記事一覧
明日来れば 忘れる話 つれづれと
語れる友の いる楽しさよ
腹の上 猫の按摩の 爪痛し
雲隠れす 山の高さは いかほどか
夜空行く白鳥にエール捧ぐ
うつろへる ふるさとの様に くしゃみする
冬木立 寄生木ぽつんと 実りあり
誕生日 産まれて初めて 立春だ
ひと握り 寂しさ込めて 豆をまく
焼け跡に 鳩の群がる どんど焼き
往く路に 枯れ草枯れ草 舞いおどる
一筋の髪から落ちる線香の花火ぽたぽた亡き夏思う
みちばたの電気畑にゆきつもる
コーヒーにミルクを入れて混沌の地をかき混ぜるくにつくりかな
甘く香る ハンドクリームの 冬告げる