スペイン巡礼 銀の道 Via de La Plata 持って行った物
4月6日から5月21日までの45日間(3日間の休息日を含む)南のSevillaから北上してSantiago de Compostelaまで、その後西に向かって地の果てと呼ばれるFisterra、そこから北上してMuxíaまで合計約1,123.4km歩きました。
その際に持参したものを書いてみました。
バックパック
Osprey Stratos 44 Men's Backpacking Backpack
*色々調べて、実際いろいろ見て、最終的にこれを選びました。バッグの上部からだけでなく、サイドからも取り出せて、バッグ全体を覆えるレインカバーも備え付いていて使いやすかったです。
トレッキングポール
*軽量で折りたためるタイプ。いろいろありましたが、お手頃な値段のものに。最後まで壊れることなく使用でき、かなり重宝しました。
シューズ
*銀の道ではハイキングブーツを履いている人と、僕のようにトレイルランニングシューズを履いている人と半々でした。僕はシューズを買いに行ったお店の店員さんでたまたま巡礼の道の経験者の人がいて、その人が平坦な道の多い銀の道を歩くのならこれだよと勧めてくれたのでこれに決めました。軽量で速乾、通気性に優れてて、僕には合ってました。800kmくらいまで頑張ってくれました。サイズは普段履いているのよりも一つ上のサイズ。
衣類
*嵩張らず、軽量、速乾性を重視で。ほぼパタゴニアの製品で揃えました。
ー半袖2枚
ー長袖2枚
ー長ズボン2着
*途中のMonesterioで荷物減らしのために1着送りました。リンクしたアイテムを常に着用。かなり良かったです。
ー半ズボンを2着
*同じくMonesterioで荷物減らしのために1着送りました。街散策するときに着用することが多かったです。
ー靴下3足
*Tabioのレーシングランと言うモデル。基本2足を交互に使用、一個は濡れてしまった時などの予備で。
ー下着4枚
*速乾性のもの。3枚あれば充分足ります。
ーカーフコンプレッション
*ふくらはぎ着圧サポーター。これで足の疲労や痙攣も防げたのでめちゃくちゃ良かったです。高価なのでなくても十分仕事はこなしてくれます。
ーレインジャケット
*レインパンツも持って来てる人や、ポンチョを使ってる人、傘の人もいました。
ーサンダル
*一日歩いた後は靴を脱いでこのサンダルで過ごしました。軽量で履き心地も良く、足の疲れも取れました。
キャップ
*日差しが強く、光を遮る木々もないようなところを歩くことが多いので帽子は必須。僕は野球帽でしたが、アウトドア用のツバの広い、首の部分も覆ってくれるような速乾性、通気性、撥水性のあるものが良いと思います。
タオル
*顔、手、体を拭く3サイズの大きさが入った速乾性のタオルセット。手拭き用と体を拭く2サイズあれば十分用が足ります。体を拭くタオルだけの人もいました。
寝袋ライナー
*選ぶならシルク製が良い。お金をケチってコットン製にしたので寒さもそれほど凌げず、重い上に嵩張った。サイドジッパー付きは夜トイレ行く時なども出やすいので便利。
サングラス
*途中Monesterioで荷物減らしのために家に送ってしまったんだけど、後で後悔。日差しがかなり強い日や風の強い時にサングラスがあればって思う時が何回もありました。
ヘッドライト
*歩いた4月、5月は朝7時前はまだ暗く、巡礼路は街灯のない場所が多かったので朝早い時間から歩き始める自分には必需品でした。ちなみにこのヘッドライト、使い勝手は良かったけど電池式で結構消耗が早く、予備も持たないと行けなかったので不便でした。なので買うなら充電式がお勧め。
First Aid Kit
*一通り必要なものが入っているし、値段もお手頃でそこまで重くもないので僕は持っていって良かったです。
整腸薬、葛根湯、抗生物質軟膏などは自分がいつも服用、使用しているのが良かったのでそれらはこちらから持って行きました。
バセリン
*靴擦れ防止の必需品。このサイズ(約50g)一個で45日間足りました。
裁縫セット
*靴擦れで出来た水脹れの応急処置で活躍してくれました。
100円ライター
*水脹れを潰す針の先炙り消毒用
Toiletries
ー洗顔、シャンプー、コンディショナー、ボディーソープ
*最初は全て持ってたけど途中から1種類で全てを補ってました。
ースキンケアローション
ー洗濯洗剤液
