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桃源郷 笠原桃奈卒業スペシャル

いつだって今のアンジュルムが最高&最強!!

「我らアンジュルム、ここにあり!」

武道館へ新たな旗を打ち立てた10人。
竹内朱莉リーダー体制の最高峰へ、狼煙があがったともいえるライブだった。
そして、笠原桃奈18歳の卒業コンサート。
アンジュルムの歴史でありアンジュルムを体現するアンジュルムの申し子。そんな彼女の旅立ちでありながら、アンジュルムとは? と再び問い、そのアンサーを示したライブだった。


※ ※ テレビ中継組です ※※
ただの叫び。どこのどの部分に心を動かされたのかについての備忘録。
基本推し(竹内朱莉さーん!)ばかり見ているので触れているメンバーに偏りがありますが全員好き!!


▼ オープニング

客電が落ちると一面がホットピンクに。
かわいい色のはずなのにカッコいい。桃奈のようにスタイリッシュでクール。

余談になりますが、私は元ジャニオタでした。
担当グループのコンサートオープニングは、どこから登場するのかわからず、開演のイントロが流れると「どこだ」「どこからくる」とファンは360度キョロキョロ。
ステージに登場する瞬間も演出。いきなり派手な音や特効と共にポップアップで飛び出してきて、きゃあああああああ!!!がデフォでした。

なのでアンジュルムのライブ始まりはとても新鮮でした。イントロが流れ、暗い照明の中、袖から静かに歩いて場位置につく。そうしてライトで照らされスタート!!
これもまたカッコいい!! 闇の行進がなんか良いです。そこに推しがいる。存在している。動いている。その事実だけで興奮する。
爆発の直前、全員で息を潜め、集中して、静かに位置につく。その儀式めいた所作がたまらなくいい。

で、今回もライトによって浮かび上がるグループのポージング。
絵画かと思った。革命前夜。
真ん中の桃奈がひときわ目を引いて美しい。デコだしのハーフツイン。白く透明感のあるつるりとした肌。隠すものなんてなにもない。これが私と主張するように高潔でクール。

個人的ツボは前列の莉佳子の立て膝。カッコよ!!
竹内リーダーは2列目。いつでも飛び出せて背後も守れる位置。けれど武闘派リーダーの立ち姿は常にリラックスも感じて。
未来の覇王鈴さまは腕組み仁王立ち。しおんぬはトリックスター。しおんぬだからハマるポーズ。
有能な文官でありながら実はめちゃ強そうなかむちゃん。姫のかみこの覇気。首の角度で物語が生まれそうなれいら。
闇に光り存在を知られたとしても、それがなに? と言わんばかりのケロンヌ。神の御子わかなちゃん。

まだ1曲も始まってないのに、これだけで語れる。長い。要約できない。うまくシュッとした文章にもできない。ごめんなさい。
このオープニングポーズだけで勝利を確信した。全員が気合い気力充分。こんなんと対峙したら勝てる気しないって。


▼ 赤いイヤホン

イントロでぶち上がる曲。不穏な不協和音に心がざわつく。なにがいいって、歌い出しが竹内さんです!! 不安を誘うオケとかわいく甘い声のギャップがたまらん!!! そして、まばたきをする度に現実かと目を疑っていたけど、うん、これは現実ですっ!!!

竹内さんがミニスカートですっっっ!!!! 超ミニです!!(大事なことなので太字)

いや、あれはスカートとは言えない。黒のショーパンにフリンジ。サイドの切れ目よ……。(Oh my…)
あそこで黒のショートパンツを履かせるアップフロントは信じられる。社交ダンスのラテンのような衣装だったら心臓がもたん。ありがとう寿命が延びたよ……。

赤いライトに照らされ戦闘力は充分。全員バチバチに仕上げてきている。ビジュアル、気迫、キレ、画面からの圧にやられっぱなし。カッコいい……

ハロステにその時の映像があるので、どうぞ!!



