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ゼロから始める「ふるさと納税」

【はじめに】※この記事は約3,000文字です。(読了所要目安:約4分)

「ふるさと納税」に関する、超初心者向けの解説です。

細かく説明しようと思えばいくらでも出来ますが、「どこから手をつければいいか分からない」「ハードルが高い」と思っている初心者向けに、なるべくシンプルに解説します。

私が「ふるさと納税」初心者だった頃に疑間に思ったことや分からなかった事など、数年間実際に「ふるさと納税」をやりながら、少しずつ学んでいったエッセンスをまとめました。

(注)「ふるさと納税」制度の個人的な啓蒙の為に私の実例を書いた記事で、どこか特定のふるさと納税サイトや、特定の地方公共団体を応援する為のものではありません。

【目次】

1.「ふるさと納税」の仕組み
2.わかりやすく数字で具体例
3.どういう流れ?まずは何からするの?
4.確定申告って面倒くさくない?
5. どんな期限や制限があるの?
6.結局このやり方が一番オトク
7.過去に寄付してよかったもの、いまいちだったもの

【本文】

1.「ふるさと納税」の仕組み

① 通常は自分の居住地に支払う住民税を、他の任意の地方公共団体に寄付する制度。
②なので「節税」ではなく、本来支払うべき住民税の一部を寄付できるという制度。支払う住民税の総額は原則変わらない
③ 制度利用料として2,000円の自己負担は掛かる。
④寄付額のおおよそ3割相当の返礼品が手元に返ってくるケースが多い。
⑤寄付額は一旦先払いして、翌年の税金が減額される形で実質還付される。

2.わかりやすく数字で具体例

具体的な数字でお示しします (数字はあくまで仮置きです)。

例)年収 600 万円、住民税年額24万円(天引き2万/月)、ふるさと納税上限6万

○寄付を最大6万円実施できます。 6万円以内なら幾らでも OK。
○最大6万円の寄付(実額支払)+2,000 円の自己負担あるものの、18,000 円相当(寄付額6万円の3割)の各地の特産品などの返礼品がもらえる。
○翌年の住民税支払年額が18万円(1.5万円/月)となり、給与天引きされる住民税が毎月5,000 円、年間で6万円減額され、事前に支払った寄付額6万円が、1年間かけて実質的に返ってくるという仕組みです。

3.どういう流れ?まずは何からするの?

① 自分の「ふるさと納税」控除上限額を調べる(各種「ふるさと納税」のサイトにて)※年収、扶養などの条件が分かれば、おおよその額がシュミレート可能
②寄付したい地方公共団体(=欲しい返礼品)を決める
③ 控除上限額の範囲内で、実際に寄付をする(地方公共団体の HPや各種「ふるさと納税」のサイトにて、クレジットカード支払、 振込、コンビニ決済などで寄付が可能)
④寄付金控除を受けるための手続を行う (確定申告or ワンストップ特例制度)
 A)ワンストップ・・・寄付先から郵送されてくる「ワンストップ申告申込書」に記載し、寄付先に返送する
 B)確定申告・・・寄付先から郵送されてくる証明書を確保し、申告に添付
⑤返礼品を受け取る(常温、冷蔵、冷凍など、商品により様々)
⑥翌年の住民税が減額される
↑↑↑ここまで確認できて初めて、「ふるさと納税」は大成功です!!

4.確定申告って面倒くさくない?

そんな人の為の、ワンストップ特例制度

寄付した地方公共団体から寄付証明書と一緒に送られてくるワンストップ特例制度用の申告書(概ね A4で1枚程度)を提出すれば、代わりに税務手続を地方公共団体が行ってくれます。

但し、ワンストップ特例制度を利用するには 1年間の寄付先が5ヶ所以内である事が条件です。6ヶ所以上に寄付を行うと、仮にワンストップ特例制度の申込書を全ての先に送ったとしても、 別途確定申告が必須になります。

ちなみに、私は毎年確定申告を行っておりますが、「ふるさと納税」だけであれば簡単なので問題なく自分で出来ますし、所要時間も慣れれば1~2時間くらいです。

5.どんな期限や制限があるの?

○寄付の区切りは年度でなく、暦年(1/1~12/31)。 
〇ネットのクレジット決済であれば大晦日の24時ギリギリまで、その年の分を申し込めるところが多い。
○確定申告の対象の人は、毎年翌年2月頃までに、税務署への申請が必要。
○ワンストップ特例制度利用の人は、申込書の提出期限は、確定申告よりもやや前倒到し。
○寄付分の税金が安くなるのは、翌年6月から。(2019年寄付分は、2020年6月から)。
○寄付のタイミングと返礼品の到着タイミングが大幅に異なる場合もある。

6.結局このやり方が一番オトク!

私は毎年以下のやり方でやっています。(以下個人情報もあり鍵かけます)

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