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JOHN LOBB ABBOT

CHAPELを購入した日に目に飛び込んだブーツ。

「カッコ良い」という言葉ではない。

「美しい」の方が近い。

「芸術だ」と思った。

その日から僕の頭の中からABBOTが離れなくなった。


ブーツはそれまでにJ.M.Westonの

・サイドゴアブーツ

・ジョッパーブーツ

を既に持っていた。

しかしそれらとは全く違っていた。


ウエストンのそれは可愛くてカッコ良い。

これは僕が持っている印象。

しかし、JOHN LOBBは芸術だった。

artを手中に収めたくなる。

これは人の欲だろうか。


なにわともあれ、僕は早々に買いに出かけた。

これは人の業だろうか。

手に入れたら勿体無くてあまり履けない。

困ったものだ。

だって、眺めるために買ったわけないではないのだから。


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