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【おもちの福祉講座3】就労移行支援

はじめに

こんばんは。
精神保健福祉士のおもちです。

本日は、障害福祉サービスの1つである、就労移行支援について説明します。
今後は、しばらく障害福祉サービスシリーズとして、発達障害に関係するサービスから説明していきたいと思います。

就労移行支援とは

どんなサービスなの?

就労移行支援とは、名前のとおり、就労に移行するための支援サービスです。
一般就労(一般企業などへの就職のことを言います)に向けて、必要な訓練を受けることができます。

どんなことをするの?

例として
・パソコンについての知識取得
・事務系などの資格取得
・職場実習
・セルフマネジメント(自分を知り、自分の体調をコントロールする方法を学ぶプログラム等)
などが挙げられます。各事業所によって、よく考えられたプログラムが実施されています。

サービスを使うことができる期間が2年と定められており、2年間の中で、一般就労に向けて、各事業所でプログラムが作られています。
そのプログラムを個人に合わせて、支援計画として作られていきます。

例えば、1年目にパソコンについての知識の勉強をしながら、SST(社会生活技能訓練)というプログラムを受け、2年目に職場実習に行く、といった、ざっくりした流れがあります。もちろん、この他にもプログラムを組み合わせることになります。

週3回利用しても、週5回利用しても、2年間の利用は変わりありません、
週3回利用したからといって、利用日数が増えるわけではありませんので、気を付けてください。

対象はどんな人?

一般就労を希望する65歳未満の方です。
就労移行支援を利用している途中で65歳になっても、最後まで利用できます。
サービスの利用を開始するときに、64歳であればOKです。

現時点で就職している場合は、サービスを使えませんが、休職中の方は使える場合があります。

どうしたら利用できるの?

就労移行支援事業所の見学や体験、サービスの利用申請を行わなければなりません。

・・・利用する人だけで進めることは難しいです。
前回の障害福祉サービスでも説明したように、まずは、相談支援事業所に相談しましょう。
近くの相談支援事業所を調べたい方は、市町村の障害福祉の窓口に問い合わせてみてください。

相談支援事業所は、就労移行支援事業所の情報をたくさん持っています。個々に合う事業所を探してくれます。
見学、体験もして、自分に合う事業所を探してみてくださいね。
サービスの申請も、相談支援事業所が手伝ってくれます。

おわりに

今日は、就労移行支援について説明しました。
就職に再チャレンジしたい人は、サービスを使うと大きなチャンスになりそうですね。
休職中の方や、現時点で就活は難しいと思っている方は、利用を検討して良いかもしれませんね。
利用したい方は、相談支援事業所に相談してみてくださいね。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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