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92歳を迎えた長谷川理事長よりご挨拶申し上げます

理事長ビデオメッセージ

2月の現地視察ツアー見合わせ

世界的にコロナウィルス感染が深刻な状況になってきております。そのような中、ASAPは2月27日から3月6日にかけて副理事長大沼をはじめとする4名での34回目の視察訪問予定しておりましたが、コロナウィルスの広がりを受け急遽中止をしたことをご報告致します。設立以来、はじめての訪問中止であり、予定しておりましたポーリン中学校校舎の落成式を実施できなかった事は非常に残念でありました。

サレイ先生帰国とコロナウイルスの影響

昨年4月から日本に招聘していたサレイ教諭も、帰国予定は2月27日でしたが、カンボジアに4才の子どもを置いてきているという事を考慮し、「とにかく無事に帰国させる」ことを最優先して 2月7日に急遽帰国させました。

まだ日本国内に広がる前でしたので周囲からは「いま?」という声もありましたが、実際2月末にはかなりの感染拡散状況になっておりましたので、早期に決断し帰国させて本当に良かったと胸をなでおろしております。

現在シェムリアップでも感染者が増加しており、無期限の全校休校で通りもひっそりとしているということです。医療の整っている日本と違い、町ですら十分な医療体制が整っていないカンボジアです。コロナウィルスが広がったら大変な事態になると思うと広がらないことを祈るばかりです。

コロナウィルスが収束しない限り、ASAPもカンボジアへの渡航も安易には再開できませんが、幸いなことにASAPには現地に頼りになるサポーターが何人もいます。その方たちの力を借りながら出来る支援を粛々と継続して参ります。

92歳という年齢を迎えて

昨年パスポートの更新時期を迎え、92才という年齢等を考慮した結果から断腸の思いではありますがパスポート更新手続きを断念いたしました。まだまだカンボジアに足を運びたい気持ちはありますが、現地で入院等となれば周りに大きな迷惑を掛けてしまいます。

70才後半から始めたカンボジア支援。これまでの渡航回数は恐らく30回位になるでしょう。今後は日本国内から活動を支えて参る所存であります。どうか皆さま、引き続きカンボジアの子どもたちのことを宜しくお願い申し上げます。

皆さまへバースデードネーションご協力のお願い

(事務局より)
2月に帰国したサレイ先生が勤めているタットム小学校。ASAPが2007年から支援を継続している学校です。この度、サレイ先生と協力し、同校の校舎寄贈プロジェクトを立ち上げました。

理事長のビデオメッセージにもありましたが、サレイ先生にとって今回の留学は大きな経験となり、これからカンボジアの教育基盤の発展に活かしてくれることと存じます。

みなさまにもぜひサレイ先生の活躍を見守っていただき、また今回92歳を迎えた長谷川理事長のバースデードネーションとしてご寄付を賜りたく、心よりお願いを申し上げます。プロジェクトについては、下記の特設ページをご覧ください。