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asanotski
2016年9月26日 00:42
さわやかな風が頬をなでる。 まだ朝日の昇りきらない暁時、いつもこうして草原を眺めるのがエナの習慣だ。 右も左も、見慣れた景色。それをゆっくりと、全身に風を纏って感じていると安心する。―ここは、私の場所。私の世界。 深呼吸をひとつ。そうしたら、朝一番のあいさつをしにいこう。 トゥトもマァも、一つ下のミラももう起きて卓を囲んでいる頃だから、少し遅れたことを詫びながら。 それもいつものこと、