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もしも悪徳美容外科の被害に遭ってしまったら


はじめに

正攻法では勝てない 

 悪徳美容外科の被害に遭われた方は今とても辛い最中にあることと思います。お金を払って綺麗になるはずだったのに…悔しいですよね。こちらの記事は、きっとそんな方々のお役に立てると思います。

 まず、どんなにクリニック側が悪くても裁判を起こすのは基本的にお勧めしません。美容医療トラブルの場合、被害者が裁判で勝つケースがほとんどないからです。言い値で金額が決まり、美的価値観が人によって異なり、法律の規定が少ない美容医療はグレーな世界。勝ち目が少ない裁判には多くの弁護士が難色を示します。やっとの思いで探した弁護士に依頼する費用やその他諸々かかる費用と、もらえるかわからない慰謝料を天秤にかけると、手元に残るお金は微々たるものです(むしろマイナスのことが多い)。つまり、かかるお金と時間と心の負担を考えた時に、そこまでクリニックに恨みを持ってるなら訴えるも良し、お金をもらうことを目的としてるなら費用対効果が合わないのでやめた方が良いということです。「お金なんてどうでもいい!わたしは自分のプライドのためにクリニックを訴えたい!」という方にとってこの記事は役に立たないので回れ右してください。

 多くの方は『クリニックが非を認めず、返金・修正を提案してくれない』などの不誠実な対応で困っていると思います。それを解決するためには、既述した通り悪徳美容外科に正攻法(裁判)で戦っても意味がありません。ここでは、わたしが元悪徳美容外科勤務であることを活かし、裁判に勝たずしてクリニックに誠実な対応をしてもらうための『違う角度で勝つ方法』をお教えします。

 
実は、裁判を起こしたくないのは患者側だけではありません。クリニック側も同じ気持ちなのです。勝ち負けの問題ではなく『裁判を起こされた』事実が報じられるだけで悪評が広まり、社会的信頼がなくなります。クリニックも法人なので、社会的信頼がなくなってしまったら経営困難に陥ります。万が一被害に遭ってしまった時はここを上手く利用するのです。

勝つためには強気であれ

 美容医療はグレーな世界であると言いました。施術は言い値、決まりがないのです。悪徳クリニックでは悲しいことに、患者様によって値段や対応が違います。それはつまり、整形失敗を訴えた時も患者様によって対応を変えていることを意味しています。経験上、弱気な方には強気に出ていた印象です(クズすぎます)。

 執刀医を信じて手術を受けたあなたは何も悪くありません。不誠実な執刀医およびクリニックが悪いんです。誠実な対応を求めるのは当然のことです。お金をもらうのが当たり前、という気持ちを強く持ってください。決して悪徳クリニックに対して下手に出たらいけません。

 既にご相談いただいた被害者の方の中には、希望以上の返金をされた方もいらっしゃいます。

『返金』ではない。クリニックからもらえる可能性がある『お金』の正体

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