▼ 次々続々

ケロンヌの髪を振るダンスに竹内ismを感じる。目がキラキラ。この後カメラに抜かれること多し。わかる。目の中にラメいれてるんじゃないかって輝き。
間奏の「た~け~!!」コールはまだおあずけ。だからなのか竹内さんは踊らずリズムに乗ってウォーキング。そして最前まで歩いてくると舌ペロして去っていった。やめて…!! そんな仕草アカンっ!! 好きっ!!(どっちや)
次々続々トレインが次々続々カッコ良くて美しくてたまらん。


▼ 愛されルート AorB

イントロダンスを終えた莉佳子へマイクパス。熟練の技を感じる。
かむちゃんの歌声が力強い。甘さとかわいさを残しつつ強さも増した。これが1級マグロ解体師効果。あと衣装天才か。デコラティブなトップスとほぼタイツのような細いパンツを着こなせるスタイルに惚れ惚れ。
落ちサビのソロ繋ぎがいちいち強い。全員がスター。オールスター。すなわち銀河。宇宙。竹内さんの追いかけパートはライブでもすばらし。ぶらぼー!!好き。


▼ 乙女の逆襲

轟く雷鳴。そら雷も呼びますわ。まさに嵐が来てもおかしくないライブの熱。
竹内さん、フォーメーションの位置へつくのに余裕がある時は、通り過ぎて戻るといったステップが入る。その仕草がリズムを途切れさせず、音楽は鳴り続ける。

サイドステージへの桃奈、鈴ちゃん、ケロンヌの移動での先頭桃奈のウォーキングがただのランウェイ。歩くだけで魅せる。歩くだけでオーラを放つ18歳。え? 18歳!? 毎度年齢を確認してはビックリするよね。
サイドステージでセンターとなるケロンヌの輝きよ。ダンスかっこいいぞ!! アクセントを打つようなダンス。あぁ竹内ism…。

れいらのセンターステージでの間奏ダンスが優美。ボトムで隠れていても伝わる、脚先まで神経が行き届いた演技に惚れ惚れする。1人センターステージでメンバーが集まってくるのを待つ、一瞬の仕草と表情に心を奪われる。板の上にいる間は一瞬も気を抜いていない。常に曲を演じている。早く舞台をやらせてあげたい。偉い人!! 頼むよ!!

▼ MC
かみかみ竹内朱莉さんを愛でる時間


▼ ミラ・ーミラー  
(←教えていただきました。・の位置がおかしい。オモロいのでこのままで )

2人組になった時の、しおんぬケロンヌがかわいくて好き。竹内さんと桃奈が顔を合わせて楽しそうにニコニコしているのが眩しくて涙腺が緩む。
この一瞬一瞬をみんなが大切にしている。
かみこの輝きハンパねぇ。キラキラもギラギラも操っている。


▼ 七転び八起

ダンスメン! ! ダンスメンだれっっ??!! テレビにかじりつき確認。
莉佳子鈴ちゃんしおんぬ~~~~~~!!!!(ガッツポーズ)
莉佳子が背中を見せて「来いよ」って煽っている。カッコいい。食らいつく鈴ちゃんしおんぬも良い。三者三様なダンススタイルなので逆にバランスが良いのかも。個性派集団アンジュルムならでは。

歌割!! ねぇ歌割も大変っ!!
れいら!!「形勢不利も次のカーブで見事にどんでん返し」で陥落。「不利」の「り」のかわいい声から、「どんでん返し」の低音の凄み。なんじゃこの表現力。好き。
ユニゾンでの竹内さんの歌声の存在感よ。厚みが出る。あぁぁぁ好きぃぃ~~!!

ラスト「回り道でも」のセンターケロンヌにぶちあがる。「次がチャンスだよ」かみこのアップ強い。だがここは寄ってきてる桃奈とれいらも映して。絶対に美しいトライアングルやん。やーーん!!

最後のウィスパー「七転び八起き」も引いて全体図をーーー!!!
ラストパート、ダンスチーム選抜の鈴ちゃんしおんぬも熱いがケロンヌのダンスも熱い。激しいダンスでも笑っている。竹内ism…


▼ 限りあるMoment

完全に自分たちの歌にしている。
曲に寄せるのはなく、曲を引き寄せ自分色に塗り替える。結果、何を歌ってもアンジュルムになる。
莉佳子の声がすごく聞こえる。その説得力が頼もしく嬉しい。

ラストのれいらの力強さ。個人的に過去最高の「それだけ」
歌い終わった後、遠くを見つめたまなざしが物語を紡ぐ。その視線の先に何を見たのか。問い掛けて意味を考えさせられる余韻。好き。

