ずかぶれていましたね。
皮膚科に行って薬をもらう始末です・・・

おわりに

今日は、私の感覚過敏のお話をしました。
いろいろな過敏さを持っている自閉スペクトラム症の方、グレーゾーンの方いらっしゃると思います。
このような困り感が定型発達の方にも知ってもらえるとありがたいです。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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