NetflixのFirst Loveが素晴らしかったので書く

NetflixのFirst Loveを見た

先日世間からはかなり遅れることにはなったがNetflixの First Loveと言うドラマを見た。恋愛系のドラマを見たのは久しぶりだったが、世間の評価通りすごく良かったので書き残しておきたい。

ざっとあらすじ

満島ひかりと佐藤健が主演、旭川や札幌など北海道が主な舞台となっており、高校時代から始まった関係を描く流れになっている。最近のシリーズドラマによくある過去と現在を行き来する構成で、たまにどの時代か分からなくなる瞬間もあったが基本的にはすんなりとストーリーを受け入れることができた。一度結ばれた2人がある事件をきっかけに離れることになり、ある時再会しまた時が動き出すがお互いにはそれまで過ごしたそれぞれの人生があり、という王道といえば王道の話である。
あらすじだけだと新しさはないかもしれないが、なぜだかすごく見終わった後に余韻が残った。

印象的だったこと

1. 鮮やかな色彩

ドラマを見始めて、まず思ったのが映像の綺麗さだった。北海道という景色の綺麗さもあるが、場面に出てくる色がシンプルで綺麗に感じた。例えば演者が来ている服が基本的に青や白、赤で構成されており、各場面でそれぞれの人物が際立って見える。誰を見れば良いのかも分かるので視線にも困らなかった。また、満島ひかりは青、佐藤健は赤というような色で分かれている場面もあり、対比にもなっていると感じた。この監督は色彩へのこだわりが強いらしく、スタイリストは毎回苦労するらしい。また、ロケも納得がいくまで何度も行うそうで、かなり大変な撮影だったらしい。そのためかドラマ中の景色はどれも素晴らしかった。

2. 記憶が鍵になっていること

あらすじで述べたある事件とは、事故により満島ひかり演じるヒロインが記憶を失ってしまうことだった。それも佐藤健演じる役との思い出が詰まった高校時代を中心にという残酷なもの。
その部分に蓋をしたままそこからの人生を歩んだことで2人には距離ができてしまい、それを越えるというのがドラマの軸になっているように感じた。

記憶障害を題材にしたドラマや映画はこれまで数多く描かれてきた。君に読む物語や、最近のドラマではアンメットなど、特に目新しい題材ではない。ただし、宇多田ヒカルの曲がこのドラマの主題歌かつキーになっていることもあり、うまく機能していたと感じた。

3. 宇多田ヒカルの曲

先ほども書いたが、ドラマ名の通りこのドラマは宇多田ヒカルの曲が原案に関わっている。 First Loveから初恋という曲が出るまでの人生をテーマにしてドラマが作れないかという企画が持ち込まれ、このドラマが出来上がった。挿入歌という形でも使われているし、実際に主人公達の高校時代が First Loveがヒットしている設定になっており、ドラマにも密接に関わってくる。

宇多田ヒカルの曲が名曲揃い。

何度も見たい

良いところがまだうまく言語化できていないものも含めて、これ以外にもたくさんある。まだ一度しか見ていないが、何度か見ることで気づくこともあるらしいので繰り返し見ていきたい。
北海道にもまた行きたい。

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