▼ 愛のため今日まで進化してきた人間 愛のためすべて退化してきた人間

青みがかった照明もなんて似合うのか。
モーゼの十戒で海が割れるように現れたかみこが歌っている時に、しおんぬの背中に触れて何か(恐らくイヤモニ)を直してあげてる竹内リーダーのさりげないフォローにキュン。好き。(いちいち告白していくスタイル)
この曲好きなのでこれからも歌ってほしいけれど、桃奈のイメージが強いからしばらくは難しいのかな…。


▼ 出過ぎた杭は打たれない

歌い出しかみこの力強さ。このライブ、かみこが終始力強くて美しい。気合がすごい。
間奏ダンスの莉佳子の後ろでダンスのクセの強いしおんぬ好き。あれぐらいやっても浮かないんだから、アンジュルム濃いね。


▼ ダンスパート

なにが始まるの?? と息を飲んで見守っていた。視線を引き付ける桃奈の表情と演技力。音楽が良いね。なに??って興味を惹かれる

ごめん、ここは何度見ても竹内さんばかり見てしまう。激しいけれど、ミニスカだからか女性らしくしなかやなダンス。しゃがんで踊るとことか、肩と腕の使い方がたまらん。
ソロダンスはありがとうありがとうこういうの見たかったすごい素晴らし、きゃぁぁぁ~~~~~~っっっ!!!! スポットライトを浴びて踊る君は、まさしくダンスクイーン!!
個人的に女性の脚には生き様が表れると思っていて、竹内さんの脚には常に己を鍛錬し磨き続けてきた美しさがあると思います。今回の衣装は3パターンともおみ足を拝めて、ありがとうありがとう!

あかりかこは激しいダンスでも楽しそうに笑いながら踊るよね。好き。
莉佳子はリズムとリズムの間にグルーヴがある。竹内さんはリズムを打ちにいくような跳ねるダンス。どちらも良い。

莉佳子がこのようなスケール大きいダンスをこれだけぶちかませるのは、竹内さんの存在も大きいと思う。リズム、パワー、スピードで莉佳子が一人勝ちしない。だからグループとして在ることができる。

アンジュルムが個性派集団たるのは、全方位強い、最強オールラウンダーな竹内リーダーの存在も大きな要因。誰かが突出しようとしたら、枠に収めようとするのではなく自由に行かせる。そしてグループからはみだしてしまわないよう、間を埋める。それだけの力量があるからこその全方位のフォロー。そうして誰もグループの外へはみ出すことなく、結果グループ全体の枠が広がり大きくなるのだと思う。


▼ ぁまのじゃく

ピンク衣装かわいいーーー。それぞれに似合ってる。
特にれいら。散々焦らされたおみ足がここで解禁。ほっそ、ながっっ!! れいらは脚の表情が良い。脚でも表現する。好き。

ニコニコ歌うわかなちゃんかわいい。かわいくて歌がめちゃうまい。スマ曲の未来も見えた。キラキラしている。

ケロンヌのカメラ映りヤバいね。「カメラのランプと間違えて赤いペンライトをガン見していた」という衝撃の反省点を見事改善。カメラを捕まえて離さないまなざし。映るたびに星が飛ぶようなきらめきで、なんだ?ってなる。吸引力すごっ。

しおんぬの「クセが強いんじゃ」なダンス好き。筋トレに裏打ちされた体幹の強さ。

鈴ちゃんはくっきりとした歌声がいい。 ユニゾンを支えられる。 あと笑顔がとても増えた。 とてもとても綺麗に笑う。くしゃっと爆笑するのも好きよ。


▼ 新・日本のススメ

ケロンヌ!? ケロンヌさん!?? って二度見した堂々たる歌い出し。成長ハンパねぇ。
縦一列に並んだ先頭が鈴ちゃんで絵力がバカ強い。さすが赤を継ぐ者。
そこからみんなが左右にひょこ、ってなるフォーメーションに笑顔しか出ない。かわいいねぇ、みんなかわいいねぇ。お菓子あげたい。


▼ 魔女っ子メグちゃん

桃奈の歌のイメージ。
「子供だなんて思ったら」「大間違いよ女の子」を歌っていたMVの幼い桃奈から、まさに大人になろうとしている桃奈が歌詞の意味に深みを与える。

しおんぬのねっとりした「お~んなのこぉ~」いいぞ~!!
センター莉佳子と周囲を固めるキラキラ隊がかわいい。主に竹内さんが。衣装変えで髪とメイクも直しているから、いい女でかわいい。この曲はMVもかわいいんだよなぁ。衣装もひらひらしていて、竹内さんが超絶かわいいの!!好き。(何度でも告白する)


