記憶の海

本の感想?ですか。本って同じマンガでも、たまに開くやつとか一緒に時を進むものとか事実を確認するものとか、色々あるよね。言葉が発達して言語が随分体に浸透してくるようになってから、説明書とか書類とか、そんなもの一切読めなくなったよ。
決まりもルールも。命は惜しいけども。
少し前は、食材を買って料理をして、好きな本を温かい電気の灯りの中、読んで寝床について、幸せなことを考えながら眠りにつき、ぼんやりと明るくなる空を眺めながら空想にふけるのが楽しかった。ずっと休んでいられるかと思った。本を読んで。ただ動けなくなったけども。
ある程度身辺整理がすんで、昔書いてた手紙とかノートとかそんなものをわき目に、必要な本やこれは捨てられない、というものをかき集めて、これからに必要なことをまとめた。
幾らか自信にはなったし、幸せもたくさん落ちていたけど、考えることがありすぎてまとまらず、たくさん忘れ物をしてきたような気がする。
そんな忘れ物を取りに帰るのが、私の記憶の海を構成する大事なものだったりしたのだ。くだらない小さな感動とか思いとか気持ちが、案外大事だったらしいと今になって思う。
きっと全て作り物のまやかしなんだろうなと思うが、長らく続けてきた日課のようなものである自分のために文章を書く行いは、将来の私に思わず必要になったりする。20歳になったら開けようと始めた手紙も50通を超えたが、すっかり半分ほど落としてしまった。いつか回収しに向かわねば、私が保たれない気がする。次の30歳に向けて、ここで補いきれるだろうか。

そうこうしてるうちにたくさん思い出ができた。まだ人生捨てたものではないと、思えることもまだ、まだいくらかは残っている。
そろそろ終わりそうだけど。

明日はどんな好きなところへ行こう。誰にも知られず、一人の世界へ。私だけの町へ。消えてもなくなっても意味がなくなっても、きっとなんとかする。私はもう少しだけできる。やれる。かける。はずです。多分。

後になんの意味もなくても、今この瞬間は私だけのものですから!!
きっと取り戻します。

さて、記憶の海というのは私が過去に作った5ページくらいしか進まなかった漫画なのですが、確か記憶の海の管理人がいて、そこではいろんな人の記憶が水の玉になって転がっていて(昔読んだ漫画に影響されてるかな、ガマガエルの妖怪ですね)、その記憶の玉を元の持ち主のところに返す運び屋の話。記憶ってのはすぐ溶け合って混ざって濁って元の色がわからなくなりますから。

記憶の玉はそれはそれはたくさん落ちていて、確かその当時は「悲しみの玉」なんて呼ばれてあるものが私の空想ではあったらしく、今その悲しみの玉ってやつを解析していくとしたら、どうするだろう。勉強して知識も増えて…(その状態でのタイムリープってどうなんだろう)
まあでも、言葉にならない無意識が大事で、見るべきことなんだと気づいてからなんとなく記憶の…心臓の近くにあるざわめきは少しずつ形になってきた気がする。それが確定されるのは不思議と気分は悪くない。嘘です気分悪いです笑 が、セーブポイントっぽさがあってゲームみたいですね。顔が引き攣ってしまう

目が覚めてきましたがこの線路はいささか忘れ物が多いように思う。普通に進めばきっともっと素敵な世界を見ることができる確率も高くなるし、出会う人も事象も何もかもがたくさんあるだろうな、という入り口だけは理解している。 人というのは難しくて、わかってあるのにできないこともあるんですよ。
素敵な世界への入り口はたくさんあるしすぐそばにあるはずですが、一向にこの意味もなく文章を生成していく作業はやめられない。後で自分で読んで笑うんですけどね。お金になればいいのに…
何もかもを捨てて残った大量の本と気に入った服、適当に集めた食料と現代機器の文明発達的なスマートフォン、つまり鉄の塊、を持ってまるでテーマパークみたいな場所で食事をする。電波を漁りながら。
自分でも何やってんだろうと思いつつ、せっかくだし飲食店で黄昏るのやってみたいじゃん。
昔みたいに輝きはしないけど、多分書くものは書けるはずだよ。
足りないなんかを明らかにしていく旅とやらはまだまだ続きそうで、意味のない文章も少しずつ精緻化されている気がする。これから言葉数を増やして密度を詰めていくのだ。
やってみようというか、それくらいしかすることもない…けどそろそろ普通に万策尽きた感じがするので、もう元には戻れないかもしれないですね。

記憶の海を管理する人間がいなくなれば、きっと私の海もすぐに崩壊して守られなくなる。それほどに海は脆いのだ。たった少しの血が流れただけで本来の美しさが消えて無くなる。おどろおどろしく、恐ろしく消えていく暗い海となる。
思えば、海はもともと綺麗なものではなく、塩っぱい生命のスープと言っても過言ではないように思う。恐ろしいものだ。未知なる深海生物に巨大生物…

恐竜は絶滅したが、海はまだ生きているのか。
水族館ではなく、本物の海はまだ生きている。
そう、ネット世界の中にも海は生きている。

だから、私は生きてお金を稼がなくてはならない。

なぜなら、サブスクを解禁し、アニメ三昧の生活を、
送るためである。

〜追伸〜
高価なボールペン
手紙の数々
笑いのネタ
たくさんの絵
マジな絵描き
マジな字書き
マジな研究者
マジな必殺仕事人
マジな研究施設(BOOKOFF)

私もマジになる

記憶の海とは〜
淡い浮遊世界。学びや学習ののち、観測者に生まれるイメージの残骸。観測情報が大きければ大きいほど記憶の海は貧相になり、情報に頭は支配される。
心に届く情報を得ると、記憶の海は増大し、海に広大な記憶を与える。

記憶の海ネタ、水質汚染とか異物混入とか水量の問題とかにしてみようかなと…あと主人公に訳わからない新階級の海がある設定、
海の描写は水人間と海みたいな感じにしたい

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