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2021年 高松宮記念 穴馬&予想印 考察メモ 3/28

中京1,200m

随時更新します。

適性考察:

(事実)

中京競馬場は変則開催の影響で今年2開催目。先週土曜日は最内が伸びない傾向、日曜日は不良馬場で相対的に内側有利。昨週Aコースから今週Bコースへコース変わり。土曜日現在で日曜日の降水確率90%と雨予報。朝9:00から降り続ける。土曜日の馬場傾向は内は荒れており、外を回した馬でも届く馬券内に届く傾向。時計傾向は10R4歳2勝クラス2,000m戦にて1,000m1.00.1のMペースで勝ち時計2.00.6と速くもなく遅くもなくフラットな傾向。

(考察)

雨予報もあわさり、使い詰めとなっている中京競馬場の馬場コンディションは、コース変わりと言えどタフな馬場コンディションになっていると推察。土曜日の好走血統もパワーを内包したスタミナ寄りの血統が多く好走。雨予報なので、土曜日の馬場傾向に頼らず当日の傾向見極めが必要だが、雨予報から低速ラップになりそうなので、①時計のかかる低速馬場が得意なパワー偏向の先行馬②Hペースでも直線で安定的な末脚を使える外枠差し馬。この2点を穴馬の適性として考えたい。

⭐︎ラウダシオン デムーロ

シルクロードS3着。古馬になって初のスプリント参戦で、モズスーパーフレアの引っ張る淀みないラップ推移を先行して、馬場の良い外側に進路を取りながら持続的に伸びてきて3着。内容は濃い。懐疑的だったスプリント適性を、本番と同舞台で実績を出した事で適正ありとの評価に結びつけた一戦。血統的にも父リアルインパクトは若い種牡馬ながらデータも揃ってきており、1,200mや1,400mの短距離戦で高い適性を見せている。母のトキオリアリティの影響が強いのかもしれない。キレる脚は無いが消耗戦でも持続力を武器にジワジワ伸びる印象で、スプリント適性があり、G1馬でもある当馬はここでもチャンスありと捉える。母系に中京1,200mが得意なストームキャットの血が入ってるのも推せる材料。不調が続いているデムーロも、ラウダシオン騎乗時はNHKマイル勝ちを含み1-1-1-0と、しっかりと実績を出しており、齋藤崇厩舎もクロノジェネシスの管理厩舎でもあり実績ある厩舎。結論として、総合して高い評価となるが人気を背負いそうであるし、キレる脚が無い=決め手がない、頭で買えないという観点から相手候補までというところで収まりそう。

⭐︎ライトオンキュー 横山典

シルクロードS2着。好スタートからしっかり折り合いをつけて好位追走。直線に入ると、荒れ果てて伸びない内を通った他馬が伸びを欠いて沈んでいく中、楽々と一頭抜け出して一時先頭へ躍り出る。後方から強襲を受け、Hペースをじっと我慢していたシヴァージに先着を許すも、G1馬のラウダシオンを抑えて2着を死守。この日、馬場の内側は死んでおり通常では伸びないポジショニングで抜け出してきた点は、本番の馬場も悪くなる想定であると考えると非常に有利に働く。元々パワーを必要とする洋芝巧者で、高速馬場では用無しだが荒れた馬場を力任せに突き進む低速ラップでこそ力を発揮するこの馬にとって、今回の適性は非常にマッチしていると考える。父のシャマルダルはストームキャット系統で中京スプリントでの特注血統。ダート寄りのパワフルさを持つ父に、母系も米国血統のゴーンウエストに加えてロベルトの血まで持っており、超パワー偏重型の血統構成。時計のかかる馬場になればなるほどこの馬にとってはチャンスになりそう。鞍上についても遂に古川を降ろしてきた。昆厩舎の第一ドライバーと言える横山典に本番でチェンジするという事は陣営側も取りに来ているヤリの気配を感じる。ゴドルフィンもスプリント戦には力を入れているし、人的要素の魅力も十分。この馬も6歳で、秋の時計の出るスプリンターズSと比較するとここが事実上のG1制覇ラストチャンスとなりそうで、鞍上の不気味さと強烈な荒れ馬場性能の適性から、穴の筆頭格として扱いたい。

⭐︎モズスーパーフレア 松若

前走シルクロードS17着。休み明けで斤量56.5kgを背負っていたにせよ、負け過ぎというのが印象強く。自分のペースでいつも通りの逃げを図るも、直線で競りかけられると一気に失速。気で走るタイプなだけに、レース数を積み重ねて精神的に疲労困憊になっているのかもしれない。スプリンター牝馬はもともと旬が短く、スプリンターとして必要なひたむきさが失われてしまうと途中でレースを辞めるようになる。3歳時良く走ったが年明けぱたんと走らなくなったラブカンプーなどが例。ここ3戦は並びかけられると粘りが効かず失速というレースが続いており、残念ながらそういった兆候が見られる。フォトパドックでの冬毛が目立つ点も、相関性はないかもしれないがこのような精神的な面と結びつけて勘繰ってしまう。テンの脚は衰えておらず、展開のキーになる馬であるが、快速でつついてきそうな馬がいるのでリピーターであってもここでは買いづらい。

⭐︎ダノンファンタジー 藤岡佑

前走阪急杯5着。出遅れて中団に潜り込みジリジリと伸びるも、他馬と脚色が変わらず5着まで。2歳チャンピオン牝馬であるが、クラシック戦線は3戦とも好走止まり。古馬になってからは牝馬限定戦でも苦戦しており、前々走の阪神Cで久々のVとなったが、経済コースの良いところを回ったポジション取りの勝利で、再現性は低い。典型的な早熟傾向なディープ産駒という印象で、5歳ながらもピークは過ぎてしまっている感がある。中内田厩舎であり、主戦騎手の川田が同じダノックスのダノンスマッシュに騎乗と考えると勝負気配はそこまで高くないし、雨馬場時に成績を落としている点も気になる。背景面では強く推せる材料は多くないが、先行できる強みと枠も良いところに入ったので、逃げ馬のポケットでポジショニングを気にしながらイン突き狙いの積極的な騎乗をすれば馬券内ももしくは。何にせよ抑えまで。

⭐︎ミッキーブリランテ 和田

阪急杯2着。Hペースを好位追走で、前目有利な展開を生かしながらも垂れる事なくインディチャンプの追撃も抑えて2着。スプリントのスピードにも耐え切れる適性を示した。ディープブリランテ産駒も短距離戦で実績を出しており、母父デインヒル系統も持続力に富んでいるし、雨馬場にも対応できそうな血統。前々走のオープン特別戦から直線でも馬がグイグイ進むようになり、短期間で覚醒している可能性もある。ノーザン-矢作厩舎で人的な背景も良く、剛腕の和田も好印象。枠が嫌われているのか全く人気がないが、この人気なら拾っておきたい。

予想印

◎ダノンスマッシュ

○レシステンシア

▲ライトオンキュー

⭐︎ミッキーブリランテ

△ラウダシオン

△レッドアンシェル

△ダノンファンタジー

△エイティーンガール







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