▼ マナーモード

このイントロを聴くと堂島孝平さんのギターを思い出すようになってしまった。ギターバージョンもカッコいいんだよね。いつかアンジュルムとセッションを!!
スタイリッシュ。これも桃奈が印象的な曲。あぁ、最後なんだなぁ…。サイドステージの莉佳子かみこ桃奈が最高にオシャレ。鈴ちゃんわかなちゃん、ちまっとしていてかわいい。顔を見合わせて笑うわかなちゃんに「ひ孫~」ってなる。すくすく育ちなされ。


▼ Uraha=Lover

莉佳子もそうだけど、れいらの歌い終わりの表情の残し方がとても良い。好き。
「ほっとしてるくせに」竹内さんにドキっとする。こんな顔させるなんて相手のヤツ出てこいやっっ!!(落ち着いて)
ユニゾンが新しい。竹内さんの声の印象が薄い。みんなが出しやすい音域なのかな?
なんか急にしっとりした雰囲気になったけど、この曲だからかなぁ?って思ったら、次の曲のイントロを聴いて納得。


▼ 交差点

キタ。魔曲。(失礼な)
ライブ中盤で泣かせにくる。イントロですでにヤバい。

先鋒わかなちゃんが見事に歌い上げる。竹内さん…!と見守る中、歌い始めて、よし…、あぁ~…って貰い泣き。泣き崩れる竹内さんの代わりにファンのクラップが歌を続ける。この流れにも泣けた。バラードだから通常はクラップはしないはず。突然湧き起こった手拍子は、こみ上げる涙で歌えなくなった竹内さんの背を優しく撫でて、代わりに桃奈へ歌を届けていた。

笑顔で歌うかむちゃんのマイクを持つ手が震えていた。かみこは笑顔で送りだしたいって気持ちで笑っていて、その強さが気高く美しかった。泣くのを堪える子、泣いてしまう子、それぞれが別れを惜しんでいて、向かい合って歌うこの曲は、エネルギー放出力の高いアンジュルムがひたすらグループの内側へ向けて想いを届けている曲だなと感じた。


▼ 泣けないぜ…共感詐欺

卒コンによって、交差点の次の曲が違う。今回は、泣けないぜ。
涙を振り払う曲がこれとはなかなかハード。ハードだからこそ切り替えろってことなんだろう。
自分のパート前に涙から立て直すためなのか頬をぷくっと膨らませてる竹内さんが丸い。丸くてかわいい。なにこの生き物~~!! 涙の止め方がかわいいのよ~~!!

「私の視線の方かもね」
ケロンヌ!! 歌も表情もシャープでカッコ良いよ!! すごいな!成長~!!

「オリジナルの衝撃に泣け~、Poh!!」
莉佳子が最高にイカしててブチあがる!! これで叫べないの辛い!!


▼ タデ食う虫もLike it

ユニゾンの厚みが好きな曲。

「情熱なめんじゃねぇ!」
かむちゃんがハマりすぎ。さすが高知の子。「なめたらいかんぜよ!!」
ふなちゃんからのパート継承も熱い。かむちゃんなりの「なめんじゃねぇ!」を育てて、今後オタクを震え上がらせてほしい。

サイドステージの莉佳子しおんぬがダンスしてるパート好き。しおんぬ食らいついてる!! 莉佳子の「モチ、ベーション」がロックでめちゃ大好きなのですが同志いらっしゃいます?

わかなちゃんは腰を落とす振りもガッツリ落として大きく踊ってる。あんなにちっちゃいのにアンジュルムに馴染んでいるのは小さく見えないように大きく踊っているから。がんばり屋さんだね、ばあば感激で泣いちゃう…

「誇れ!!」のユニゾンの厚みなんですか。力強いからズン、と胸に響く。

▼ はっきりしようぜ

イントロが鳴ったら、スッと表情が変わって振り付けに入ったケロンヌについ笑ってしまった。真面目にやってるのを笑うのは失礼なのだけど、あまりにも切り替えがすごくて。いいよ~かわいいよ~。

イントロのお姉さん組によるダンスがCoolでカッコいい!! 間奏の竹内さんエルボ3連発はカメラ固定で全部見せてほしかった!! 落ちサビのかみこの存在感。歌声からびんびん感じる覇気がすごい。


▼ ドンデン返し

「武道館行くよっっ!!」も、最早歌詞。
後半にきて歌もダンスもパワフルな曲。鬼のセトリ。
竹内さんの音ハメが毎回バチッと決まって爽快でカッコいい。軽くやってるけど、休符から入るあのパートを任されるのってかなりの手練れでないとムリだよね。信頼の証。


▼ 46億年LOVE

花火大会のスターマインな曲。
打ち上がれ、ブチ上がれ!! Loveとキラキラとパワーで発電しちゃうんじゃないか。……え? ここで46億きちゃうの??


