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大磯プチ観光日記

2拠点生活を始めてから、夫婦で初めて隣町大磯に電車で行ってきました。
この日は快晴。大磯の美味しいランチを食べに行こう!が目的で、旦那が2回程行ったことがある『鉄板ダイニング 龍』に向かいました。 
駅から歩いて10分ほど。暖簾をくぐり『2名です』と伝えると『申し訳ありません、予約の方のみで…』と断られてしまい、がーーん。
これは困った!と食べログなどのサイトを調べてみると、月曜日定休のお店がなんと多いことか!
結局旦那は仕事のため時間切れ。
駅のそばで見つけた『パンの蔵』という名のステキなパン屋さんで電車で食べられるようなおやつパンを購入し、駅に向かいました。

残された私は、せっかく来たからには大磯で何かおいしいものを食べたいしプチ観光をすることにしました。
昔から別荘地として賑わっていたという大磯ですが、いかにも偉人の元別荘のような洋館が駅のそばにあり、ランチの看板があったのでのぞいてみると、ちょっとお高めのランチメニュー。躊躇しましたが空腹に耐えられず館内へ。洋館の1番奥がレストランで、店内奥の大きな窓から、大磯の海が広がる景色が素晴らしく、吸い込まれるようにお店に入ってしまいました。
後でわかったのですが、ここは『迎賓館』という洋館の中の高級レストランでした。
『いらっしゃいませ』
ベテランのウェーターさんが窓際の景色のいい席に案内してくれ、席につき改めて景色を眺めてみると…この館は小高い丘の上に立っていて、お寺の屋根を気にしなければ、大磯の海から平塚ビーチ。江ノ島の方までしっかりと見ることができました。


しかも座った席からは、我がマンションもしっかりと見え、なんだかうれしくなって大磯の地ビール『大磯ピルスナー』を注文!昼ビールを堪能することにしました。
食事は店内の大きな窯で焼き上げるピザ、トマトソースがとても美味しいとウエーターさんオススメの『マリナーナ』(1300円)を注文。
サイズは大きめだったので『お持ち帰りもできますよ』と言われましたが、余裕の完食でウエーターさんも驚いていました。旦那様ごめんなさい!
ごちそうさまでした。
次に向かうは、戦後の大首相であった『吉田茂邸』。
ところが月曜日はやはり定休日…。
向かうあてがなくなってしまったので、迎賓館の右手に緑が生い茂る小道をブラブラ。
すると左手に『↑愛宕神社』と書かれた小さな看板と細い階段があったので登ってみることに。
鳥居を抜け、右に曲がると、木々に覆われとても小さな社殿があるだけの丘の上の神社でした。
社殿の左側に『富士山ビューポイント』と書かれた看板の方へ向かうと、なんと真正面にはっきりと富士山がそびえていました。


ここのところ悪天候が続き、なかなか富士山が拝めませんでしたが、神社で富士山を見ながら手を合わせるという、ちょっと贅沢な参拝となりました。
ここからダイヤモンド富士が見られるそうですが、当日はこの神社に人で溢れかえり、見られない人も多いかも。

その後、大通り沿いから突然緑に囲まれた茅葺き屋根が見え、覗いてみると『鴫立庵(しぎたつあん)』という草庵で、標石の裏に『ここ湘南は絶景!』というような和歌が書かれていたことから大磯が湘南発祥の地なんだそうです。知りませんでした!
鴫立庵の中の庭にたくさん置かれた石碑には有名な歌人の石碑などがたくさんあり、庭を一周するだけでも趣があり見応えたっぷりでした。
2時間ほどの大磯プチ観光でしたが、隣町平塚と比べて、のどかでのんびりした空気感がとても居心地がよく、また時間を見つけて行ってみようと思います。

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