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1日の終わりに。2024.1.3



鈍行に揺られ

展覧会PERSPECTIVE 時をつなぐ眼差しへ出向く冬暁

中へ入ると右手を頼りに暗闇を進む
その先には閑かな光と共に
その姿は現れた

どれほどの時の中で
紡いできたのだろうか
写真も言葉も
家康との境界線がわからなくなる

いにしえも、今も、行く末も
どの世も入り乱れているようで
でも、たしかに、共に生きた証があった

仄見える苦悩と葛藤、潤いと孤独、暖かく美しい言葉と声と光の一つひとつが
私の内に語りかけてくる

その全ては繋がり、この空間で共鳴していた

三が日の最後の日
時をつないだファインダー越しのものがたりが、胸に沁み入るよもすがら
感情の渦に飲み込まれた

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