▼ 地球は今日も愛を育む

イントロが流れて、久しぶりにこれやるのか~ってワクワクしてたら、着替えた桃奈が1人で出てきた。まさかこれってソロ!?!?
髪を1つにまとめて、黒のラメが煌めくパンツスーツの片側はドレスのようにドレープが波打つ。マニッシュ & ドレッシー。orではなくand。なんて桃奈っぽい素晴らしい卒業スーツなんだろう。

「出会う為に全てがあるんだと確信した夜」

桃奈は語るように歌う。だから歌詞の言葉の意味が心に響く。
卒業の日に、渡され胸に抱えた大きな花束から、一輪を抜いて手渡すように歌う。分け隔てなく、惜しむことなく愛を差し出していた彼女が最後に伝えたいこと。
あなたもわたしも。「地球は今日も愛を育む」



▼ 手紙朗読

名文しかない手紙。
重要な箇所にマーカーを引きなさいと言われたら、ほぼ全文引いちゃって、チェックシートを被せたら何が何やらわからなくなるに違いない。(学生時代の私)

「このあたたかさを、優しさを知っている私は、私を特別だと思えます」

わかってはいたけれど、この言葉でたくさん愛されてきたのだと改めて知った。注がれる愛を当然のものと受け入れるのではなく、「愛とは」と考え、掴み、そうしていつも彼女は彼女なりの愛を行動だけでなく言葉にも変えて伝えてきてくれた。
Big Loveという言葉ができてから、アンジュルムメンバーはその言葉で彼女達の間で交わされる感情や触れ合いを括ってしまうことが多くなったけれど(もちろんそれも正解)、桃奈はアンジュルムを取り巻くあたたかさや煌めき、繊細な儚さまでも瑞々しくブログなどで綴っていた稀有な存在だった。これらの言葉が今後、アンジュルムの外から紡がれることになってしまうことが少し寂しい。純粋に桃奈の書く文章が好きだった。

自分を特別だと知っている桃奈は、ノブレス オブリージュを胸にこれからの道も歩んでいくのだろう。
あなた自身が灯となりて、進む未来に幸あれ。

名文なのでぜひ彼女の声で聞いてほしい。



▼ メンバーご挨拶

青衣装みんな素敵。デザイン違いが全員正解!! 満点!!
桃奈の卒業スーツの黒のキラキラと、メンバー衣装の一部の濃紺キラキラが統一感があって素敵。
戦闘力高い赤も似合うがエレガントな青も似合うアンジュルム。
みんな美しいが、竹内さんが!!! まとめ髪が天才!! ショートパンツありがとう!! ブルーの衣装に白い肌が映える。何回惚れさすんや…。何回でも惚れるぜ…。

ケロンヌの「一緒に過ごす時間が少なかった」ではなく、「笠原さんと過ごせる時間は貴重だった」という言葉選びが好き。
気丈な年下組。感情あふれる先輩組。全員が自分の言葉で伝えようとしていて、いつもすごいなと感じる。


▼ 友よ

「友よ、約束しよう。必ずやここに集合」

卒業コンサートのラスト近くで歌うこの曲があるから、アンジュルムは卒業してもアンジュルムなのかもしれない。集合する場所がある。だから「バイバイ」ってそれぞれに向かうことができる。
歌詞という言霊。改めて良い曲をありがとうございます。

両手を広げる竹内さんの元へ駆け寄る桃奈の絵は、演出を超えて爆発していた。(桃奈のイヤリングの片方も吹っ飛んでた)
ラスト、歌いきって顔を上げた桃奈の顔は清々しくて。あぁ、旅立つんだ、引き止められない、と実感した。
……バイバイ、またね!!