*無くなった後は体を洗う石鹸やシャンプーなどを使用。
ー折りたたみ式歯ブラシ
ー歯磨き粉
ーフロス
ー綿棒
ー爪切り
ーハンドサニタイザー
*歩く行程によって休憩ポイントがない時はその辺で休憩してご飯したり、時には用も足したりするので必需品。
ー目薬
*ドライな気候で目が乾くのでよく使用してました。
ートイレットペーパー
*野外で”もしも”の時。”もしも”は何度もあった笑
ー日焼け止め
*かなり必需品。4月、5月でもこのルートは日差しが強いアンダルシア州とエクストレマドゥーラ州を通っていくのでめっちゃ日に焼けます。
ー大きめの安全ピン
*洗濯干し場に常に洗濯バサミがない時もあったので持っていって正解。
ーフィルター付き水ボトル
*水は1.5Lの大きさで€1以下とかで売っているので水道の水を入れてこの水筒を使うことはなかったです。資源のことを考えると水筒持参は良いですが、水道の水の質が良く無いところもあるので持っていくならフィルター付きがベスト。
ーヨーロッパ変換アダプター
*必須。無いとどうにもならない。
ーモバイルバッテリー
*1日8時間以上外を歩き続けて充電がもたない時もあったので持っていって良かったです。
ーメガネストラップ
*リーディンググラスを着けたり外したりするのに首から掛けているとかなり楽でした。
持っていったら良かったなって思ったもの:
ーライトジャケット
*持っていったウルトラライトジャケットでは寒さを凌げなかったのでもう少し暖かいジャケット持っていけば良かったと思いました。
ー春夏用の寝袋
*アルベルゲによって毛布があるところとないところがあり、ガリシア州に入ってからはほぼ毛布がなかったので5月でも結構寒く、ジャケット、下は歩く時に着る長ズボンを穿いて寝てました。寝袋があれば寝袋ライナーはなくても良いかもですが、両方持って来てる人多かったです。
あれば良いかも、でもなくても困らなかったもの:
ーワインオープナー
ー洗濯機用洗剤
*洗濯機のあるアルベルゲに泊まったり、アパートメントホテルでの宿泊時に洗濯機で使用。現地で入手可能。
ーAirtag
*役に立ったのは空港のバッゲージクレームのみ。
泊まったアルベルゲなどに寄付して来たもの、結局使わなかったもの:
ーベッドバグスプレー
*初日のアルベルゲで寄付。ヨーロッパは多いと聞いてましたが、幸いなことに一度も被害にあわなかったです。
ーキャンプ用カトラリー(スプーン、フォーク、ナイフ)
*自炊する人はアルベルゲのキッチンにない時もあるので持ってくべし。
ー洗濯物干し用洗濯バサミ付きロープ
*干し場が混雑していることはほぼなかったので必要なしでした。
ーS字フック
ースイス・アーミーナイフ
*ワイン開け用のコークスクリューが付いているものなら重宝します。
ーコンビネーションロック
*アルベルゲにロッカーが無いところが多く、皆ベッド脇に置いてて鍵を使う機会はなかったです。貴重品は寝る時常に枕の下に置いて寝てました。
ー髭剃りシェーバーもしくはカミソリ
*験担ぎではないけれど髭は伸ばしたままだったので結局使用せず。
ー充電用延長ケーブル
*大概ベッド脇にアウトレットがあったので通常ので用が足りました。
ースキミング防止首掛け財布
*使い勝手が悪く、必要なかった。貴重品もシャワー浴びる時や寝る時は常に身近に置いてましたが、銀の道というルートもあったのかアルベルゲに宿泊するPeregrino達は大半が年配の人ばかりで盗難被害などなく、かなり安全でした。
ー折りたたみ式コップ
*ほぼ外食だったのと飲み物もビールか水を購入していたので使用せず。
現地で購入した物、買い足したもの:
ー体を洗うスポンジ
ー手袋
*薄手のものでも良いのであると良いです。
左足親指の負傷以来、3〜4日ごとに薬局で絆創膏や医療用テープを買ってましたが、消耗品なのでここでは省略してます。
初めての巡礼で、ありとあらゆる巡礼に関するサイトを読み漁ってこの内容になり、バックパック総重量も14~5kg近くになりましたが、こうして振り返ると持っていけば良かった物、現地で購入したものを合わせてもたった4つ、それ以外で必要だったものは全てカバー出来ていたので上出来だったと思ってます。
ちなみに歩き慣れた人たちは必要最低限で揃えてて、バッグの総重量は5kg〜8kgとかでした。
これから歩く方達の参考になればと思います。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?