基礎編:ピン配置の設定


FPGAにコードを書き込むときには、ピンプランナーを使って、コード上のピンと、FPGAのピンを対応づける必要があります。

FPGAのピンはデバイスによって変わるので、デバイスに応じたピンを指定する必要があります。この記事ではDE10-Liteのピンのみ紹介します。

DE10-Liteについてさらに詳しく知りたい方や、DE0-CVやDE1-SoC、DE10-Standardを使用する際は下記書籍からご確認ください。


ピン配置 一覧

スイッチ


LED


クロック


プッシュスイッチ


GPIO



7セグLED





ピン配置が入力されたテンプレートファイル

上記のピン配置を入力するのは大変だと思いますので、公式サイトでピン配置などを入力してあるプロジェクトのテンプレートファイルが公開されています。

このサイトで「ダウンロード・ファイル」というリンクがあるのでクリックすると、ダウンロードが始まります。

ダウンロードしたデータは書籍のサンプルプログラムになっています。この中の「L00_Template」がピン配置などが入力されたプロジェクトファイルとなっています。

L00_Templateフォルダの中身

L00_Template.qpfファイルは、QuartusPrimeの「Open Project…」で中身を見ることができます。

Pin Plannerを開きます。

すると、ピンの設定がすべて済んでいるのがわかります。
DE10-Liteを使用している場合は、このテンプレートプロジェクトをコピーして使うとよいでしょう。

テンプレートファイルのコピー

テンプレートファイルのコピーは、QuartusPrimeの機能を使って行うことができます。まず、Project タブの Copy Project… を開きます。

新しいフォルダとプロジェクト名を指定してokを押すと、新しいプロジェクトとして開くことができます。


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