▼ 大器晩成

おなじみのライブ定番曲が進化を遂げた瞬間を見てしまった。
アンジュルムは与えられた曲を自分たちに引き寄せ飲み込んでアンジュルムにしてしまう。これだからライブはすごい。(配信組ですが)

曲中にかむちゃんケロンヌしおんぬがジャンケンして、勝ったしおんぬが手を挙げていたのに笑う。しおんぬはパフォーマンスはカッコいいのに挙動は面白みがあってかわいい。好き。

立ち位置を間違えてダッシュしてくる莉佳子と迎える3人も良き。
いつもの楽しく飛び跳ねる大器晩成でラストへ向けて多幸感で満たされていた。落ちサビの前にセンターステージに全員が集合する。

「何にも惑わされずに」
竹内さんが注目を引き付け高らかに歌い、ふっと表情を緩めるから「ん?」って見ていたら、遮るように立ち上がったのはわかなちゃんではなく桃奈!!!

「どんな時代にも流されずに」

わぁぁぁぁぁぁ~~~っっっ!!!!!なんだこれっ!!! なんだこれっ!!! なんだこれぇぇ~~~っっっ!!!
なんて粋なことするの!! この曲のここをパート変更するっ!?!?
天才!! 演出が天才っっ!!! すごっっ!! これが成立してしまうアンジュルム。応えた桃奈の歌声が強く強く響く。高音のこのパートを初めての1回でバシッと決めるカッコよさ。フォローするメンバーもすごいっっ!!!

何という説得力。歌う人によってそれぞれのパワーがある。
まさに決意表明。どんな時代にも流されない。私は私の道を行く。
こんな花道ある? 大器晩成なんてひっくり返せよ!という曲をはなむけにして送り出す。

ずっとむろたんがキラキラとまばゆい未来を感じさせながら歌い守ってきたパート。かみこが頼もしく受け取って、「新時代の扉が開いたみたい」と莉佳子が評したわかなちゃんへとバトンは引き継がれた。そしてこの日、桃奈が力強く宣言するように歌う。最初にして最後。けれど、曲に歌詞に、新たな価値と意味を重ねるには十分なほどのパワーで。

歴史が変わった。そんな気持ちで見ていた。圧倒されて高ぶって、わぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!って何にも形容できない感情が溢れてこぼれまくって、どうしようどうしよう!!!ってうろたえているうちに「ありがとうございました!」「アンジュルムでしたっ!!」

………終わった…



今年1度きりの単独コンサート。しかも卒業コンサート。続・花鳥風月のツアーの最中でリハーサルの時間も少なかったと聞いた。前日もそれぞれのチームで遠征をしてライブをしていたメンバーもいる。それらを全然言い訳にしない。いつもアンジュルムは今が最高最強なんだと全員が見せつけていた。あぁ好きだ。やっぱり好きだ。この一瞬一瞬を大切にして、全力を注いでエネルギーを放出するアンジュルムだから好きなんだ。

照明が消えてホットピンクのペンライトがさざ波のように揺れる中、桃奈コールの手拍子に迎えられ桃奈がステージへと現れる。

「心から愛しています。どうかみなさん、お元気で!!」

お元気で。
「今までありがとうございました」など、過去形にはしていかなかった。それが嬉しい。まだ続いていける。そう願っている。だからどうか、お元気で!!


▼ まとめのようなもの

終始「これがアンジュルム」と示し続けたライブだった。卒業コンサートではあったけれど、卒業していくことも含めてアンジュルムだと全てを見せていた。鮮やかでパワフルであっぱれで、寂しさはあれど「ブラボー!」「ありがとう!!」って、ひとりスタオベで拍手。こんなに満たされたのは久しぶりだった。


※ 大器晩成の落ちサビ前で竹内さんが屈んでいたのは「友よ」で桃奈が落としたイヤリングを拾ってたのかな? きしもんがラジオで言っていたシーンだよね。その拾ったものを衣装のポケットにしまって、あの落ちサビを何事もなかったかのように歌う竹内さんもすごいが、気付くきしもんもすごい。教えてくれてありがとう。
#竹内朱莉すごいぞキャンペーン


▽ 名称について ▽

竹内さん   …… 竹内朱莉(リーダー)
莉佳子    …… 佐々木莉佳子
かみこ    …… 上國料萌衣
桃奈     …… 笠原桃奈
かむちゃん  …… 川村文乃(サブリーダー)
れいら    …… 伊勢鈴蘭
鈴ちゃん   …… 橋迫鈴
ケロンヌ   …… 川名凜
しおんぬ   …… 為永幸音
わかなちゃん …… 松本わかな


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